【僕が「習い事」に感じた夢と希望:演技編129】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
※僕が20才の頃、「アクション俳優になろう!」と思って「俳優養成所」に入った時のストーリーの続きです。
 
 
てっきり東京でしか開催されないと思っていた映画の役募集のオーディションが、地元静岡で開催されると知って、僕はさっそく申し込んでみました。
 
 
会場は静岡県内で「独立共和国」の地位を築いている浜松です。
 
 
当時の僕はまだ浜松に行ったことが一度もなく、ドキドキしながら新幹線で向かいました。
 
 
浜松駅に降り立つと、巨大なビルが並ぶ、都会的な光景が目の前に広がりました。
 
 
「おぉ~!なんて都会なんだ!東京と変わらないじゃないか!」
 
 
僕は驚きました!
 
 
ここなら、映画のオーディション会場として選ばれるのも納得できます。
 
 
僕はさっそく、会場のビルに向かいました。
 
 

超巨大ビル

オーディション会場は、超巨大なビルの中でした。
 
 
僕がふだん通っている東京のタレントスクールよりも、ずっと新しくて大きくてキレイなビルでした。
 
 
やはり、同じ額の経費をかけて会場を確保する場合、地価の高い東京よりも地方の方が広さでは有利だと思います。
 
 
会場に入ると、すでに受付に人が並んでいました。
 
 
20代~30代ぐらいの男女が何十人か並んで長い列を作っています。
 
 
見た目の雰囲気もバラエティー豊かです。
 
 
そういえば、どんな映画のどんな役を募集しているのか?
 
 
特に詳しい情報は聞かされていませんでした。
 
 
確か年齢は書いてあった気がしますが、特に身長や外観の条件などはなかったと思います。
 
 
新聞広告には、「今度新しく作る予定の映画の役を募集」としか書いてありませんでした。
 
 
応募した後に届いた案内にも、日程や会場へのアクセス情報以外には特に何も書いてありませんでした。
 
 
「詳しくは会場でご説明します」
 
 
とだけ書いてありました。
 
 

もしかしてサギ?!

僕は一瞬、「もしかしてサギだったりして?」と疑いました。
 
 
たとえば、ニセの映画制作話を持ちかけて、「この映画に出たければ、いくら払ってね」みたいな流れになって、お金が振り込まれたら持ち逃げする・・・という感じです。
 
 
でも、もしサギだとしたら、応募者からオーディション料を取った方が割が良い気がします。
 
 
オーディション料金は無料なので、受けること自体は問題ありません。
 
 
もし合格後にお金を請求されるとしても、少なくともこのオーディションを受けること自体は問題ないはずです。
 
 
オーディションでジャッジされるのは僕ですが、僕の方もこのオーディションがそもそも本物かどうか?をジャッジしようと思いました。
 
 

サギじゃない理由

一方で、サギとは思えない理由もありました。
 
 
もしサギ集団だったら、そもそも新聞広告に載せられないのではないか?
 
 
と思ったのです。
 
 
新聞のような信用が重要視される媒体に広告を載せるには、ただお金を払えればOK、というわけではない気がします。
 
 
広告主は何かしらの信用審査をされるのではないか?
 
 
と思ったのです。
 
 
また、この会場の利用料を出せるだけの資金があるなら、大丈夫じゃないか?
 
 
とも思いました。
 
 
とはいえ、僕は警戒心を緩めずに様子を見ることにしました。
 
 
 

応募者の数

会場に集まった応募者の総数を見てみたところ、思ったより人数は多くありませんでした。
 
 
よくニュースなどで見るオーディションの光景は「1万人の中から選ばれた大型新人!」とか報道されます。
 
さすがに浜松エリアでそこまでの人数が集まるとは思えませんが、僕が予想していたオーディションのイメージは、「数百人レベル」でした。
 
 
なぜなら、僕が今通っているタレント養成スクールのオーディション(体験レッスン)の規模がそのぐらいだったからです。
 
 
本当にビックリするぐらいの数の人達が入れ替わり立ち替わり会場にあふれていました。
 
 
でも、今回の会場に集まった人達を見ると、トータル50人程度でした。
 
 
生徒数が多い学校の1クラスぐらいです。
 
 
しかも、同年代が多いです。
 
 
僕は、ちょっと気がラクになりました。
 
 
・・・つづく。
 
 
 

※このブログに読者登録をしていただくと、最新の記事を1日1回、メールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
    ↓↓↓

 

 

From  師範代Shinya(新村真也)

英語の達人養成ジム 師範代)

※もくじは、こちら

自己紹介は、こちら

こちらですアップ

 

 

 

 

 

師範代Shinyaの書いた本

↓↓↓

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください