From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
これまで、「人間関係のマトリックス」についてお伝えしてきました。
 
厳しくてスパルタな先生(強いネガティブ自立)につくと、生徒さんは恐怖で縮みあがって頭の中が真っ白になり、自分で考える力を失うことがあります。(強いポジティブ依存
 
いつも明るく前向きな発言のみしている先生(強いポジティブ自立)に、「大丈夫!やればできる!誰でもできるんだから!もっと頑張ろうよ!」なんて言われると、励まされた生徒さんはなぜかヘコんで元気がなくなる(強いネガティブ依存)になることがあります。
 
このように、片方の人のホームポジションがあまりにも強いと、もう片方の人は自分のホームポジションに関係なく、「反対側へ飛ばされて苦しくなる」という現象が起きます。
 
これを、「マトリックスダンス」と呼びます。
 
この力学は、分かっていても避けることができません。
 
怖いヤクザの人(強いネガティブ自立)に大声で怒鳴られて、ふつうの精神状態でいられる人はいないでしょう。恐怖で頭の中が真っ白になります。(強いポジティブ依存)
 

これは、自分の感情が相手にコントロールされている状態です。
 
 

抜け出す方法

そこで、この苦しい「マトリックスダンス」から抜け出す方法があります。
 
それが、「センターに寄る」ことです。
 
「センターに寄る」とは、自分の今いるポジションを一度手放して、相手のいるポジション側に少し近づくという意味です。
 
これは、今ある方向に流されている自分を止める必要があるので、知識と技術が必要です。
 
また、居心地の良い場所=ホームポジションを飛び出さなければならないので、ちょっとした「勇気」が必要です。
 
 

ポジティブなのは本当に良いこと?

たとえば、あなたが今、「強いポジティブ自立」のポジションにいたとします。
 
あなたはいつも元気ハツラツで、大きな声で前向きな発言をしながら過ごしています。悩み事があっても、決してそれを表に出しません。
 
ネガティブなことはすべて心の中で打ち消して、ポジティブな感情で塗り替えて、外ではいつも笑っています。
 
これは一見、良いことのように思えます。一般的には、前向きでポジティブな生き方の方が「正しい」とされているからです。
 
でも、何事にも「限度」というものがあります。
 
あなたが強いポジティブ自立状態で周りの人たちに接すると、相手はあなたの強すぎるパワーに負けて、「ネガティブ依存」に飛ばされることがあります。
 
ふだんは元気で発言力もあるAさんが、自分よりもさらに元気で発言力のあるBさんの前では、急におとなしくなってしまうことがあります。
これが、反対側に飛ばされる「マトリックスダンス」の状態です。
Bさんが強いポジティブ自立のとき、Aさんは強いネガティブ依存に飛ばされています。
 
 

センターに寄ると何が起きるか?

でも、もしBさんがそれに気づいて自分からセンターに寄ることができれば、Aさんは力を取り戻し、発言することができるようになります。
 
その結果、Aさんの本来の力が発揮されて、Bさんにとっても良い学びの場ができたりします。
 
 

ネガティブ自立VSポジティブ依存

こんどは別の組み合わせを見てみましょう。
 
もし、あなたが強いネガティブ自立だったとします。あなたはいつも、部下にとても厳しく接していたとします。
 
すると、あなたの部下は強いポジティブ依存に飛ばされます。
 
その結果、彼らは恐怖のあまり自分の思考能力を失い、自主性をなくします。その代わり、いつもあなたの顔色ばかりうかがうようになります。
 
その結果、彼らはあなたの「監視の目」がない場所では、とたんに働かなくなります。
 
それに気づいたあなたは、「何サボってるんだ!!働け!!」と怒鳴ります。
 
彼らはビクッ!として働きます。でも、あなたがその場からいなくなれば、彼らはふたたび何もできなくなってしまいます。
 
あなたが厳しく指導すればするほど、周りの人たちは「自主性」を失っていきます。
 
 

センターを取るとどうなる?

そこでもし、あなたが態度をゆるめてセンターに寄った場合、彼らもまたセンターに戻り、自主性を取り戻します。
 
あなたがいない場所でも、積極的に自分で考えて働くようになります。
 
 

センターをゴールにしよう

センターに寄ることは、お互いにとって良い結果を生み出します。
 
僕たちがゴールにすべきなのは、「自分のホームポジションを極める」ことや、「自分のホームポジションの正しさを周りに伝える」ことではありません。
 
そうではなく、
 
「自分のホームポジションを大切にしつつ、いつでも必要に応じてセンターに寄れる人になること」
 
の方が価値があります。
 
センターに寄るスキルが、自分自身を人間関係のストレスから解放するカギになります。
 
 

センターに寄れる人は少ない

ここまで聞いて、あなたの周りでセンターに寄っている人の顔が思い浮かんだでしょうか?
 
おそらく、ほとんどいないか、とても少なかったのではないでしょうか?
 
ふつうは、「センターに寄る」という発想はありません。
 
みんな自分のホームポジションこそが一番だと信じています。他のポジションにいる人を認めようとしません。
 
部下を厳しく指導する上司は、部下に自主性がないと感じると、「自分で考えて動け!」と怒鳴って、よりいっそう厳しく接します。
 
つまり、「こっち側(ネガティブ自立)に来い!」というメッセージです。
 
でも、上司が厳しくなればなるほど、部下は反対側の「ポジティブ依存」に飛ばされて、自分では動けなくなるのです。
 
 

逆もアリか?

ここまでは、「自立系」の人が「依存系」の人に合わせてセンターに寄るケースを見てきました。
 
では、逆はあるのでしょうか?
 
つまり、自分が依存系のポジションにいるときに、自立系の方向にセンター移動することができるのでしょうか?
 
結論から言うと、できます!
 
僕は、自分が「ポジティブ依存」にいるときに、反対側にいる「ネガティブ自立」の人を相手にセンターに寄ってみたことがあります。
 
すると、とても不思議なことが起こりました!
 
この体験は、今でも忘れません。
 
次回は、その時のエピソードをあなたとシェアしたいと思います。
 
 
P.S.
この「4つの性格」の考え方は、本田健さんの「人間関係のマトリックス」をベースにしています。「人間関係のマトリックス」についてもっと詳しく知りたい場合は、こちらの本をぜひお読みください。
 
「ユダヤ人大富豪の教え3」
 

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