【僕が「習い事」に感じた夢と希望:演技編149】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
※僕が20才の頃、「アクション俳優になろう!」と思って「俳優養成所」に入った時のストーリーの続きです。
 
 
僕とT君がいつも作戦会議を開く中華屋さんで、現役ミュージカル女優のM先生を加えた3人の食事会が始まりました。
 
 
今なら、色々とプライベートな質問もできそうです。
 
 
M先生の雰囲気は、ジャッキー・テイスト全開の中華屋さんのインテリアにはすごく違和感がありました。
 
 
M先生のイメージは、高級フレンチレストランでキャビアとかを食べている感じです。
 
 
そこで僕は、突っ込んで聞いてみることにしました。
 
 
僕:「M先生って、外食する時にはどういうお店に行くんですか?」
 
 
M先生:「そうねぇ、特に決まってないけど、こういう中華屋さんにも来るわよ。」
 
 
T君:「それは意外です!!M先生はフレンチレストランしか行かなさそうなイメージがあります。」
 
 
(T君も同じことを考えていたか!)
 
 
M先生:「うふふ、やだ~私そんなに贅沢好きなイメージがあるの?」
 
 
僕:「贅沢好きっていうより、西洋的な雰囲気が似合う感じです。M先生って、舞台のミュージカルの役がそのまま現実の世界に降りてきた雰囲気なんですよ!」
 
 
M先生:「え?何それ?うふふ。面白いこと言うわね。」
 
 
T君:「M先生って、プライベートでもいつもこんな感じなんですか?」
 
 
M先生:「こんな感じって?」
 
 
T君:「なんていうか、西洋の貴族っぽいというか、とっても品がある感じです。」
 
 
M先生:「何それ?褒められてるのかしら?」
 
 
T君:「もちろんです!良いことです!」
 
 
M先生:「うふふ、じゃあ、受け取っておくわ。ありがとう。」
 
 
僕:「M先生は、ふだんの舞台でもそういう役を演じることが多いんですか?お姫様とか、貴族役とか?」
 
 
M先生:「そうねぇ、それは作品によるわね。私今まで色んな役を演じてきてるから、きっとシンヤ君とT君が聞いたら、え?そんな役を?って驚くような役も。」
 
 
僕:「え?どんな役ですか?知りたいです!」
 
 
M先生:「うふふ、それは内緒!」
 
 

M先生の旦那さん

T君:「M先生って、たしか結婚されているんですよね?」
 
 
M先生:「うん、してるよ。」
 
 
T君:「いったいM先生ほどの女性のハートを射止める男性はどんな人なんですか?」
 
 
M先生:「うふふ、大げさねぇ~。普通の人よ。」
 
 
僕:「普通の人って、一般人ですか?芸能人じゃないサラリーマンとか?」
 
 
M先生:「夫の仕事もミュージカル俳優なの。そういう意味では、普通の職業の人ではないのかもね。」
 
 
T君:「えーーー!そうなんだ!!旦那さんもミュージカル俳優ですか!じゃあ、さぞかしカッコいいんでしょうね?」
 
 
M先生:「うふふ、どうかしら?まあ、人前にでる職業だから、外見には気を遣っていると思うけど。」
 
 
「ミュージカル俳優」という言葉を聞いて、僕の頭の中には、
 
 
「タキシードを着て蝶ネクタイをした、肩幅が広くて背の高いイケメン」
 
 
の映像が浮かびました。
 
 
僕:「そうですよね。ミュージカル俳優なら、お腹がボヨン!と出ていることもなさそうですよね。」
 
 
M先生:「うふふ、そうね。」
 
 
T君:「あ~いいなぁ・・・M先生をお嫁さんにできるなんて!旦那さんがうらやましいっす!」
 
 
僕:「本当!うらやましいっす!」
 
 
M先生:「うふふ、あなた達はまだ若いんだから、私より若くてキレイな女の子と結婚できるわよ。」
 
 
僕:「旦那さんとは、一緒の舞台に立ったりするんですか?」
 
 
M先生:「するわよ。一緒に舞台をやっていると、いつも一緒にいる感じね。」
 
 
T君:「そうか~、夫婦で一緒に仕事をするっていうのは、普通のサラリーマンではない経験ですよね。」
 
 
僕:「たしかに!ふつうは同じ部署の同僚と結婚したら、片方が別の部署に異動になったりするもんね。」
 
 
M先生:「そうね、そういう意味では、特殊かもしれないわね。」
 
 
 

華やかなステージの裏側

T君:「そもそも、ミュージカル俳優っていう職業は特殊ですよ!どんな世界なんだろう?」
 
 
M先生:「うふふ、きっと表から見えるほど華やかな雰囲気じゃないわよ。稽古の現場はけっこう泥臭いというか、肉体労働なのよ。」
 
 
僕:「え~!そうなんですか?」
 
 
M先生:「あなた達はふだん演技のレッスンを受けているでしょ?その時の雰囲気とそんなに変わらないわ。」
 
 
T君:「え?そうなんですか?じゃあ、みんなTシャツにジャージとか?」
 
 
M先生:「そうそう!みんな動きやすい格好で練習するからね。」
 
 
僕:「え?じゃあ、M先生もTシャツにジャージ着ることあるんですか?」
 
 
M先生:「もちろん、あるわよ(笑)」
 
 
T君:「えーーーー!!想像できない!!」
 
 
僕:「M先生がドレス以外の服を着ているシーンが想像できません!」
 
 
M先生:「うふふ、練習で汗をかくのにドレスなんて着ないわよ(笑)」
 
 
M先生との会話は、僕とT君にとっては新鮮で、芸能界の裏側を垣間見ている気分になりました。
 
 
・・・つづく。
 
 
 
 

※このブログに読者登録をしていただくと、最新の記事を1日1回、メールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
    ↓↓↓

 

 

From  師範代Shinya(新村真也)

英語の達人養成ジム 師範代)

※もくじは、こちら

自己紹介は、こちら

こちらですアップ

 

 

 

 

 

師範代Shinyaの書いた本

↓↓↓

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください