From  師範代Shinya(新村真也)

(※僕がカナダにビジネス留学していた頃の体験談の続きです)

 

スタンレーパークでローラーブレード体験をした後、僕とデイビッドは、デイビッドの家に向かいました。

 

デイビッドの部屋は、いかにも男の一人暮らしといった感じで、けっこう散らかっていて、部屋は広くはありませんでしたが、狭くもなく、快適でした。

 

日本の1人暮らし用アパートだと、6畳くらいのひと部屋に小さなキッチンが付いているだけとかだったりしますが、ここはさすがにカナダだけあって、それなりの広さと部屋数があります。

 

デイビッドは、冷蔵庫の中からジュースのビンを2本取り出すと、1本を僕に向かって投げました。

 

僕は慌て受け止めました。うまくキャッチできました!

 

このラフな感じが、いかにも西洋文化な感じです。

 

家で仕事?!

僕らはしばらく話したあと、デイビッドがパソコンを開きながら、僕に向かって言いました。

 

「ちょっと片づけなきゃならない仕事があるもんで、しばらくこっちに集中してもいい?」

 

おっ!仕事か!てっきりカナダ人は仕事とプライベートをきっちり分けるのかと思ってたけど、意外にも仕事を家に持ち帰ってるんだな。

 

僕:「もちろんです!まだ仕事終わってないんですか?」

 

デイビッド:「まあね。仕事って言っても、俺たちの会社の仕事じゃないよ。」

 

僕:「え?違う仕事?」

 

デイビッド:「そうそう!俺、実はもうひとつ仕事しててさ。これは自分で立ち上げたビジネスなんだけどね。」

 

デイビッドの「ひとりビジネス」

 

僕:「え?マジっすか?副業ってことですか?」

 

デイビッド:「うん、まあ、そんなもんかな。いずれは、こっちの方の収入が本業を上回ったらいいなと思ってるけど。」

 

僕:「どんな会社を作ったんですか?」

 

デイビッド:「アジアとかの英語を母国語にしていない国に、カナダ人を英語講師として派遣する会社。」

 

僕:「へ~!そうなんですね!英会話スクールの講師を発掘するってことですか?」

 

デイビッド:「そうそう!アジア圏の国の英会話スクールの経営者にとって、ネイティブ講師を探すのって、実はけっこう面倒さ。英語圏の国に社員を派遣して、面接をやって、受かったらこんど渡航手続きの書類を揃えて・・・とか。」

 

僕:「なるほど!」

 

デイビッド:「そういうのを全部俺がやるってわけ。俺が求人広告を出して、候補者を面接して、俺の目で見て講師として合格の人だけを採用して、その人の渡航書類を揃えてあげるって感じ。」

 

僕:「なるほど!」

 

デイビッド:「そこで、その人の採用が決まったら、手数料をもらうって仕組み。」

 

僕:「それを全部ひとりでやってるんですか?」

 

デイビッド:「そうだよ。」

 

僕:「会社の勤務時間外でそれやるのって、大変じゃないですか?」

 

強みを生かした副業

デイビッド:「そう思うでしょ?だからやる奴が少ないんだよ。でもね、これは俺の強みを生かしたビジネスなんだ。

 

俺は、前に、韓国の英会話スクールで講師として働いていた経験があるって言ったの覚えてる?」

 

僕:「はい、覚えてますよ。たしか、3年くらい英会話スクールの講師をやってたって。」

 

デイビッド:「そうそう!その時の経験とコネクションを生かしてるってわけ。採用されて渡航するまでのプロセスも全部自分で体験してるから分かるし。

 

それに、元英語講師の俺にとっては、候補者の面接はやりやすいんだよね。この人は教えるのに向いているかな?とか想像しやすい。

 

それに、初めて海外に渡航する候補者側の不安も分かるから、俺の経験を元にアドバイスしたりできるさ。」

 

僕:「それはいいですね!でも、面接する時間とかどうやって作ってるんですか?仕事後にやってるんですか?」

 

ネットでビジネス

デイビッド:「うん。面接って言っても、スカイプを通してオンラインで面接するさ。だから、お互いに自宅にいながら面接できるってわけ!たぶんシンヤが想像するほど大変じゃないよ。」

 

僕:「そうかぁ・・・今は何でもインターネットでできちゃうんだなぁ・・・」

 

デイビッド:「インターネットで面接できるとはいえ、基本的にはリアルタイムでやりとりするわけだから、アジア圏の英会話スクールにとっては、時差がネックになって、自分たちで面接するのは難しいさ。」

 

僕:「なるほど!時差ですか!」

 

デイビッド:「俺はカナダに住んでるから、たとえすごく離れたエリアでも時差は数時間。仕事が終わった後でも十分に面接する余裕があるってわけ。」

 

僕:「なるほど~!」

 

ライバルが少ない市場

デイビッド:「たぶん、カナダでこれやってる人はまだ少ないから、おいしいジャンルだぜ!しかも、これからアジア圏の国で英語教育に力を入れるところはどんどん増えていくから、需要の拡大も見込めるし!」

 

僕:「スゴいっすね!」

 

デイビッド:「ってわけで、俺は今から、最近採用した候補者の渡航書類を揃える作業に入るから、シンヤは自由にしてていいよ。テレビ見るなり、雑誌読むなり自由にしててくれ。」

 

僕:「ありがとうございます!ちなみに、渡航書類もオンラインで揃えられるんですか?」

 

デイビッド:「うん、全部インターネット上でできるよ。これは、一度経験すれば楽勝なんだけど、経験したことのない人にとっては、すごく面倒に感じるさ。だから、俺にお金を払ってでも代わりにやってもらいたがる。」

 

僕:「すごいビジネスマインドですね!カナダでは、副業はOKなんですか?日本では、副業禁止の会社が多いですけど。」

 

デイビッド:「そうなんだ!カナダでは、副業禁止なんて規則を作ってる会社はほとんどないよ。

 

だって、プライベートの時間に何をするかなんて、個人の自由じゃん?

 

そんなことまで会社があれこれ言う権利はないね!」

 

副業の自由

なんということだ!僕は衝撃を受けました。

 

デイビッドは、きっと今の会社をリストラされても、決して落ち込んで自殺したりすることはないだろうな・・・と僕は思いました。

 

デイビッドのこの話を聞いた頃から、僕は「副業」に対する考え方が自分の中に植え付けられたのを感じました。

 

僕がカナダに留学していた時から10年ほど経った今では、日本の書店にも「副業の本」が増えてきました。

 

でも、当時は副業という考え方は、あまり聞いたことがありませんでした。

 

この時のデイビッドは、

 

「夜や週末の時間にインターネットを駆使して自宅にいながら稼ぐ」

 

という、最近では日本でも珍しくなくなってきた副業スタイルを、10年前の時点ですでにやっていたのです!

 

僕はこの時から、「同じ会社の先輩」くらいにしか思っていたデイビッドの「起業家」としての裏の顔を見たことで、彼に対するイメージが大きく変わりました。

 

そして、この後、僕はさらに衝撃を受ける体験をすることになりました・・・

 

・・・つづく。

 

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