From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
※僕が初めて英会話スクールに通い始めた頃の体験談の続きです。
前回の記事では、僕が今まで経験してきた色々なジャンルの習い事で、「欲しい結果を手にする人たち」と「欲しい結果を得られない人たち」に分かれる現象を見てきた体験談をお伝えしました。
今日は、僕が発見した「結果を出す人たち」に共通する点をお伝えします。
まず結論からお伝えすると、全部で3つの共通点がありました。
①いつも家でもやっている
②スクールを「利用」している
③結果に執着せずに、勉強(練習)自体を楽しんでいる
ひとつずつ詳しくお伝えします。
①いつも家でもやっている
結果を出す人たちは、必ず家で自分で勉強したり練習しています。
僕が空手道場に通っていた時、その道場で一番強かった先輩は、自宅の部屋に大きな鏡を置いて、突きと蹴りのフォームを毎日チェックしていると言っていました。
筋トレが大好きで、ジムに通ってボディービルもやっていました。
僕がその先輩に、「週に何回ぐらい筋トレしてるんですか?」と聞いたら、「毎日鍛える場所を変えてやってるからね。筋トレしない日はほぼないよ。」とサラッと言っていました。
また、別のジャンルの習い事では、僕がカラーコーディネーターの資格を取るための学校に通っていた時も同じような人たちがいました。
そのコースは、「半年後にカラーコーディネーター3級の資格を取る」というゴールが設定されていました。
カラーコーディネーターの資格には2種類ありますが、僕の仕事は服飾業界だったので、AFT(ファッションカラーコーディネーター)のテストを受けました。
そこで半年後に3級を取る人たちは、みんな家で毎日テキストを開いて、計画的に勉強している人たちでした。
僕は彼らと仲良くなって、毎週レッスンの後に一緒にご飯を食べていました。そして、お互いの勉強法をシェアしたり、今週どのぐらい勉強したか?を報告し合っていました。
おかげで、僕も3級に合格できました。そしておもしろいことに、僕らは3級を取った後も勉強を続けて、全員2級まで合格しました。
スクールでは3級の内容までしか教わらなかったのに、その後は独学で続けて、ご飯仲間全員が2級に合格したのです。
②スクールを「利用」している
結果を出す人たちは、スクールでのレッスンを、「自分の今のやり方が合っているかどうかを確認する場」として利用しています。
「独学だと客観的に今の自分を見ることが難しいので、経験値の高い先生の目から、今の自分のレベルに必要な勉強法やトレーニング法を教わる」
とういうスタンスです。
先ほどの空手道場の先輩も、よく稽古の前後の時間帯に、先生にフォームを見てもらって「変なクセがついていないかどうか?」の意見を求めていました。
その先輩の口からは決して、
「○○って、どうやればいいんですか?」
というセリフを聞いたことはありませんでした。先に自分で調べて練習して、それが合っているかどうか?のジャッジを先生にお願いしている感じでした。
結果を出す人たちは決して、スクールに「依存」していません。
「このスクールに通って週1回のレッスンさえ受けていれば、後は何もしなくても望む結果を手に入れられるはずだ」
とは考えていないのです。
③結果に執着せずに、勉強(練習)自体を楽しんでいる
これが一番意外だったのですが、結果を出す人たちほど、結果に執着していません。
それよりも、今こうして新しいことを学んでいる自分を心から楽しんでいるのです。
空手道場の先輩はいつも、
「週1回のここでの稽古が、俺の楽しみなんだよね。」
とニコニコしながら言っていました。
また僕が通っていたダンススクールでは中高生がメインでしたが、「ストリートダンスが好きな人たち」だけが集まっていました。
ストリートダンスというのは、ジャンル的に「親にむりやり通わされる」ということはほとんどありません。
逆に、親を説得して通わせてもらっている中高生たちが集まってきます。
ダンスが大好きなので、当然、スクールには早く来て練習しています。レッスンが終わってもなかなか帰りません。
スタジオのオーナーが「さあ、終わりだよ!」と言うまで、ずっと鏡の前で練習しているのです。
もちろん、家でも毎日練習してきます。ヒマさえあれば、ダンスの動画を見て新しいステップを研究しています。
その結果、東京のダンスコンテストで優勝したり、EXILEのバックダンサーのオーディションを受けて合格し、新曲のプロモーションビデオに出演したりする生徒も出てきました。
その時に一緒に踊っていた友達のYukiは、数年後に狭き門を見事に通過して、ディズニーの専属ダンサーになりました。
その後は有名アーティストのバックダンサーを経て、現在は世界中でダンス講演を行う「白A(シロエイ)」のメンバーとして活動しています。
僕が20代半ばの頃にダンススクールで知り合った中高生たちの「好きなことを追求するパワー」は、僕にも大きな刺激を与えてくれました。
また、カラーコーディネーターの資格スクールでも、
「こうして集まってみんなで勉強法を語り合うのが楽しい」
と言う人たちが、結果的に資格を取っていました。
逆に、「この資格を取るためには、やっぱりこの勉強をしなければならないよな~」というスタンスの人は、途中で脱落してレッスンに来なくなってしまったり、最後まで通っても資格が取れなかったりしました。
ひとつうまくいけば、他もうまくいく
以上が、僕がこれまでの習い事で見てきた、「結果を出す人たちに共通する点」です。
僕は人生のステージに合わせて習い事を色々と変えてきましたが、1つの習い事で結果を出す方法が分かると、同じ手法や考え方が、別の習い事でも応用できることが分かりました。
僕にとって、英会話スクールは社会人になってから5つ目の習い事でした。
それ以前に4つの習い事で学んできたことが、英語学習の成功につながったんだと思います。
その意味では、これまで僕が学んできた4種類の習い事の体験談を詳しくシェアすることで、今のあなたの英語学習の役に立てるかもしれません。
次回からは、僕のこれまでの4種類の習い事の体験談と、それがどう英語学習の成功につながったか?をお伝えしていきます。
※ここから先は、記事のカテゴリーを「僕が習い事に感じた夢と希望」に切り替えます。
もくじ一覧は、こちらをクリックしてください。
記事は上から新しい順に表示されます。
・・・つづく。
コメントを残す