from 師範代Shinya
(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
前回の記事では、初対面の先生のレッスンを予約するときに、僕が必ず「自己紹介から始めて欲しい」の選択肢を選ぶ理由をお伝えしました。
ちなみに、レッスン予約時の設定で選ぶ項目はもう1種類あります。それは、
1.会話中にミスを積極的に指摘して欲しい
2.会話に集中したいので、ミスを指摘しなくていい
のどちらかを選ぶ項目です。
DMMの先生たちの話によると、90%以上の受講生が1.を選ぶそうです。
英会話レッスンを始めたばかりの初心者の頃には、自分の言い回しが合っているかどうかが不安です。
そこで、正しい言い回しを教えてもらいたい、という気持ちもあるでしょう。
ただ、僕の聞いた話では、ある程度の経験値を積んでいる中上級者の方でも、「ミスを指摘して欲しい」を選ぶケースが多いそうです。
でも1.は、「スキル合戦」の世界です。
先生も「相手のミスを直さねば!」という気持ちで話を聞くことになるので、ふつうの会話の時とは違うモードになります。
ミスに目を向けながら話すと、お互いにピリピリしたムードになってしまう可能性がアップします。
僕はDMM英会話を始めたばかりの頃から、2.のミスを指摘しないバージョンを選ぶようにしてきました。
その方がお互いに会話の内容に集中できて、「英会話の純度とエネルギー」を上げられる、と感じるからです。
たまに直されるミスは記憶に残る
たとえ2.の「ミスを指摘しなくていい」の選択肢を選んでも、会話に支障が出るぐらいのミスをすると、相手の先生が僕の話を理解できなくなるので、すぐ分かります。
僕が英単語のチョイスを間違ったり、日本語のカタカナ語の使い方でそのまま言ってしまったりすると、先生は僕に
「それってどいういうこと?」
「今、こういうことを言おうとしたの?」
とこちらに確認してきます。
そこでもう一度言い直して真意を伝えると、ほとんどの先生は、
「あぁ、だったら、こういう言い方がいいよ。」
と、ちゃんとチャットボックスに打ち込んでくれます。。
そうやってたまに教えてもらった英単語は、長期記憶として残ることが多いです。
その先生との会話内容と共に、記憶に残るのです。
「そうそう!あの先生とこの話題で話しているときに、この英単語が不自然だと指摘されたっけ。」
というように、すぐに記憶が戻ってきます。
もし僕が「ミスを積極的に指摘して欲しい」を選んだら、先生も張り切って1レッスン中に5~10個ぐらいは正しい表現や新しい表現をチャットボックスに打ち込んでくれるでしょう。
でも、僕はそれをすべて覚える自信はありません。
10個を超えたら、レッスン後に復習するのも面倒になってしまうでしょう。
でも、2~3レッスンで1個ぐらいのペースで新しい表現を教えてもらった場合は、ムリに復習で覚え込もうとしなくても、自然に記憶に残ることが分かりました。
通じる範囲のミスは無視する
ちなみに僕は、1レッスン中にミスを一度も直されなかった時には、
「細かいミスはしただろうけど、通じないレベルではなかったから、OK!」
というように捉えています。
自分で話していても、
「あ!今、主語が複数なのに、動詞を is にしちゃった!」
「あ!三単現のSが抜けた!」
「本当は she なのに、he って言っちゃった!」
など、細かいミスに自分で気付くことがあります。
でも、先生がこちらの話を理解していれば、そのミスはコミュニケーション上問題ないということです。
僕もあえて言い直すようなことはせず、無視して先へ進むようにしています。
細かいミスは気にしなくて良いのか?
「そうは言っても、先生に細かいミスを指摘してもわらなければ、ブロークンイングリッシュのままズルズルと進んじゃうのでは?」
と思われたかもしれません。
確かに、自分がやっている英語トレーニングが「英会話レッスンだけ」という場合は、ブロークンイングリッシュが直ることはないでしょう。
たとえ先生にたくさんミスを指摘してもらったとしても、ブロークンイングリッシュが直ることはないと思います。
なぜなら、先ほどお伝えした通り、1レッスン内で10個もミスを指摘されたら、とても覚えきれないからです。
ミスをなくすための学習メニューは、英会話レッスンではありません。
音読トレーニングと瞬間英作文トレーニングです。
音読トレーニングと瞬間英作文トレーニングで使う教材の英語は、正しい文法で書かれています。
(※自然な言い回しかどうか?は、瞬間英作文トレーニングに関しては関係ありません。文法が正しければOKです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。↓↓↓)
「瞬間英作文の本の英文が不自然だと感じて、いまいちやる気が出ない人に読んで欲しい記事①」
普段の自主トレーニングでは、正確さにこだわって練習します。
そして、いざ試合!(英会話)となったら、気持ちを切り替えて、ミスを気にせずに、のびのびと話すのが良いのです。
英会話の最中は、「コミュニケーションの練習」です。
自分が持っている武器(ボキャ、文法)を駆使して、たとえ不完全でもいいので、相手に伝えよう!とにかく会話を進めよう!という姿勢を練習する場にします。
このメリハリが、英語力の総合力アップにつながるのです。
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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From 師範代Shinya(新村真也)
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