【僕が「習い事」に感じた夢と希望:カラーコーディネーター編80】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
 
(→前回のつづき)
 
※僕がカラーコーディネーター1級の試験に再チャレンジしながら、ジーンズショップに転職した時の体験談の続きです。
 
 
店長&正社員候補としてジーンズショップに入社した僕は、自分の立ち位置をどうするか?で究極の選択を迫られました。
 
 
①店長側のポジションを取るか?
 
 
②スタッフ側のポジションを取るか?
 
 
です。
 
 
店長側のポジションを取るなら、スタッフと仲良くするのをあきらめて、嫌われる覚悟で厳しい姿勢を貫かなければならないでしょう。それによって精神的にツラくなるかもしれません。
 
 
スタッフ側のポジションを取るなら、このお店にいる期間は穏やかに過ごせますが、自分が店長として他のお店に異動になった時にまた同じ問題に直面することになるでしょう。
 
 
僕は最初の数日間はどちらとも決められずに、中間的なポジションで観察していました。
 
 
僕の前任のAさんは、②のポジションを取って楽しくやっているように見えました。
 
 
Aさんは僕と2人だけになった時に、こんなことを言っていました。
 
 
「店長がいる時にはみんな緊張してるから、いない時ぐらいは僕がみんなをリラックスさせているんですよ。ずっと気を張り詰めていたら、みんな疲れちゃいますからね。」
 
 
たしかに、ずっと気を張り詰めていたら疲れる、というのは分かります。
 
 

息抜きは必要

僕も鉄工場でパンチパーマの親方に怒られまくっていた頃には、かなり精神的に追い詰められていました。
 
 
恐怖の感情で動いていましたが、仕事へのモチベーションが上がることは一度もありませんでした。
 
 
親方の目が届かないところではサボりたくなって、手を止めてボーッとしていたりもしました。
 
 
だから、Aさんの言っていることも分かります。
 
 
それに、お店では店長よりもスタッフと一緒にいる時間の方が長いです。
 
 
店長が休みの日には、僕は必ず出勤です。
 
 
僕が休みの日には、店長が必ず出勤です。
 
 
さらに、店長はエリアのリーダーなので、他のお店を回るために不在の日もよくあると聞きました。
 
 
ということは、僕と店長が顔を合わせるのは週2~3日間あるかないか?です。
 
 
一方で、僕は週5日間は必ずスタッフと顔を合わせます。
 
 
どちらの人間関係を優先した方がラクか?は決まっています。
 
 

何を優先するか?

僕は今、カラーコーディネーター1級の資格に、来年こそは受かりたいと思っています。
 
 
そのためには、いかにエネルギーを残して仕事を終えるか?が大事になってきます。
 
 
ただでさえ長時間労働で大変なのに、プラスして人間関係で疲れてしまったら、カラーの勉強をできなくなってしまう確率が高まるでしょう。
 
 
損得勘定で考えたら、②のスタッフ側のポジションを取って、Aさんのやり方を引き継ぐのがベストです。
 
 

カッコ悪い

ただ一方で、僕は理屈ではなく直感で「カッコ悪いな・・・」と思ってしまいました。
 
 
店長がいない日に、スタッフがカウンターに集まってダラダラしながら1日中おしゃべりをしている。
 
 
そんな姿を客観的に見て、「カッコ悪いな・・・」と思ってしまったのです。
 
 
これはおそらく、直前の職場のイトーヨーカドーの影響だと思います。
 
 
 

独立して自由に働く文化

イトーヨーカドーの僕がいた売り場では、「みんなが独立して自由に働く」という文化がありました。
 
 
みんな自分の売り場を任されているので、出社したらすぐ商品のチェックや在庫発注、入荷商品の陳列などの作業を始めます。
 
 
マネージャーがいようがいなかろうが、僕らパートやアルバイトスタッフの働きぶりが変わることはありませんでした。
 
 
そもそも僕は入社以来、マネージャーや社員さんから怒られたことは一度もありませんでした。
 
 
それどころか、プライベートでもスキーに一緒に行ったり、デートコースを指南してもらったりしていました。
 
 
今思い返すと、僕のいた売り場の社員さんたちは、
 
 
「スタッフとすごく距離が近いのに、ナメられない」
 
 
というポジションを、上手に取れていたと思います。
 
 
僕の中ではそれがデフォルト状態になっていたのです。
 
だからこそ、「店長がいない日にみんなで一緒にダラける」という1日の過ごし方が「カッコ悪い」と感じました。
 
 
そして、「自分は絶対あっち側に行きたくない!」と思ってしまったのです。
 
 
それが、僕にとってイバラの道の始まりでした。
 
 
・・・つづく。
 
 
 
 

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