From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
前回の記事では、「カシオの電子辞書EX-wordは、今年のモデルが発売されていない」というニュースをお伝えしました。
一方で、シャープのBrainは今年も新しいモデルが発売されています。
シャープは「電子辞書を初めて作ったメーカー」としての意地とプライドがあるのかもしれません。
そこで、今年の電子辞書選びは、
・シャープのBrainの新型&旧型
・カシオのEX-wordの旧型(2020年モデル)
という比較になります。
Brain VS EX-word最大の違い
シャープのBrainと、カシオのEX-wordの、ガジェットとしての最大の違いはズバリ、
「乾電池式か?充電式か?」
の違いです。
ここが使い勝手に大きく影響します。
カシオのEX-wordは、最新モデルであっても乾電池式です。単3電池2本で動きます。
一方でシャープのBrainは、スマホと同じ充電式です。
本体にUSB端子を差し込んで、内蔵バッテリーに充電して使うタイプです。
ここはハッキリ好みが分かれるところではないでしょうか?
メカニズムの新しさで言えば、シャープの充電式ですが、実は乾電池式にもメリットがあります。
一概に「新しいシステムの方が良い」とも言い切れません。
そこが、カシオが乾電池式にこわだる理由かもしれません。
乾電池式のメリット
乾電池で動くガジェットのメリットは大きく3つあります。
①電池を替えれば、すぐフル充電状態で使える
②長年使い続けても、本体の性能が落ちない
③旅先で使いやすい
という3つです。
①は、乾電池さえ取り替えれば、すぐにフル充電状態で使うことができます。
これは、実はけっこう便利ポイントです。
充電式の場合は、ある程度の量の充電ができるまでは、電源コードを差したままにしておく必要があります。
スマホを使っていて、朝に
「あっ!夜に充電しておくの忘れた!でも、今は充電する時間がない!もう電池残量が10%だ!」
という経験がありませんか?
電子辞書も、毎日持ち歩いている人にとっては、こういうことが起こりえます。
しかも、電子辞書はスマホと違ってそんなに頻繁に充電しません。
電池残量を気にする習慣がないので、「急に電池が切れた!」ということになりがちです。
そんな時、乾電池式は便利です。
10年以上使っても、パワーダウンしない
②は、けっこう意外な盲点だと思います。
乾電池式の場合、バッテリーと本体が別々になっています。
これが、本体の長持ちにつながります。
もしバッテリー内蔵型だと、何度も充電を繰り返しているうちに、必ず電池寿命が短くなってきます。
マメに充電が必要になり、どんどん使いづらくなってきます。
充電池の寿命=本体の寿命
と言っても良いでしょう。
一方で、乾電池式の場合は、そんな心配とは無縁です。
僕が今使っているEX-wordのプロフェッショナルモデルは、10年前に買ったモデルです。
ほぼ毎日使っていますが、最初に買った頃と電池の持ちは変わりません。
これは乾電池式ならではのメリットです。
コードを持ち歩かなくて良いのはラク
最後の③は、旅先に充電ケーブルを持ち歩かなくて良いのがラクです。
今は電源ケーブルはUSBタイプが主流ですが、実はUSB端子は規格が色々あります。
旅行や出張に行く時には、それぞれのガジェットに合わせてケーブルを何種類も持ち歩く必要があります。
・iPhone用の充電ケーブル
・パソコン用の充電ケーブル
・タブレット用の充電ケーブル
・電子辞書用の充電ケーブル
・カメラ用の充電ケーブル
などなど、持っていくガジェットの数と同じぐらい、ケーブルの本数が必要です。
最近はこのケーブルの規格を統一して「USBタイプC」という端子にしようとする動きが出ていますが、まだまだタイプCに対応しているガジェットは多くありません。
また、旅先のホテルのコンセントの数にも制限があります。
どのガジェットを優先的に充電するか?
で迷ったりすることもあるでしょう。
その点、乾電池式なら充電作業とは無縁です。
ケーブルを持ち歩かなくて良いのは、本当にラクです。
旅先で電池が切れても、単3電池ならコンビニでラクに手に入ります。
海外旅行先でも、単3電池はカンタンにゲットできます。
以上が、乾電池式のメリットなのです。
おそらくカシオが乾電池式を採用し続けているのも、それが理由だと思われます。
・・・つづく。
僕が使っているカシオの電子辞書「EX-word(プロフェッショナルモデル)」の最新型はこちら
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