from 師範代Shinya
(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
「西洋かぶれの、なんちゃってヒップホッパーモード」
から、
「英語道を極める武人モード」
にスイッチが切り替わったことで、僕の英語の目標にも変化が現れ始めました。
それまでの目標は、
「スラム街の黒人が使うような、ラフでカジュアルな英語表現を身に付けること」
でした。
でも、音読を積み重ねて英語力が上がるにつれて、いつの間にか、
「揺るぎない文法力と発音スキルの土台を鍛えた上で、教養あるネイティブ相手に、洗練された大人の会話ができること」
の方に憧れるようになりました。
「英語道を極める武人モード」に切り替わったとはいえ、僕はストイックに自分にムチ打ちながら、興味のない英単語を勉強するのはイヤでした。
ブルース・リー
同じ武人でも、僕はブルース・リーではなく、ジャッキー・チェン派でした。
ブルース・リーは映画の中では、あまり笑いません。
常に真剣な表情で、怒りを燃料にして、悪党をバッタバッタとなぎ倒していきます。
ブルース・リーはプライベートでもかなりストイックに武の道を追求していたそうです。
アクション映画スターとして活躍するかたわら、実戦で使える武道を研究&開発して、「ジークンドー」という流派を立ち上げて、弟子を育てました。
今でも世界中で、ジークンドーの継承者たちが活躍しています。
僕も20代の頃に、日本人でジークンドーの第一人者の中村頼永さんのワークショップを受けに行きました。
そんな功績を残したブルース・リーは、わずか32才で他界しました。
人気的にも、肉体的にも最強の状態で他界したので、ブルース・リーは伝説の人物になりました。
ただ、自分が作り上げたジークンドーが世界中に広まっていくのを見届けることができなかったのは、おそらく心残りだったのでは?と勝手に推測しています。
ジャッキー・チェン
一方、同じカンフーアクションスターでも、ジャッキー・チェンのスタイルと生き方は、対照的です。
ジャッキー映画は、笑いにあふれています。
敵と戦っている最中のシーンでさえも、クスリと笑ってしまうような演出が満載です。
また、初期の頃のジャッキーのカンフー映画では、ジャッキーは「お調子者の怠け者キャラ」として描かれていることが多いです。
①普段はふざけているけど、ある日をきっかけに修行に目覚める。
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②師匠の目を盗んで手を抜いたりもするけど、やる時はちゃんとガンバる。
↓↓↓
③実は師匠自身も大酒飲みだったりして、いい加減なところがある。
↓↓↓
④最終的にはジャッキーはちゃんと強くなって、宿敵を倒す力を身に付ける。
という感じで、緩急があるのです。
ジャッキー映画から感じられるメッセージは、
「最初は弱くても、カンペキな修行をしなくても、目的の強さは手に入れられるよ。」
「どうせ修行するなら、楽しまなきゃ損!」
という雰囲気です。
僕は性格上、ジャッキーのキャラが子供の頃から好きでした。
ジャッキーは、68才になった今でも元気で、現役です。
英語学習もジャキースタイル
僕は英語学習も、ジャッキースタイルで行くことに決めていました。
英語レベルが上がるにつれて、だんだんフォーマルな英単語や例文に出会うことが増えてきました。
ビジネス用語やフォーマル表現の英語を学ぶ場合でも、「あまり真剣になり過ぎない&堅くなり過ぎない」をモットーに、テキスト選びや学習法を選んできました。
たとえば、DUO3.0の英単語帳を音読した時にも、できるだけカジュアルで場面がイメージしやすい例文の入ったユニットから、順不同で進めていきました。
(DUO3.0は、ユニットによってはかなり面白い例文が多く入っています)
また、DUO3.0と同じ英単語が日常生活の場面に入れ込んである「速読速聴英単語Daily1500」も音読しました。
一見、フォーマルで難しそうな英単語でも、実は日常生活の場面で使う機会があると分かると、覚えるやる気になります。
そうやって、できるだけ「自分に関係ある内容だ」と脳に認識させながら、興味を失わないように工夫をしてきました。
英検準1級以上の英単語レベル
ここまで聞くと、
「とはいえ、英検準1級以上のレベルの英単語や例文は、さすがに日常会話と関係ないんじゃない?」
と思われるかもしれません。
その通りです。
たしかに、日常会話では英検準1級以上のレベルの英単語を使う機会は少ないでしょう。
でも、「日常生活」では十分に使う機会があると気付くきっかけがあったのです。
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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From 師範代Shinya(新村真也)
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