From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
自分で英語の文章を書いたり、思ったことを英語で口に出してみた時、
「これって、文法的に合っているのかな?」
「これって、自然な言い回しなのかな?」
という疑問を解消してくれるアプリを最近発見しました。
それが、「Grammarly」という名前の、英文チェック用アプリです。
(↑クリックすると、ホームページに行けます)
Grammar = 文法という意味で、これにlyを付けています。(おそらく造語です)
Grammarlyは、250以上の文法ルールをもとに、英文を自動校正してくれる便利なツールです。
・スペルチェック
・前置詞(in,on,atなど)や冠詞(a,the)のチェック
・長くて不自然な言い回し
などを一瞬でチェックしてくれます。
短い文章から長い文章まで
Grammarlyは、無料版と有料版があります。無料版で使えるサービスは限られていて、有料版はより手厚いサービスが受けられる、という形式です。
有料版は、論文やレポートなど、文法や英単語のミスが指摘されがちな長い文章を書く人にとっては、価値が感じられる内容になっているようです。
僕は無料版しか試していないので、今回のレビューは無料版のみお伝えします。
会話用の短文トレーニングに最適
まず、使ってみて思ったのは、会話用の短文トレーニングに最適だということです。
フェイスブックやツイッターなどのSNSを英語で投稿している人や、ふと思いついたことを英語でしゃべるトレーニングをしている人にとっては、無料版でも十分に役立ちます。
会話で使うぐらいの短文を作ったときに気になるのは、
・前置詞は、in と on のどっちを使うのが正しいのか?
・ここで名詞の前に a は必要か?
・文章の順番はこれで合っているのか?
などがほとんどです。そして、「今すぐに答えを知りたい!」と思うことがほとんどです。
そういう場合は、テクノロジーの力を利用するこのアプリは、使い勝手が良いと思います。
使い方はとってもシンプル
Grammarly は、パソコン版とスマホ版、タブレット版などの種類があります。
会話用英作文の目的で使う場合は、いつでもどこでも、英文を思いついた時にすぐチェックして欲しいので、今回はスマホ版をインストールしてみました。
僕のスマホは iPhone なので、iOSバージョンでお伝えします。(たぶん、アンドロイド版でもほぼ同じだと思います)
Grammarlyの使い方は、すごくシンプルです。ただ、アプリをインストールするだけです。
すると、ふだん使っているGメールやヤフーメールなどのメールアプリやフェイスブックなどのSNSアプリを開いたときに、自動でキーボードが「Grammarlyバージョン」になります。
Grammaly バージョンのキーボードで英文を打つと、打っているそばから同時進行でスペルや文法のチェックをしてくれます。
そして、文法ミスがあった場合、即座に教えてくれます。ただ間違いを指摘するだけではなく、
「正しい表現はこれですよ」
「なぜ、ここではこの表現じゃダメなのか?」
までを教えてくれます。確認画面をタッチすると、間違えた部分をすべて自動で修正してくれます。
修正する前に出てくる「Gマーク」をタッチすると、「なぜここが間違っているのか?」の解説が出てきます。
ちなみに、文法の解説はすべて英語です。内容もそこまで詳しい解説というわけではないので、参考程度といった感じではありますが、中上級者にとってはサラッと読んで理解できる内容だと思います。
「英単語のスペルチェック」や「文法ミスの指摘」だけだったら、パソコンのWordソフトやGメールのアプリなどでも代用できます。
でも、「英会話のためのトレーニングに使う」という用途で考えると、Grammaly の方が現時点では使いやすいと感じます。
次回は、その理由になる、「僕が感じた使いやすい機能」をお伝えします。
・・・つづく。
※注:この記事は、Grammarlyの会社に頼まれて書いているわけではありません。個人として使ってみた感想です。
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