From 師範代Shinya(新村真也)
先日、北海道の英語学校「ジョイ」のレッスン見学に行ってきました。
YouTubeチャンネルでZOOM対談した「音読のエキスパート」浦島久先生が経営する学校です。
音読は英会話に絶大な効果を発揮するトレーニング法ですが、音読を中心に据えてレッスンをするスクールは多くありません。
通常の英会話レッスンの補足程度に音読を取り入れているスクールはあっても、音読を専門にしたレッスンだけを行っているスクールはほとんど聞いたことがありませんでした。
だからこそ僕は、「自分でそんなスクールを作ってみたい!」という想いで独立しました。
ただ、独立して個人でやっている場合、「他の英語の先生のレッスンを見学する機会」が減ります。
自分で自由に試行錯誤するのもいいですが、たまに他の先生のレッスンを見学すると、すごく学びがあります。
そして独立後3年半たった今、僕と同じコンセプトで「音読専門のコース」を作った浦島先生と知り合うことができました。
浦島先生は44年間英語学校を経営しています。
そして、15年前に音読専門のコースを作ったそうです。
15年前といえば、僕がちょうど音読トレーニングの存在を知った29歳の頃と重なります。
僕が静岡で音読トレーニングを密かに始めた頃に、北海道の帯広で浦島先生が音読専門校を作ったのです。
なんだか運命を感じます!
授業を見学できるチャンスが到来!
YouTubeでのZOOM対談の時には、浦島先生に音読クラスの授業内容を惜しみなく教えていただきました。
そして今回、浦島先生から
「GO TO で移動コストが安くなってるし、帯広に授業を見学に来てみない?」
という嬉しいお誘いをいただきました。
「百聞は一見にしかず」
と言います。授業を実際に見学させてもらえるのは、とてつもない学びになります。
そこで僕は、平日2日半で北海道弾丸ツアーを決行することにしました。
ジョイの学校見学
初日は、夜の音読レッスンを見学させてもらいました。
ジョイの校舎は写真で見て雰囲気は知っていましたが、実際に見ると迫力が違います!
校舎は全部で3つあって、それぞれの校舎に広大な駐車スペースが用意されています。
どれも大きな校舎で、洋風デザインの家を改造して作ったタイプなので、見た目がオシャレです。
生徒さん達が使える待合室は、学校とは思えないほど素敵なインテリアデザインです。
広々としたスペースに、大きくて綺麗な色のソファーや本物の暖炉があります。
この待合室にいると、まるでアメリカのドラマの中に入り込んだような気分になります。
おそらく、子供たちにとっては「ここに通うこと自体がステータスに感じられる」ような、そんな雰囲気の校舎です。
スタッフルームに案内されると、先生たちが笑顔で挨拶してくれました。
ちょうど夜のレッスンが始まる前の休憩時間だったようで、先生たちがまったり休んでいる姿を見ると、「あ、懐かしい!この雰囲気!」と感じました。
僕は自分が独立前に英会話スクール講師として働いていた頃の思い出がよみがえってきました。あの頃は、同僚の先生との何気ない雑談の時間が楽しかったのを思い出しました。
校長室に案内されると、浦島先生とZOOM対談した時の背景が目に飛び込んできました。
「ここが!!例の校長室!」
画面越しにしか見たことのなかった、浦島先生の校長室に自分がいると思うと、不思議な気分になりました。
実は僕は浦島先生の後ろの棚に並んでいるオシャレなレトロカメラ達に興味があったので、存分に近くで見ることができて満足でした。
ジョイの音読クラス
ジョイの音読クラスは、YouTubeのZOOM対談でも話題になった通り、3つの要素が盛り込まれています。
①音読のプレゼン
②音読した内容のサマリー(要約)をプレゼン
③音読した内容に関して自分の意見を言う
この3つを盛り込むことによって、音読に「アウトプット」の要素をプラスしているのです。
音読は口を動かして声に出すので「自分で話すのと同じ効果がある」と思われがちですが、実は違います。音読はあくまでインプットです。
自分で話すためには、即興で意見を考えながら文章を組み立てる力が必要です。
音読でインプットしたストックを瞬時に引き出しながら、
・自分の意見を考える作業
・英文を組み立てる作業
の2つを同時に行わなければなりません。
ジョイのレッスンでは、音読した内容に関して自分の意見を言うことで、音読のストックをすぐに「使う場」が与えられます。
使った英語は「体験」として脳に深く刻まれます。
「エピソード記憶」として焼き付くので、忘れにくくなるのです。
エピソード記憶は、「旅行の思い出」と同じような感覚です。
旅行の思い出は、一度しか経験していないにもかかわらず、だいぶ後になっても細かい部分まで思い出せたりしませんか?
「あの時、寝坊して1日ツアーの集合時間に遅れてしまって大変だった!」
「あの時、ガイドさんの○○という英語が聞き取れて嬉しかった」
「あの時、自分の言った○○という単語が相手に通じただけで嬉しかった」
などなど。
この「エピソード記憶」を、ジョイのレッスンでは毎回作ることができるのです。
会話のエピソード記憶は、自分1人では作れません。相手が必要です。
その相手が、ジョイの先生なのです。
僕は、ジョイの先生達がどうやって生徒さん達のエピソード記憶を作る手伝いをするのか?
それを直に見てみたいと思っていました。
そしてそれが、ついに実現したのです!
・・・つづく。
※ジョイのHPはこちらをクリック
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