From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
前回の記事では、カシオのEX-wordが採用する「乾電池式」のメリットをお伝えしました。
一方で、僕が約16年間EX-wordを使い続けて感じている「乾電池式のデメリット」は、この3つです。
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①乾電池の交換作業が面倒(なぜか急いでいる時ほど、電池が切れる)
②使い終わった乾電池を捨てるのが面倒。
③電池が減ってきた時に持ち出す時、予備の乾電池を持っていくかどうか?悩む。
このデメリットを解消するために、僕は充電式の乾電池「エネループ」を使っています。
それでも、①の交換作業が面倒でることに変わりありません。
②と③はエネループである程度は解消されました。
「迷ったら、とりあえず電池交換しておく」
という選択肢ができたからです。
ただ、新たに「エネループを充電する」という、作業が加わりました。
また、僕の使っているモデルは電池交換するたびに、タッチペンで液晶画面4点をタッチするという、謎の儀式が必要になります。
(精密機器などによくある、キャリブレーション作業と思われます)
急いでいるときには、この作業がかなり面倒に感じてしまいます。
さらに、電池を変えたときの起動時間も遅いです。
おそらく、今の最新モデルは改善されていることを願いますが、少なくとも僕のモデルはそんな面倒さがあります。
充電式のメリット
一方で、シャープのBrainのような充電式のメリットは、この3つです。
①マメに充電すれば、いつでもフル充電状態で使える。
②面倒なバッテリー交換作業が必要ない。
③旅行へ持ち出す時にも、電池残量を気にする必要がない。
これは、乾電池式と真逆ですね。
一方でデメリットは、
①バッテリーの寿命=本体(バッテリーだけ交換ができない)
②充電がゼロになった場合、すぐに使えない(ある程度充電されないと、電源が入らない)
③電源コード(USBケーブル)をなくしてしまった場合、充電ができなくなる。
という感じです。
一度フル充電してしまえば、約140時間持つので、そんなにマメに充電する必要はありません。
旅先で充電がなくなることもほとんどないでしょう。
乾電池式 VS 充電式、どっちが良い?
「便利さ」という点で言うと、僕の環境では充電式のシャープのBrainに軍配が上がります。
使いたいときにサッと使えて、電池交換作業が必要ないのは、素晴らしいメリットです。
また、僕の持っているガジェットで「乾電池式」で動くものは、ほとんどありません。
電動歯ブラシとエアコンのリモコンぐらいです。
あとは、防災バッグに入っている懐中電灯やラジオなどは、乾電池式です。
災害などの緊急時には電源が取れない前提なので、乾電池式のガジェットの方が有利です。
ただ、電子辞書は緊急時に使うガジェットではありません。
あくまで日常生活で使うという点で考えると、やはり充電式がメリットが大きいと感じます。
あと望むこととしては、充電に使うUSBケーブルの規格を「タイプC」にして欲しい、ということです。
今のシャープのBrainは「マイクロUSB」という、一昔前の規格です。
ガジェット界では今、急速に「USBのタイプC化」が進んでいます。
タイプCは上下の向きがないので、差し込みやすくてとても便利です。
また、充電やデータ転送のスピードが超速くて安定しています。
多くのスマホ、タブレット、パソコンなどが、タイプCのスタイルに移行しています。
僕がふだん使っているiPadやMacBookも、タイプCで統一されています。
(iPhoneだけはまだ専用のライトニング端子なので、ユーザーからは不評です)
パソコンのマウスも、一番新しいモデルはタイプCで充電できます。
手持ちのガジェットをすべてタイプCに統一すれば、ケーブルを何種類も用意する必要がなくなります。
すべて同じ1本で充電できるようになります。
これは、とっても快適な環境です!
そんな時、電子辞書だけがマイクロUSBだったら・・・
電子辞書のためだけに、マイクロUSBケーブルを用意しておくのは、かなり面倒だと感じるようになるでしょう。
「だったらスマホで英単語の意味を調べた方が手っ取り早いね!」
という風に、多くのユーザーがなってしまう可能性があります。
シャープのBrainが端子をタイプCに変えることは、スマホの便利さに負けないためには必須だと思います。
カシオのEX-wordに関しては、乾電池派のスタンスを保ち続けるのも面白いかもしれません。
充電作業がキラいな人も一定数いるので、需要はありそうです。
次回は、Brainの今年のモデルの変更点を伝えします。
・・・つづく。
僕が使っているカシオの電子辞書「EX-word(プロフェッショナルモデル)」の最新型はこちら
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