From  師範代Shinya(新村真也)

(→前回のつづき)

※僕が20才の頃、「鉄工場の作業員」から、「アクション俳優」に転職しようと決めて、「ジャパンアクションクラブ」という団体のオーディションを受けた時のストーリーの続きです。

沈黙と緊張感の漂う中、ボスっぽい中年男性から、まさかの「履歴書の手書き文字」を褒められた僕は、いったいどんなリアクションをしていいのか分からずに、固まっていました。

しばらく履歴書を眺めた後、そのボスっぽい人が言いました。

ボス:「じゃあ、まずは今の時点でできる実技を見せてもらおうか。」

僕:「はい!」

ボス:「君は・・・空手をやっているんだね。空手とアクションの技の違いは知っているかな?」

僕:「はい!空手の技は、実際に当てて効かせるための動きですが、アクションの技は、当てずに当たっているように見せるための動きです。

カメラの視点から見てパンチやキックが相手に当たっているように見せるためには、カメラと自分との位置や角度を考えながら、パンチやキックを打ちます。」

ボス:「ほぅ!」

ボスの目の色が変わるのが分かりました。

ボス:「君は、今まで自分でそういう映像を撮ってみたことがあるのかい?」

僕:「はい!ジャッキー・チェンの映画を何度も繰り返し見て、研究した後、自分でビデオカメラで撮影してみました。

弟を相手に動画を撮って、どうやったら本当に当たっているように見えるか?を色々研究しました。」

ボス:「ほぅ!なかなか勉強しているね。じゃあ、今できるアクションの技を少し見せてもらえるかな?」

僕:「はい!分かりました!」

実技を披露!

僕は、この日のために練習を積んだ、「アクションのための派手な技」を1つ1つ披露していきました。

ハイキックや跳び蹴りを始め、ジャッキーがよく映画で使う回転足払い、ローリングソバットなど、見栄えのする足技を中心に、大げさなフォームのパンチも交えて繰り出していきました。

すると、ボスの両脇にいる坊主頭の先輩メンバーっぽい2人が、嬉しそうに声を出しました。

先輩:「ヒュー!」

顔を見ると、ニコニコしながら頭を小さく左右に振っています。

それは、空手道場でスゴい技を決めた人に対する、ギャラリーからの賞賛のリアクションに似ていました。

僕は嬉しくなって、力の続く限り、ひたすら技を繰り出していきました。

すべての技を出し終わった後は、ボスも先輩も何も言わず、静かな沈黙がまた訪れました。

ボスの言葉

ボスの両隣の先輩2人は、明らかに僕の見せた技を気に入っているようでした。

でも、ボスは厳しい表情をしています。きっと、こういう時に「足りない部分」を探すのが、ボスの役割なんだと思います。

僕は心の準備をしました。鉄工場で毎日親方に怒られている僕には、「自分のダメな場所を指摘されることに対する免疫」ができていました。

でもボスは、特に批判はしてきませんでした。

ボス:「かなり練習しているね。1日どのくらい練習しているの?」

僕:「1日2時間ぐらいです。」

ボス:「週に何日ぐらい?」

僕:「毎日です。仕事の日も、休みの日もやっています。」

ボス:「それを何年ぐらい続けているの?」

僕:「3年ぐらいです。」

ボス:「なるほどね・・・」

ボスの顔は笑ってはいませんが、どうやら認めてもらえているような雰囲気がしました。

おそらく、このオーディションの応募者は、「空手や格闘技の経験者」は多くいると思います。

でも、「アクションの技の経験者」は少ないのではないか?と思います。

空手道場は日本全国にありますが、アクションを教えるスクールは、おそらくこのジャパンアクションクラブ以外にはほとんどなさそうです。

僕もちょっと前まで、その存在すら知りませんでした。

そのぐらい経験者が少ないアクションの世界で、僕はジャッキー映画をお手本にしながら、実際に動画を撮って研究してきました。

そこまでやっている候補者は少ないのでは?

この時のボス&先輩のリアクションから、そう思いました。

・・・つづく。

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