※僕が20代でダンススクールに通っていた頃の体験談の続きです。ダンス編は毎週日曜日に更新中。
いよいよ、初めて来たクラブでの、ダンスイベントが始まりました。
トップバッターの女性チームが、キレッキレのダンスを踊り始めました。
見た目が本格的なだけあって、スキルもすごく高いです。
日焼けした肌に細かい三つ編みの髪型で、黒人風ファッションでこれだけガッツリ踊っていると、もうとても日本人には見えません。
僕は、自分が海外に来たかのような気分を味わいながら、ダンスチームの踊りを眺めていました。
このイベントは別に勝敗を決めるコンテストではないので、気楽に見ていられます。
それにしても、このクラブは小さくて狭い空間なので、お客さんとの距離がすごく近いです。
最前列にいる僕の目の前で、ダンサーが手足を素早く動かすと、自分の顔に風圧まで感じられるほどでした。
この距離の近さは、ダンススクールの練習でも味わったことがないものでした。
この距離感が、クラブの特徴なのか?それとも、この店だけの特徴なのか?
分かりませんでしたが、あと少しで自分も踊る側になると思うと、緊張してきました。
大ホールとは違う緊張感
僕がこれまで経験したダンスのイベントは、
・夏祭りの路上(最前列のお客さんとの距離=10メートル以上)
↓↓↓
・市民ホール(最前列のお客さんとの距離=5~7メートルぐらい)
↓↓↓
・東京のデパート(最前列のお客さんとの距離=2~3メートルぐらい)
という流れでした。
そして今、クラブの超至近距離のイベントにたどり着きました。
空間の広さという点でいうと、だんだん小さくなっています。
空間の広さに合わせて、お客さんとの距離もだんだん狭まってきて、ついに目の前1メートル以内にまで来ました。
おそらく、この状況が最も近い距離でしょう。
これ以上近くなったら、踊りながらぶつかってしまいそうです。
これだけ近いと、お客さんの表情まで見て取れます。
全員の視線を感じます。
大きなステージとどっちの方が緊張するか?と言われたら、やはり近い距離感の方が視線を感じる分、緊張するような気がします。
いつ出番が来るか分からない恐怖
大ホールでのイベントも、デパートでのイベントも、これまではちゃんとした進行表が事前に渡されていました。
進行表には、出場チームの数と名前、出演の順番が書かれています。
本番の前にはリハーサルもあって、1チームが終わったら、すぐ次!みたいな感じで、テキパキ動くことが求められました。
大ホールでは、ステージに出るのにもたもたしていると、「遅いよ!すぐ準備して!」と先生に怒られました。
デパートのイベントも、そこまで厳しくはないかったものの、きっちり進行表に沿って動いていたので、チーム同士のステージ上での入れ替わりはとてもスムーズでした。
でも、今回のクラブでのイベントは、進行表はありませんでした。
受付の人に自分たちの出番がいつ頃になるか確認したところ、「進行表とかは特にないから、分からないですね~。たぶん順番は、DJがその場の雰囲気で決めるんじゃないかな。」と言われました。
そういうものなんだ!
と思って、驚きました。
実際にイベントが始まってからの進行を見ていると、DJがチーム名を呼ぶと、お客さん側にいる人達の中から、ダンスチームのメンバーが出てきて、「イェ~イ!」とか言いながら踊るスペースに立つ、みたいな流れでした。
呼ばれた人達も、「おっ!次は俺たちかぁ~!」みたいなリアクションで、事前に何も知らされていないようでした。
クラブ全体がこのユルい感じなのか?それともこの店だけユルいのか?までは分かりません。
自分たちがいつ呼ばれるか分からないというのも、別の緊張感があります。
このアドリブ感が、クラブのダンスイベントの醍醐味なのかもしれません。
大ホールで求められるスキルとは、また違った部分が鍛えられると感じました。
僕らはドキドキしながら、「次は自分たちの番かもしれない」という緊張感と戦いながら、目の前のダンスチームの踊りを見続けました。
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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