From 師範代Shinya(新村真也)
先日、映画「ドラゴンクエスト ユアストーリー」を見てきました。
この映画は、僕が高校時代に流行ったスーパーファミコンの「ドラクエ5」のストーリーをベースにしています。
当時はスゴくはまって、1度クリアした後も、戻って何度もプレイしていました。
おそらく、今回の映画版ドラクエ5を見に行く大人たちの多くが、僕と同じ世代だと思います。
少年時代の懐かしい思い出に浸りながら、一時的に今の社会人になった自分を忘れて、純粋に楽しむ・・・
そんな気持ちで見に来る人たちが多いような気がしました。
実際、映画館内の座席を見渡すと、僕と同年代っぽい男性たちが1人で見に来ている比率が高く見えました。
人生最大の決断「結婚相手選び」をイベントに入れた名作ゲーム
ドラクエシリーズの中でも、5は最もファンが多く、僕自身も思い入れの強い名作です。
だからこそ、今回の映画化のストーリーとして選ばれたんだと思います。
では、なぜドラクエ5がシリーズ中で最も根強いファンを獲得したのか?
その理由は、おそらく「結婚」です。
ドラクエ5には、「主人公(自分)が、結婚相手の女性を選ぶ」というイベントがあるのです。
選べる相手は2択です。
①幼なじみの女の子、ビアンカ。おてんばな性格で、元気いっぱいなキャラ。成長して大人になった今も、昔と関係性は変わらない。自分のことを一番良く知っていて、信頼できる。
②お金持ちの家のひとり娘、フローラ。幼少期に会ったことがある。成長した今は街一番の美人になり、街中の男達のあこがれの的。おしとやかな性格で、恥ずかしがり屋のキャラ。
この対照的な2人、ビアンカとフローラのどちらを選んで結婚することになるのです。
結婚しなければストーリーが先へ進まないので、必ずどちらかと結婚することになります。
ゲームの中とは言え、とても悩む瞬間なのです。
もちろん、どちらを選んでもゲームはクリアできます。
イベントやストーリーの細かい部分が多少変わってきますが、ゲームの進行自体に影響はないので、正解はありません。
正解がないからこそ、悩むのです。
このあたりが、本当の人生とリンクします。
当時はクラスメイトの男子達の間で、「ビアンカとフローラ、どっちを選ぶか?それはなぜか?」の話題で盛り上がりました。
ほとんどの男子は、
「結婚前の時点でデータをセーブしておいて、最初に好みの方を選んで最後までクリした後、また結婚前に戻って違う相手を選んで結婚する」
という感じでした。ただ、最初にどっちを選ぶか?で、その人の価値観が出るのが面白かったです。
ちなみに僕は、最初にお金持ちの娘フローラを選び、2周目で幼なじみのビアンカを選びました。
映画の主人公の決断
ゲームの中では、結婚相手は自分で選べますが、映画の中では主人公がどちらを選ぶのか?を見守るしかありません。
ここも、エンディング以上に気になるポイントでした。
個人的には、この結婚相手を選ぶシーンが一番泣けました。
英語を身につける人生 vs 日本語だけで終わる人生
僕はこの映画を見ながら、「英語を身につけることも、結婚と同じような選択なのかもしれない」と思いました。
日本で生きていれば、英語を身につけずに一生を終えることも出来ます。
英語は学んでも学ばなくても、人生のゲームはクリアできるでしょう。
ただ、「英語を身につけて進む人生」と、「日本語だけで一生を終える人生」では、世界の見え方が大きく変わるような気がします。
英語を身につけると、その後の人生の中で起こるイベントが変わってきます。
たとえば、海外旅行に行った場合。
①飛行機で隣り合った外国人に話しかけられたけど、よく分からず笑ってごまかした。
②飛行機で隣り合った外国人と意気投合して、何時間も話し込んだ後、フェイスブック友達になった。
この場合、「海外に行く」という結果は変わらないし、人生全体に与える影響も小さいですが、「現地に着くまでの時間の過ごし方」が変わってきます。
②のパターンは、飛行機に乗った瞬間から海外旅行が始まる感じです。
海外旅行の目的のひとつは、「今まで見たことのない景色を見て、視野を広げること」だと思います。
視野の広がり方という点では、「現地人とどれだけコミュニケーションを取れるか?」がけっこう大きく影響することは間違いありません。
また、②のパターンで隣り合った人と、その後も交流が続いて、ついに国際結婚した・・・なんて話もたまに聞きます。
そうなると、人生に与えるインパクトはかなり大きくなります。
このブログ記事を読んでくれているあなたは、おそらく「英語を身につける人生」を選んでいると思います。
英語を身につけてから進む人生は、今の視点からは見えない、想像もつかない出来事が待っているかもしれません。
さらに言えば、英語を身につける過程で起こる色んなイベント、「他人から批判される」「未熟さをバカにされる」「テストで思ったような点が取れない」といったネガティブに感じることも、英語学習の道に進まなければ経験できないことです。
それらの「ハードルを乗り越える経験」自体が、後で振り返ったときに良い思い出になります。
「思い通りの結果が得られない経験」も含めて、「英語を身につける人生」を選択したあなたへの、ギフトなのです。
英語の習得は「結果」ではなく、「道」です。
TOEIC900点を取る、英検1級を取る、といった結果は、道の途中の通過点に過ぎません。
ゲームのように、「英語の道を進むこと自体」を楽しんでいきましょう!
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From 師範代Shinya(新村真也)
(英語の達人養成ジム 師範代)
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