【リベンジマッチ!①】

From  師範代Shinya(新村真也)

(→前回のつづき)

※僕がジーンズショップで働いていた頃、初めて英語のテキストを買って英会話を経験した時のエピソードの続きです。

「接客英会話フレーズブック」を買ってから4ヶ月後のこと。

僕のモチベーションは横ばいになっていました。最初の3ヶ月間は、毎日クルマの中でCDをかけて、フレーズを丸暗記しました。

でも、御殿場基地の米軍兵士たちは、ちっとも山を下りてくる気配はありませんでした。

「このまま、ずっと使う機会がないのでは?」

「もし使う機会がなかったら、この3か月間は何だったんだ?」

そう思うと、だんだんモチベーションが落ちてきました。

でも、人生は万全の準備をしている時に限って、何も起こらないものです。

また、何かを心から強く欲している時には、すぐには手に入らなかったりします。

でも、一度何かを望んで行動を起こすと、ふと忘れた頃にチャンスがやって来たりします。

今回の接客英会話フレーズもそうでした。

米軍兵士たちは、忘れた頃に突然!やって来ました。

無防備状態

それは、僕が接客英会話フレーズの丸暗記練習を始めてから4ヶ月ぐらい経った頃のこと。

午後2時頃になったタイミングで、突然、入り口からムキムキマッチョ男たちの外国人の集団がぞろぞろと入ってきたのです!!

その日の僕は、完全に「油断」していました。

心の準備がまったくできていませんでした。

「うぉ~!!このタイミングで来たかぁ!最初の3ヶ月は毎日エンジンかけてたのになぁ・・・今日はまだエンジンがかかってないよぉ~・・・」

そんな僕の心境などお構いなしに、彼らはグイグイと店の奥に入ってきました。

店内に大声で英語が飛び交い始めました。平日のこの時間帯はお客さんが少ないので、今は彼ら以外にお客さんはいません。

それにしてもどうして、彼らはこんなにドンピシャなタイミングでやって来るんだろう?

他にお客さんがいなければ、僕らはヒマそうに見えるから、彼らはガンガン話しかけてくる・・・

もっと忙しい時間帯や曜日だったら、他のお客さんを接客しながら「今忙しいんだから、話しかけるなオーラ」を出せるのにな・・・

と思いました。

 

磨いた刀の切れ味を試す時!

でも、僕はすぐに考え直しました。

「いかん!!弱気になってどうする!!何のためにこの数か月間、接客英会話フレーズを暗記してきたと思ってるんだ!

今こそ、磨いた刀の切れ味を試す時だ!」

そう自分に言い聞かせながら、店内に散らばって商品を物色している米軍兵士たちを観察しました。

話しかけることの恐怖

「行け!シンヤよ!今まで練習してきた『いらっしゃいませ = May I help you?』を英語で言うんだ!」

という、心の声が聞こえてきました。

僕は、自らを奮い立たせながら、レジ付近の棚を見ている白人マッチョマンに、おそるおそる近づいていきました。

心臓がバクバクと高鳴っているのが、自分でもハッキリ分かります。

まだ何もしていないのに、手が汗ばんできました。

もし・・・May I help you? が通じたとして、その後、相手がしゃべってきた英語がまったく分からなかったら、どうしよう??

そんなの、メッチャカッコ悪いじゃないか!

他のスタッフに笑われるんじゃないか?

「あ、新村さん自分から話しに行ったよ!大丈夫なのか?あれ?やっぱり全然聞き取れてないじゃん!ププーッ!(笑)」

みたいなオチになるんじゃないか?

そんな恐怖が、頭の中をかけめぐりました。

(僕は、接客英会話フレーズを練習していることは誰にも言っていませんでした。突然英語が話せるところをみんなに見せたら驚かれるかも?と思っていたのです)

失敗に対する恐怖が、自分の身体を硬くしているのが分かりました。

よく、「英会話は失敗を恐れず、ガンガン話せ!」みたいに言う人がいますが、その恐怖を克服する方法を教えてくれよ!と言いたくなります。

ハッキリ言って、めちゃくちゃ恐いです!!

今まで一度も外国人相手に英語をしゃべったことのない、僕のような生粋の日本人にとっては、外国人に自分から話しかけることは、想像を絶する勇気が必要なんだと、この時に気付きました。

・・・つづく。

 

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From  師範代Shinya(新村真也)

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