From  師範代Shinya(新村真也)

(→前回のつづき)

※僕が20才の頃、「鉄工場の作業員」から、「アクション俳優」に転職しようと決めて、「俳優養成所」に入った時のストーリーの続きです。

タレントスクールに通い始めてしばらくたった頃、ついに演技クラスに加えて「実技クラス」というのが加わりました。

これまでは、演技クラス2時間のためだけに静岡から東京まで片道2時間以上かけて新幹線で通っていました。

ちょっと物足りない気がしていたので、今回、新しくもう2時間のクラスが追加されたのは僕にとって嬉しいことでした。

実技クラスは、3ヶ月に一度のペースで違うメニューに変わります。

メニューは僕ら生徒側は選べず、スクール側が用意したカリキュラムの順番で進んでいきます。

しかも、実技クラスの種類は何になるか?が直前まで知らされません。

とりあえず、動きやすい服装で参加すること以外の情報がないのです。

外部からの講師

スクール側は、「わざと情報を知らせない」というよりも、「直前まで講師のスケジュール調整をしているので、自分たちでもどうなるか分からない」ようでした。

しばらく通ってみて分かったのですが、このスクールでは社員として常に雇っている講師がいるわけではなく、外部から講師を呼んで、3ヶ月ごとの契約でレッスンをしてもらっているようでした。

講師の人たちは現役の役者やダンサー、ミュージシャンなどでした。

(「あの人テレビで見たことある!!」という講師の人はいませんでしたが、教えるのがうまく、実力者だろうなと感じました)

講師の人たちも本業があるので、3ヶ月ごとの契約はおそらく都合が良いのだと思います。

そんな感じで、僕らのクラスの実技メニューは、直前の週まで知らされませんでした。

 

いきなり日本舞踊

実技クラスが始まるちょうど1週間前、演技レッスンの最後に先生が言いました。

「来週から始まる実技クラスは、日本舞踊に決まりました。」

「え?日本舞踊??」

クラス内からは、ざわざわとした声が聞こえてきました。

生徒のメイン年齢層は、僕と同年代の20才前後だったので、おそらく「ヒップホップダンス」などの若者向けの内容を期待していたようでした。

僕も、まさかいきなり日本舞踊を習うとは思ってもいませんでした。

先生:「服装は、特に着替える必要はありません。今の演技クラスを受けている時の服のままで大丈夫です。ただ、ひとつだけ持ち物があります。扇子を持ってきてください。」

僕ら:「え?扇子??持ってないんですけど・・・」

先生:「百均で売っている安いもので大丈夫です。大きさも問いません。古くてボロボロのものでも構わないので、とにかく扇子を持ってきてください。」

僕ら:「・・・分かりました。」

 

初めての日本舞踊

僕は正直、日本舞踊というものがどんなものか、全然知りませんでした。

ただ、剣道や空手をやっていたので、日本舞踊も武道に通じるものがあるような気がしていました。

いよいよ、初日のレッスンが始まりました。

クラスルームに入ってきた先生は、着物を着ていました。

60代後半~70代ぐらいの小柄な女性でした。

さすが日本舞踊の先生だけあって、歩き方や立ち居振る舞いに「優雅さ」を感じます。

僕はそんな動きを見て、子供の頃にハマった映画「ベストキッド」に登場する、「空手の達人ミヤギさん」を思い出してワクワクしてきました。

「皆さん、こんにちは。今日から日本舞踊のクラスを担当します、○○です。

○○というのは、本名ではありません。日本舞踊の世界での名前です。まあ、芸名ですね。

漢字ではこう書きます。(ホワイトボードに漢字を書きながら)私の名前を覚えるのは難しいと思いますので、ただ、先生とだけ呼んでくれれば大丈夫です。よろしくお願いします。」

先生は常にニコニコしていて、話し方も優しい雰囲気ですが、声が大きくてよく通るので、迫力があります。

小さな身体から大きなオーラが出ていて、ただ者ではない雰囲気です。

周りのクラスメイトはどう感じているか分かりませんが、なんとなく僕は、映画ベストキッドの中で「ミヤギさんに空手を教わるダニエルさん」に自分がなったような気分がしてきて、テンションが上がりました。

・・・つづく。

 

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