From 師範代Shinya(新村真也)
※僕が英検1級にトライした時のストーリーの続きです。
(→前回のつづき)
英作文の練習をメインで進めているうちに、2回目の英検1級を受ける日がやって来ました。
1回目は、本番当日はけっこうドキドキしていましたが、2回目になると、心は平静です。
1回目の前回は、
「自分がどこまで通用するか?」
「英検1級というラスボスに、どこまでダメージを与えられるか?」
を考えていました。
その結果、不合格Aを取れたので、今回は本気で「倒しに行く」心持ちで向かいました。
少なくとも、前回よりは大きなダメージを与えることができれば、限りなく高い確率で倒せます!
また違う人たち
会場の教室に入ると、前回とはまた違うメンツが集まっていました。
相変わらず老若男女混じってバラエティー豊かなことに変わりはありませんが、覚えている顔は見当たりません。
前回、帰り道で話した高校生もいませんでした。
(もしかして、前回受かったのか?だとしたら、スゴいな!)
と思いながら、席に着きました。
前回僕の隣の席になって少し話した、「毎回受けていて、これが15回目」と言っていた男性は、今回は姿が見えませんでした。
もしかして、別会場で受けているのか?
それとも、体調を崩して休んじゃったとか?
はっ!いかん!いかん!人のことより、自分のコンディションを整えねば!集中!集中!
試験スタート!
始まってすぐに、作戦通り、先に後ろの作文パートに取りかかりました。
この数ヶ月間、ほぼ毎日作文しまくって来た僕にとっては、問題文が前回とはまったく違って見えました。
トピックを見てから、約30秒で自分の意見がすべてまとまりました。
その後は、いつも通り淡々と文章を書き続けて、最後まで集中力を切らすことなく、書き終わりました。
時計をチェックすると、所要時間はピッタリ20分間でした。
前回に比べると、5分早い終了です。中身にも自信があります。
毎日の行き帰りの電車内で、乗っている時間20分間で全部書き終えるところまでの練習を1日2回、繰り返してきました。その成果が出た感じです。
ボキャ問題もサクサク!
作文を終えるとすぐに、僕が最も得意とするボキャ問題に入りました。
サクサク解けます!
ここのスムーズさは、前回と同じです。
キクタン&語源学習法で培った英単語力を発揮できました。
長文読解はまずまず
長文問題は、相変わらず難しい!という感じです。
が、「まったくお手上げ」というわけでもありません。
「一字一句全部理解できるか?」と聞かれたら、答えは「NO」ですが、「正解を選べるか?」と聞かれたら、「おそらくYES」という感覚です。
正解は絶対これだ!という確証はないのですが、他の選択肢はすべて「これはないだろう」と思えるので、消去法で正解を選ぶ方法で進んでいきました。
リーディング最後の難関問題
リーディングの最後の問題は、かなり苦戦しました。僕が最も苦手な「歴史」に関する文章でした。
文章のトピックは、中世のヨーロッパで活躍した将軍の話だったと思います。
「その将軍がしたことを、簡潔にまとめた要約文の中で正しいものを選べ」
というような問題でした。
本文と設問を行ったり来たりしましたが、1問だけどうしても分からず、リスニング開始時間まで残り30秒まで来てしまいました・・・
そこで僕は、「本文の中に答えを探す」ことをやめました。
選択肢の文章を、1つ1つ丁寧に読みながら、
「最も男らしく、自分が尊敬できる行動」
をしている要約を選ぶようにしたのです。
後世に残るような業績を成し遂げた将軍なら、そんなにカッコ悪い行動は取らないだろうな・・・
だったら一番カッコいい行動が正解になる確率が高い。
という考えです。
自分が選んだ答えを問題用紙にも書き写した瞬間、リスニング開始の合図が聞こえました。
・・・つづく。
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