From 師範代Shinya(新村真也)
※明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします。新年一本目の記事は「勉強ネタ」ではなく、気軽に読める「僕の体験談シリーズ」でお届けします。
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(→前回のつづき)
※僕が20才の頃、「鉄工場の作業員」から、「アクション俳優」に転職しようと決めて、「俳優養成所」に入った時のストーリーの続きです。
僕と弟は、ジャッキー・チェンのカンフー映画をマネして自作するプロジェクトを始めました。
最初に入念にジャッキー映画の動きをチェックして、カメラの角度やカット割りなどを分析して「絵コンテ」を作りました。
目指すのは、「香港カンフーアクションの完全コピー」です。
分析が終わると、すぐに撮影に入りました。
家から歩いて5分ぐらいで行ける空き地をロケ地にして、そこで毎回撮影することにしました。
撮影は毎回この3ステップでやりました。
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①絵コンテを見ながらカメラの高さや角度を決めて三脚で固定する。
②弟がカメラのファインダーをのぞき込んで構図を確認し、僕がカメラの前で実際の動きをしてみる。弟が「もうちょっと左!」「もうちょっと右!」など、細かい立ち位置の調整をする。
③同じシーンを何度か撮影してみて、撮れ方を確認する。納得のいくシーンが撮れるまで、何度も同じシーンを繰り返す。
という流れです。
今でこそ、ビデオカメラには「カラー液晶画面」が付いていて、クルッと反転させることで「自撮り」ができるようになっています。
でも当時のビデオカメラには、そんな機能はありませんでした。
携帯電話もガラケーで、画面は白黒液晶だった時代です。
僕らが使っていたビデオカメラも、片目で覗くファインダーが付いているだけでした。
液晶画面がないと、弟と僕の2人で一緒に構図を確認することはできません。
撮影し終わった動画は、1人ずつ順番にファインダーを覗いて見て確認する作業をしていました。
珍しい「自撮り」
そんな面倒な作業でも、ファインダーを覗いている時にはドキドキしました!
「どんな撮れ方をしているんだろう?」
「うまく撮れているかな?」
と、ウキウキしながら再生していました。
また、撮影作業自体がワクワクしました。
今でこそ、スマホとYouTubeの普及によって「自分で自分の姿を動画で撮影する」という作業がそんなに珍しいことではなくなりました。
今だったら、ビデオカメラで自分たちを撮影している姿を誰かに見られたら、「あっ!ユーチューバーかな?」と思われるでしょう。
そのぐらい「自撮り」は珍しいことではなくなりました。
でも僕と弟が撮影を始めた当時の家庭用ビデオカメラの使い道は、
・お父さんが子供や奥さんを撮影する
・旅行先で風景を撮影する
ぐらいでした。
そもそも当時のビデオカメラは、自撮りにはまったく向いていない作りになっていました。
・液晶画面が付いていないので、撮りながら自分がちゃんと映っているのか確認できません。
・レンズの画角が狭いので、手に持って自分を撮影したら、顔面どアップ!の映像になってしまいます。
・本体がずっしり重いので、手を伸ばした状態で持ち続けるのはかなりキツいです。
・手ぶれ補正機能もないので、手の震えがそのままダイレクトにカメラに伝わってしまいます。
以上の点から、当時の家庭用ビデオカメラで自撮りをしている人はほとんど見かけませんでした。
だからこそ、当時に自撮りをすることには、なんとも言えない「特別感」があったのです。
すべてが楽しい!
三脚を立てて、ビデオカメラを回して、撮影して、確認して、あーでもない&こーでもない議論して、また撮影する・・・
そんな面倒な作業自体すべてが、楽しく感じました。
「自分たちは今、映画を作っているんだ」という特別感を感じながら、テンションが上がりました。
ガジェット好きな弟は撮影機材を操るのを楽しみ、演技好きな僕はカメラの前で動きを研究するのを楽しみました。
自分たちがジャッキー&撮影クルーになったような気分で、「映画作りそのものが娯楽」という感じでした。
・・・つづく。
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