from 師範代Shinya
(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
前回は、「5つの自己分析ポイント」のうち、④の自分の生活スタイルと優先順位について、詳しくお伝えしました。
↓↓↓
①自分の英語バックグラウンド
②自分の性格タイプⅠ&Ⅱ
③自分の英会話への興味の度合い
④自分の生活スタイルと優先順位
⑤自分のこれまでの英会話体験談
今回は、⑤自分のこれまでの英会話体験談に合わせた学習メニューをお伝えします。
⑤自分のこれまでの英会話体験談
1.英会話の体験談はほぼゼロ
2.昔、英会話スクールに通っていた
3.ブロークン英語で海外旅行を乗り切れる
パターン1.の場合は、以前の記事で「オンライン英会話スクールの体験レッスンを数回受けてみましょう」とお伝えしました。
今回は、すでに受けてある前提でお話を進めます。
1.2.3.ともに、英会話の経験がある状態です。
その経験を振り返って、自分の長所と弱点を考えてみてください。
多くの人は、次のどれかに当てはまると思います。
↓↓↓
・聞き取りはそこそこで、話すのは苦手
・話すのはそこそこで、聞き取りは苦手
・聞き取りも話すのも、どっちも苦手
この3つのうち、あなたはどれでしょうか?
中には、この3つ以外の「聞き取りも話すのもどっちも得意」という人もいるかもしれませんが、その場合は、今までの学習法がうまくいっているとうことなので、今後もそれを続けてください。
ここでは、苦手分野がある前提で、具体的なトレーニングメニューをお伝えします。
・聞き取りはそこそこで、話すのは苦手
もしあなたがこのタイプだった場合は、まずは瞬間英作文トレーニングから力を入れてみてください。
まず大事なのは、「上達実感を味わえること」です。
瞬間英作文トレーニングは、スピード重視でサクサク進んでいくので、1週間ぐらい続けて慣れてくると、上達実感を味わいやすくなります。
特に、口からポンポン英文が出てくるようになる感覚は、快感です。
例文の範囲内とはいえ、これまでに「素早く口から英語が飛び出てくる感覚」を味わったことがない場合は、気持ちよさを感じられるでしょう。
・話すのはそこそこで、聞き取りは苦手
もしあなたがこのタイプだった場合は、まずは音読トレーニングから力を入れてみてください。
ここでも大事なのは、「上達実感を味わえること」です。
音読トレーニングをする時には、Before & After で音声を聞き比べてみてください。
たとえば、最初に何も見ない状態で、例文の音声を聞きます。
そこで、自分のリスニング理解度が何%ぐらいかを書き留めます。
次に、音読トレーニングを1週間ほど続けた後に、もう一度テキストなしのリスニングしてみます。
そして、その時点での理解度が何%かを書き留めます。
リスニング力の変化を数値化して見えるようにすることで、上達実感を味わいやすくなるのです。
・聞き取りも話すのも、どっちも苦手
もしあなたがこのタイプだった場合は、理想は音読&瞬間英作文トレーニングの2つを同時並行することです。
でも、最初から飛ばしすぎると、負担が大きくなり、途中でイヤになって英語から離れたくなる衝動に駆られるリスクがあります。
英語学習は、とにかくモチベーションを切らさないことが一番大事です。
そこで、もし迷ったら、まずは瞬間英作文トレーニングから始めてみてください。
なぜなら、瞬間英作文トレーニングは音読トレーニングに比べて例文がシンプルで負荷が軽いので、「分からない場所を調べる」という手間が省けるからです。
普通、瞬間英作文トレーニング用のテキストの例文は、
I am an office worker.
(私は事務員です)
ぐらいのレベルの例文から始まるので、学生時代の記憶がほとんどない人でも、「調べないとぜんぜん分からない!」というレベルにはなりません。
知らない英単語を辞書で調べたり、「なぜ、この並びでこの意味になるのか?」といった部分を文法書で調べたりする必要がないだけで、英語学習に向かうハードルがグッと下がります。
とりあえずテキストさえ開けば、いつでもどこでも英語学習を始められるというのは、瞬間英作文トレーニングならではのメリットです。
英会話が楽しいと感じるか?
最後に、これまでの英会話の体験を振り返って、楽しいと感じたかどうか?にも注目してみましょう。
英会話のでき具合は横に置いておいて、もし英会話することが楽しかった場合、トレーニングで使う素材も会話体のものにするのがオススメです。
たとえば音読なら、速読速聴英単語シリーズのBasic2400の中から、2人の会話スタイルのユニットだけを選んでやると、モチベーションが保ちやすくなります。
また、瞬間英作文トレーニングなら、「Jump-start」 や 「話すための英作文1秒反射トレーニング」、僕の作っている「瞬間英作文トレーニング動画セミナー」などを選ぶと、例文がそのまま会話で使える確率が高いので、モチベーションが上がると思います。
以上、10回に渡って「一番最初の英語学習メニュー」をお伝えしました。
とにかく最初は右も左も分からないので、まずはメニューを1~2つに絞って、集中してやってみることです。
経験値が積み上がるにつれて、だんだんムダなく自分に合った英語学習法やテキストを選べるようになるでしょう。
大事なのは、「いかに自分のモチベーションが保てる学習法やテキストを選ぶか?」です。
ここを判断基準にしておけば、必ず英語力は上がっていきます。
今後もご要望があれば、こういった形でテーマを絞った英語学習法の紹介記事をアップしていきます。
(完)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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From 師範代Shinya(新村真也)
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