From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回の続き)
これはだいぶ後になってから知ったのですが、多くの英語上級者の方々も「自分の英語力を変えた本」として、DUO3.0を自身のブログやYouTubeなどで紹介しています。
僕が最初にDUO3.0を買った時には、そんな運命の本になるとは、まったく思っていませんでした。
英語学習仲間のDさんとK君に背中を押されたものの、自分に効果があるかどうかは半信半疑でした。
「なんだか難しそうだなぁ・・・今の自分には早すぎるんじゃないだろうか?」
という印象でした。
実を言うと、かなりの恐怖心を感じていました。
というのも、僕はDUOを買う1年前に、初めてTOEICのテスト問題を受けて、精神的にボロボロになった経験があったからです。
それまでの1年間、「英会話スクール週1&外国人バー週3」をキープしながらガンバってきた努力が、すべて否定されたような感覚でした。
TOEICの容赦なく難しい問題文は、僕がそれまで「英会話1本やり」で積み上げてきたものを、すべて吹き飛ばすほどの破壊力でした。
僕は文字通り、ヒザから崩れ落ちました・・・
その後は森沢先生の本で音読トレーニングと瞬間英作文トレーニングに出会って、モチベーションが復活して、楽しくやって来ました。
でももし今、DUO3.0の英単語帳を開いて見て、あの時と同じ状況が再現されたら・・・どうしよう?
これまで1年間音読と瞬間英作文トレーニングを続けてきて、自分の中ではかなりストックが積み重なっている感があるけど・・・
それでもDUO3.0の内容がまったく分からなかったらどうしよう?
また自分の努力が否定されたような気分になるかもしれない。
気にしなければいい!と言い聞かせても、心の奥底ではヘコむことは避けられない。
1年前のTOEICの時と同じようなショックを受けるのはイヤだ!
そう思いました。
1週間寝かせる
アマゾンで注文したDUO3.0のテキストと復習用CDが家に届いた日は、怖すぎてページを開けませんでした。
僕はまだ、ヘコむ覚悟ができていませんでした。
そこで、とりあえず本棚にそっとしまって、しばらく様子を見ることにしました。
1週間ぐらい寝かせておけば、心の準備ができるかもしれません。
毎日目の前にDUO3.0のテキストがあれば、だんだん「DUOのある生活」に慣れてきて、プレッシャーを感じづらくなってくるかもしれません。
僕は本棚の目立つ位置にDUO3.0を置いて、ことあるごとに見て、表紙に目を慣らすようにしました。
心の準備
そして1週間のうちに、こんな風に心の整理をしました。
↓↓↓
①DUO3.0をやれば、確実に自分のボキャブラリーがアップするに違いない。
なんたって、TOEIC900点ホルダーのDさんと700点ホルダーのK君が勧めるんだから。
②自分のボキャブラリーをアップするためには、自分の知らない英単語がたくさん入っているテキストを使う必要がある。
③逆にカンタン過ぎる英単語帳では、やる意味がない。
実力をアップさせたいなら、DUO3.0が難しいと感じる方が良い結果を得られるはずだ。
④でも、あまりに難しすぎるとモチベーションが続かないことは分かっているし・・・バランスが大事だよなぁ・・・
⑤森沢先生の本には、「ボキャビルの負荷は30%ぐらいが良い」って書いてあったな。
DUO3.0の本をパラパラとめくってみて、もし負荷が30%以上だったら、いったん本棚に戻すってのもありだな。
⑥いや~さすがに負荷30%ってことはないか・・・DUO3.0はハイレベルな英単語が多いって聞いたし・・・森沢先生の本をもう一度見てみよう。
負荷の上限は60%か。てことは半数以上の英単語が分からなかったら、本棚に戻した方がいいってことだな。
⑦よし!心を決めたぞ!もし、DUO3.0の英単語の60%以上が分からなかったら、ムリせず今は本棚にしまう!
たとえ分からなくても、ヘコむ必要はない。まだ分からない英単語がたくさんあるってことは、まだまだ伸びしろがあるってことなんだから!
分からなくて当たり前。分かる部分があったら、自分はスゴい!
もし分からない部分がほとんどでも、今まで自分がやってきた英語トレーニングが否定されるわけではない。
以上のやりとりが、自分の心の中でありました。
そしてDUO3.0が届いてから1週間後、ついにテキストを開く覚悟が決まりました。
僕はドキドキしながら、最初の1ページ目をめくりました。
・・・つづく。
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