From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
 
「英語で英語を教える」立場になった僕が感じたのは、
 
「やっぱり初心者レベルの学習者にとっては、『英語で英語の説明を理解できるかどうか?』以前に、そもそも英語で質問できない」
 
 
という問題があることを痛感しました。
 
 
もちろん、ある程度の説明は、ジャスチャーを使ったり、ホワイトボードに書いたりすることで、英語だけでも理解してもらえるようになりました。
 
 
これもやっぱり「慣れとテクニック」の問題です。
 
 
特に、日本人講師はネイティブ講師と違って、
 
 
「日本人がどんな英単語を中学で習うか?」
 
 
「カタカナ語になっている英単語はどれか?」
 
 
が分かります。
 
 
なので、カタカナ語になっている英単語で、ちゃんと英語としても機能する言葉を駆使して、レッスン自体は進めていくことができると分かりました。
 
 
とはいえ、それでもやっぱり限界があります。
 
 
英単語の意味くらいは英語だけで説明できたとしても、文法的な質問までは英語で答えて理解してもらえることはありません。
 
 
でも、途中から中級レベルのクラスを担当するようになって、
 
 
「もしかして、ついに英語で英語を説明する内容を理解してもらえるかも?」
 
 
という期待がわき起こってきました。
 
 
 

英語で英文法を解説

中級クラスくらいになってくると、生徒さんのレベルも上がってきます。
 
 
それに合わせて、質問のレベルもアップします。
 
 
「なぜ、ここではto不定詞ではなく、ingが使われているのですか?」
 
 
といったような内容の質問もレッスン中に飛び出すことが増えてきました。
 
 
そこで僕は、「待ってました!」とばかりに、ガンガン英語で解説をしてみました。
 
 
この手の解説は、僕がカナダに留学していた時に、先生がレッスン中にやっているのを何度も見ていたので、それをイメージしながらやってみました。
 
 
留学生を教える先生たちは、たいてい、TESOLと呼ばれる、「英語で英語を教える資格」を持っています。
 
 
なので、ネイティブでもちゃんと文法的な質問に答えられるし、解説はしっかりしています。
 
 
そんな先生たちのしゃべりをパクったトークを繰り出してみました。
 
 
ところが・・・
 
 
僕の解説を聞いた生徒さん達は、みんなポカンと口を開けています。
 
 
う~ん・・・やはり伝わらなかったか?
 
 
もっとかみ砕いて解説してみます。
 
 
・・・まだ理解されていない雰囲気です。
 
 
もう、これ以上かみ砕けないところまでかみ砕きました。
 
 
お手上げです・・・
 
 
「OK! I’ll explain in Japanese later!」
 
(じゃあ、後で日本語で解説しますね!)
 
 
と言って、その場で切り上げました。
 
 
そして、レッスン終了後に、日本語で解説しました。
 
 
「さっきの質問ですが、日本語で解説すると・・・」
 
 
という感じで説明し始めたところ、わずか3分ですべてが解決してしまいました!
 
 
みんな「あー!!なるほど!!」といった感じのリアクションで、とても納得感のある表情を浮かべていました。
 
 
さっきは10分くらい英語で粘っても理解してもらえなかったことが、母国語である日本語の助けを借りただけで、一瞬で理解してもらえたのです!!
 
 
僕はこの時、改めて日本語の持つパワーを感じました!
 
 

英語オンリーのメリット

とはいえ、長年やっているうちに、英語オンリーでレッスンをするメリットも見えてきました。
 
 
それは、「会話クラス」の場合は、メリットの方が多きいということです。
 
 
会話クラスとは、生徒さん同士が英語を使って会話するスタイルのことです。
 
 
いわゆる、一般的な英会話レッスンは、この「会話クラス」のジャンルに入ります。
 
 
この「会話クラス」では、
 
 
「細かいミスは気にしないで、とりあえず英語で話そうよ!」
 
 
というコンセプトです。
 
 
この場合は、下手に日本語をはさむよりも、先生も英語だけでクラスを進めた方が、スムーズにいきます。
 
 
クラス全体の流れが「英語モード」のまま進んでいくのです。
 
 
 

話すカベが取れる

そして何より、僕が感じたメリットは、
 
 
「日本語だと話しづらいことも、英語だと話しやすくなる」
 
 
という不思議な現象です。
 
 
ふだん日本語で話すのが苦手なシャイな人でも、英語で話している時には、自然に自分のことを話したり、相手に質問したりできるようになります。
 
 
これはとても不思議なのですが、そんなシーンを何度も経験しました。
 
 
そして、僕自身もそう感じたことが何度もあります。
 
 
きっと、英語で話すことで、日本の「控えめ文化」から少し出ることができるのかもしれません。
 
 
言葉には、その国の文化やノリが含まれています。
 
 
その国の言語を使うということは、その国の文化に自分を溶け込ませることにつながります。
 
 
その結果、ふだんシャイな人が西洋文化モードに入って、急に話しやすくなったりするのかもしれません。
 
 
自己紹介なども、そうです。
 
 
日本では、自己紹介する機会があまりないので、いざ日本語で自己紹介しようとすると、ついついかしこまってしまったり、言葉が出てこなくなります。
 
 
でも、英語で自己紹介はスラスラ言えたりします。
 
 
そういう点で、「会話レッスン」では、「英語オンリー」スタイルは有効です。
 
 
 

結論

以上、4回に渡って「英語で英語を教えるのは有効か?」というテーマで、僕の考えをお伝えしてきました。
 
 
賛否両論あるとは思いますが、これが僕の個人的な意見です。
 
 
まとめると、
 
 
①英文法や英単語の意味などを教える時には、日本語を使って解説した方が早くて効率的。
 
 
②英会話レッスンをやるのであれば、先生は英語オンリーの方が効果的。
 
 
③ただし、初心者の場合は、英語の指示語が聞き取れないことがあるので、日本語で指示出しをした方が早い。
 
 
という感じです。
 
 
ちなみに、僕は②のパターンを8年以上続けてきたので、独立する時には、①のパターンで教えるスクールを立ち上げました。
 
 
それが、「英語の達人養成ジム」です。
 
 
②のパターンだけでは限界を感じている、志の高い人たちが、五反田駅前のスクールに毎週通ってきてくれています。
 
 
また、英語の達人養成ジムのオンライン動画セミナー受講者は、北海道から沖縄まで、全国各地にいます。
 
 
これからも、「同志」を増やしながら、英語学習者のコミュニティーを作っていきたいと思います。
 
 
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