From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
「企画のたまご屋さん」の力を借りることで、一気に1400社の出版社に僕の企画書が配られました。
そして待つこと1週間。
たまご屋さんの担当者の方からメールが届きました。
「企画に興味を示した出版社から連絡がありました。詳しい話を聞きたいとのことです。編集者と私と新村さん(僕)の3人でのミーティング設定するので、ご都合の良い日時の候補を教えて下さい。」
やったーーーー!!!
僕は飛び上がるほど嬉しくなりました。
ついに!!自分の企画書が採用された!!
うれしい!!
メールはこんな感じで続きました。
「もし今後、別の出版社から連絡が来た場合は、すべての出版社とミーティングをしてから最終的に色んな条件を加味して新村さんが1社に決める形になります。」
もし、何社からも反応があったら、こっちで選ぶ権利があるのかぁ~そっかぁ~!
なんて便利なシステムなんだ!たまご屋さん!!
その後
その後は、特に他の出版社からの反応はなく、結果的に最初に手を挙げてくれた1社のみとミーティングすることになりました。
そう考えると、確率は1,400分の1ということになります。想像以上に「狭き門」です。
もし自分で応募して回っていたら、話が決まるまでにとんでもなく時間がかかっていたでしょう。
1,400社のうち唯一手を挙げてくれた1社は、旅行雑誌の「地球の歩き方」で有名なダイヤモンド・ビッグ社でした。
プレッシャー
もし何社かオファーがあれば「ここがダメでも他があるや!」となって精神的にラクです。
でも1社しか選択肢がなくなったことで、「もし選ばれなかったらどうしよう?」という不安が、ムクムクと出てきました。
しかも、1,400社に打診して1社の反応率では、今回の話が流れたら、自力で出版社を回ることはほぼ不可能です。
僕は急に大きなプレッシャーを感じ始めました。
ひとつ救いだったのは、出版社とのミーティングが1人ではなかったことです。
たまご屋さんの担当者が付いてくれることでした。たまご屋さんは中立的な立場なので、僕にとって相談しやすい相手でした。
担当者のMさん(女性)は、
「不安なことや分からないことがあったら何でも言ってくださいね!」
と言ってもらえました。
緊張のミーティング
いよいよ、ミーティングの日がやってきました。出版社のビルの前ドアの前でMさんと待ち合わせをしてから、一緒にビル内のオフィスに上がっていきました。
大きなビルのエレベーターを上がると、目の前にオフィスの入り口がありました。
とても大きくてキレイで、いかにも「東京のオフィス」という感じです。
僕は独立と同時に東京に出てきたので、東京の企業に勤めた経験がありません。
上京して就職する人たちは、きっとこんな感じの大きくてキレイなビルで、生き生き働く自分のを夢見てやってくるんだろうな・・・
そんなことを考えながら、僕はMさんの後について行きました。
入り口には受付の人はいなくて、代わりに訪問者が電話で内線をかけて呼び出す仕組みになっていました。
この「入り口の無人化」も先進的な雰囲気がします。
Mさんは慣れた手つきで内線番号を押し、担当編集者の方を呼んでいました。
「こんにちは。企画のたまご屋さんの担当○○と申します。本日のミーティングの件で参りました・・・」
Mさんは、流ちょうに「プロフェッショナルなオフィス用語」を使いながら、電話越しの方と話していました。
これをもし、僕が自分ひとりでやろうとしたら、きっとかなり緊張して焦ると思います。
ミーティング前に「意思の力」を半分ぐらい使い果たしていたでしょう。
そもそも、この入り口の電話の使い方もいまいち分かりません。
周りを見回しても誰もいないので、もし分からないことがあっても、聞ける人がいません。
僕は、Mさんが付いてきてくれたことに、心から感謝していました。
・・・つづく。
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