from 師範代Shinya
(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
※僕が英語学習を長年継続できている理由と、ブログ記事の執筆が長年継続できている理由に共通する、「9つの戦略」をお伝えする続きです。
今回は、最後の9つ目「フィードバック」の、英語学習での体験談の続きです。
音読トレーニングを始めて僕が感じた変化は、その後も続きました。
最初は、英会話スクールで一緒にペアを組んで練習する相手の先生やクラスメイトの反応が変わりました。
「スゴーい!なんか最近、発音めっちゃ良くなってませんか?」
「最近、英文を暗記してきてますよね?どうやって勉強してるんですか?」
なんてクラスメイトから言われると、とっても気分が良くなりました。
自分ではうまくなっているのかイマイチ分からないのですが、周りの人達の反応を見たり、言葉でのフィードバックをもらうと、モチベーションが上がります。
僕は、卒業する予定だった英会話スクールの期間を少し延長しました。
その後もテキストの会話文を、レッスン前に1週間かけて音読で仕上げる作業を繰り返しました。
当時、僕のクラスメイトでそこまでガッツリ音読してくる人はいなかったので、確かに自分が一番スムーズに発音できていることに気付き始めました。
レベルアップの提案
その後しばらくして、担任のネイティブの先生が、僕に提案をしてきました。
「シンヤは最近、急に上達してきてるから、そろそろこのクラスは負荷が少なくなってきてるんじゃない?昼間の少人数クラスでもっとレベルが上のクラスに行く気はない?」
と。英語で言われたので、当時の僕には100%聞き取れたわけではないのですが、聞き返しながら何となく言っていることが分かりました。
「上のクラスか・・・」
僕は当時、あまり上のクラスに行くつもりはありませんでした。
なぜなら、もともとこの英会話スクールに入った目的は、「女性との出会い」だったからです。
そのため、仕事帰りの社会人女性が多そうな、平日の夜の大人数グループレッスンを受けていました。
でも、幸か不幸か、当初の目的はまだ果たせていませんでした。
レッスン内でちっとも自分の良いところが見せられず、自信もなかったので、クラスメイトの女性たちと仲良くなるチャンスはまったくありませんでした。
1年後、せっかく音読でメキメキと力をつけてきた頃には、なぜか女性のクラスメイトはほとんどいなくなってしまいました。
みんな仕事が忙しくなって辞めてしまったり、レベルが上のクラスに行ったりして、いなくなっていきました。
僕が入学した1年前の頃から残っている仲の良いメンバーは、ビジネスマン数人と、女子高生1人だけでした。
「どうせこのままこのクラスに残っても、目的は果たせそうにないし、辞める前に上のクラスを体験してみるのも悪くないかも・・・上のクラスには、どんなスゴい人達がいるんだろう?テキストはどのぐらい難しいんだろう?」
そう思った僕は、思い切って平日の昼間にやっている1つ上のクラスに移動することにしました。
上のクラスで見た世界
上のクラスに行くと、テキストの英語レベルがグッと上がりました。
さらに、クラスメイトの英語レベルも上がりました。
若い頃に留学経験のある主婦の方や、ふだん仕事で英語を使っている個人事業主の男性など、一気にクラスの雰囲気が変わりました。
みんな発音も良く、カッコいいなぁ~!と思いました。
僕はクラスメイトの英語を聞くことが、モチベーションアップにつながると気付きました。
この辺りから、僕はますます普段の音読トレーニングに身が入るようになりました。
飛び級の提案
音読の効果は絶大でした。
僕は新しく入った1つ上のクラスのテキストも、半分が終わる頃にはだいぶ負荷が軽く感じられるようになっていました。
そのことに気付いた先生から、飛び級の提案がありました。
「もう、シンヤはこのテキストを卒業していいよ。次のレベルに行ってみない?」
と言われて、嬉しくなりました。
「よ~し!じゃあ、もう1つ上のクラスを経験してみよう!」
と決めました。
その後も、順調に進んでいきました。
音読にプラスしてやっていた瞬間英作文の効果も加わって、フリートークもだいぶできるようになってきました。
いつの間にか、僕は普段家で仕込んだ音読や瞬間英作文トレーニングの効果を、英会話スクールで披露するのが楽しみになっていました。
「これは、続ける価値がある!先生やクラスメイトからフィードバックをもらえると、自分はモチベーションが上がるタイプだ!」
と気付きました。
そして結局、僕は音読を始めて2年後には、その英会話スクールの一番上のレベルのクラスまで登り詰めました。
そして、本当の意味でスクールを「卒業」して、仕事を辞めてカナダ留学に飛び立ちました。
こうして書くと、まるで何のつまずきもなくスムーズに行けたように聞こえますが、もちろん、その2年間にも色んな事がありました。
決して平坦な道のりではありませんでした。
細かなアップダウンを繰り返しながら、長い目で見て上達した感覚です。
でも何より、英会話スクールでたくさんのフィードバックをもらえたことが、自分の継続力につながりました。
この経験が、ブログ記事を書き始めた時にも役立ちました。
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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From 師範代Shinya(新村真也)
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