【僕が「習い事」に感じた夢と希望:演技編123】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
※僕が20才の頃、「アクション俳優になろう!」と思って「俳優養成所」に入った時のストーリーの続きです。
 
 
事務所のマネージャーに「自作アクション映画」のテープを渡してどんなリアクションが来るか?を見たことで、僕は完全にアクション俳優への道をあきらめることができました。
 
 
とりあえず、芸能界がどんな所か?門が狭いと言われているけど、実際どのぐらい狭いのか?
 
 
それを探るべく、僕は自力で役者のオーディションを探して受けてみることにしました。
 
 
とはいえ、当時はまだガラケーが出たばかりの時代です。
 
 
スマホはおろか、パソコンでさえ「一家に一台」とまではなっていなかった時代です。
 
 
今のようにネットで情報を調べることはできませんでした。
 
 
唯一の情報源は、僕が通っていたスクールの掲示板に貼られる「エキストラ募集!」「オーディション応募者募集!」などのポスターでした。
 
 
「自分の人生を変えるための情報」が貼ってあるため、いつもスクールの掲示板の前には人がたくさん群がっていました。
 
 
今思い返すと、生徒たちにとってあのスクールに通う価値はレッスンだけではなく、この情報掲示板にもあったと思います。
 
 
そう考えると、今はネットでいくらでも情報が取れる時代になってしまったので、芸能スクール経営も大変だと思います。
 
 
 

TVに出るための手段

また、今はTVに出て有名になる手段が、芸能界経由でなくてもできるようになりました。
 
 
YouTubeやSNSで自力で発信して話題になれば、逆にテレビ局の方が近づいてくることがあります。
 
 
身近な例で言うと、この10年後(僕が31才の頃)から僕は弟と2人で兄弟マジシャンとして活動するようになりましたが、ITに強い弟はいち早くYouTube動画を宣伝に取り入れました。
 
 
当時はまだユーチューバーという言葉もなく、一般の人が素人っぽい雰囲気のホームビデオ投稿をするぐらいの使い道でした。
 
 
そんな中で、弟はプロ用の編集ソフトと高性能パソコンを駆使して僕らのプロモーション動画を作ってアップしていました。
 
 
そしたら、マジックショーの仕事がYouTube経由で次々と入ってくるようになりました。
 
 
さらに、テレビ局から出演の依頼が来たり、ディレクターさんがわざわざ静岡まで足を運んできてくれたりしました。
 
 
僕はこの頃には英会話スクールの講師として働いていたので、テレビ局の提示した不規則な撮影スケジュールに合わせられず出演を断念しました。
 
 
でも弟の仕事は僕のように決まったスケジュールで動くタイプではないので、うまく有給を組み合わせてテレビ局のスケジュールに合わせて東京に行き来していました。
 
 
 

ゴールデンタイムのTV番組に出演!

その結果、弟は「ビートたけしのアンビリーバボー」や「NHKのためしてガッテン」、「ピエール瀧のしょんないTV」などの有名なテレビ番組に次々と出演していきました。
 
 
ちなみに僕は、この時にはもう芸能界に対する未練はほぼゼロでした。
 
 
せっかくなれた念願の「英会話スクール講師」の仕事をむりやり休んでまで、TVに出たいとは思いませんでした。
 
 
 

時代の変化

弟のテレビ出演は、僕がタレントスクールに通っていた10年前だったら考えられなかったことです。
 
 
弟はどこのスクールにも通うことなく、自分で作った動画をYouTubeにアップすることでTV局のディレクターに自分を見つけてもらい、ゴールデンタイムのTV番組出演を果たしました。
 
 
今は「一般人」と「芸能人」の境目があいまいになってきています。
 
 
芸能人がユーチューバーとしてデビューするのが当たり前になりました。
 
 
一般人がアップしている動画の中に混じって、芸能人の動画が表示されるようになりました。
 
 
その結果、今は「芸能界」という場所が昔ほど神聖なイメージではなくなってきているような気がします。
 
 
 

20年前の芸能界のイメージ

でも、僕が21才の頃には、世の中がこんな風になるなんて、まったく想像できませんでした。
 
 
芸能界は「深い霧に包まれた宝島」であり、芸能人は「雲の上の仙人」みたいな存在でした。
 
 
そしてテレビや映画に出演する道は、普通の人にはまったく見えない「天上人への光の階段」のようでした。
 
その光の階段を、僕は「ライバルの多いスクールの掲示板」ではなく、別の場所で自力で探してみることにしたのです。
 
 
・・・つづく。
 
 
 

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