From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
※僕が今回東京で初めて受けたTOEICテストの感想の続きです。
パート⑤
パート⑤に関しては、特に変なイジワル問題や、必要以上にマニアックな問題は見当たりませんでした。
ただ、けっこう語彙レベルの高い問題にもいくつか出会いました。
TOEICのパート⑤には、たまに1万語レベルの英単語が出てきます。ただ、その英単語が正解の選択肢になるかどうか?と言われると、ほとんどの場合は、違います。
別の、難しくない英単語が正解になることがほとんどです。ただし今回は1問だけ、正解を「これだ!」と特定できないものがありました。
なので、その問題だけ消去法で解きました。ただ、その英単語が思い出せません。
テストを受けている最中は、「この英単語が出たことをブログでシェアしよう!」と思って記憶しているのですが、試験が終わるとスポッと抜けてしまいますね。
パート⑥
パート⑥は、読む量が増えた印象です。以前と比べると、「前後だけ見れば解ける問題」の比率が減って、文脈から判断するタイプが増えました。
しかも、文脈型は選択肢も文章が長いです。とにかく「読むスピード」が重要視されます。かといって、いくら速く読んだところで、正解が選べなければ意味がありません。
なので、パート⑥に関しては結局、小手先のテクニックは使わずに、ふつうに上から読んでいって、穴が出てきた時点で正解を選んでいく、という王道スタイルが一番効果的な気がします。
僕は今回、この王道スタイルでいきましたが、「もっと速く読まねば!」という気持ちと、「しっかり読んで正解を選ばねば!」という2つの声がぶつかり合って、常に葛藤がありました。
穴埋め問題は、パート⑤&⑥を合わせてトータル18分で全問解き終わりました。
でも、おそらくこのペースではギリギリです。できれば15分くらいで終わらせたいところですが、ここでもやっぱり集中力にアップダウンがありました。
パート⑦
パート⑦は、今回の問題にはLINEのような吹き出し文字を何往復もやりとりする「チャット形式」が増えているように思えました。
これも、時代の変化を取り入れている感じですね。
ちなみにチャット問題は、1対1のやりとりではなく、数人の「グループチャット」でした。
このタイプの問題は、パッと見は文字数が少なくて取っつきやすく見えたのですが、実際に解いてみると、想像以上に時間がかかりました。
そして、僕はこのタイプの問題が苦手だと分かりました。理由は3つです。
①人名が多く出てくる。
②話が途中からで、流れがつかみにくい。
③そもそもグループチャット自体に慣れていない。
特に、③の経験値不足が大きく影響している気がしました。僕はこのグループチャットを実生活でもあまりやったことがありません。なので、どうも流れがつかみにくいのです。
また、「誰が何を言った」みたいな発言内容を問う問題も、戻って読まないと思い出せないので、行ったり来たりして時間を取られました。
時間を取られる問題②
もうひとつ、時間を取られたのが、「この文章は何段落目の入るのが最も自然か?」というタイプの問題です。
この手の問題は、本文をしっかり読み込まなければいけいのと、質問文の選択肢もしっかり読まなければならないので、時間がかかります。
以前はよく、「質問文を先読みしてから本文を読むと、時間短縮になる」と言われていましたが、今の出題スタイルだと、あまり役に立ちません。
質問文を先読みしても、本文を読み始める頃には、すっかり忘れているからです。
なので、まずは本文をしっかり読んで、後から質問文を読むという、これまた王道スタイルがベストでは?と気付きました。
・・・つづく。
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