From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回の続き)
DUO3.0で英検2級を突破した僕は、そのままの勢いで、翌月TOEICテストにチャレンジしました。
TOEICは僕にとっては魔のテストでした。
2年前に1度だけチャレンジしてみたものの、まったく歯が立たずに完膚なきまでに叩きのめされたのです。
当時はちょうど、英会話スクールと外国人バーに通い始めて1年経った頃でした。
それまで積み上げてきたものが、ガラガラと音を立てて崩れるような感覚になりました。
TOEICという言葉を聞くだけで、あの時の敗北感と悔しさがこみ上げてくるほど、僕の心にキズを与えていました。
でも、2年経った今、また僕の目の前にTOEICが立ちはだかりました。
カナダにビジネス留学するためには、どうしてもTOEICを受けなければならない状況になったのです。
いつまでも逃げていても仕方ない、やるしかない!
と自分を奮い立たせました。
先に英検2級を受けて自信を付けて置いたのは正解でした。
今の僕は、2年前とは違います。
音読と瞬間英作文トレーニングを繰り返し、さらに最近はDUO3.0で一気にボキャブラリーを増やしました。
今の戦闘力は、あの頃とは比べものにならないはずです。
今こそ、一矢報いる時がやってきたのです!
本番直前にカゼを引く
とはいえ、やっぱり英検に比べてTOEICはドキドキしました。
僕はTOEICテストで平静を装うために、自分の中にあるネガティブ感情を見ないようにしていました。
でも、どうやら身体が拒絶反応を起こしたようで、テスト直前に風邪を引いてしまいました。
数日前から喉が痛くなり、本番当日には咳がだいぶ出る状態になってしまっていました。
さらに、熱もちょっとありました。
僕は、いつも自分に効く市販薬の「パブロンゴールド顆粒」を飲んで、TOEICテスト会場に行きました。
もしテストの最中に咳が出てしまったら、周りの受験者の人達にものすごい迷惑をかけてしまいます。
僕は、もし咳が止められないようなら、試験中に退席して棄権する覚悟を決めました。
TOEIC会場に早めにつくと、すぐにおにぎりを食べて、薬を飲みました。
朝食後にも薬を飲んだので、2度目になります。
頼むから咳を抑えてくれ~!
と願いながら、じっと目を閉じて本番開始を待ちました。
薬の副作用の効果
僕は薬を飲むと、副作用が出やすい体質です。
パブロンゴールド顆粒を飲むと、
①頭がボーッとする
②食欲が増す
③トイレが近くなる(頻尿)
という3つの副作用が毎回あります。
①と③はテスト受験には致命的です。
テスト中に集中できないのは困るし、TOEICは2時間の長丁場です。
途中でトイレに行きたくなったら、静かに手を上げれば退席はできますが、その分試験時間が削られてしまいます。
1分1秒を争うTOEICテストでは、かなり不利です。
・薬が効かなければ、咳が出る確率UP=棄権
・薬が効けば、副作用で集中できない確率UP
という状況です。
どちらに転んでも、実力は出せないでしょう。
結果に対するこだわりを手放す
僕はもう、今回のTOEICで良い点を取ろうとする気持ちを手放すしかありませんでした。
待ち時間の間に薬が効き始めて、すでに頭がボーッとし始めていました。
一応、今回のTOEIC受験は念のため早めに申し込んでいました。
カナダの留学先へスコアを提出するのは、4ヶ月後でも間に合います。
それまでに2~3回ぐらい受けて、一番高いスコアで730点が出ればいいかな、ぐらいに思っていました。
とりあえず1回目の今日は、ムリせず体調の回復に専念しよう、と決めました。
でもせっかく試験会場に来たから、久々のTOEICテストとの手合わせはしておこう、そう思いました。
前回の英検2級の時に受かった時のノリノリな気持ちは消え去っていました。
僕は、最悪の状況の中、2年ぶりのTOEICテストにリベンジすることになりました。
・・・つづく。
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