【僕が「習い事」に感じた夢と希望:演技編92】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
※僕が20才の頃、「アクション俳優になろう!」と決めて、「俳優養成所」に入った時のストーリーの続きです。
 
 
新しく始まったストリートダンスクラスは、僕にとって大きな楽しみになりました。
 
 
それまで実技のクラスは、演技クラスのおまけ的存在でした。
 
 
特にヒゲ先生の演技クラスが始まってからは、毎回全力を出し切るのが楽しくて、完全に意識がそっちに向いていました。
 
 
演技クラスは僕の中で完全にサブ的な要素になっていました。
 
 
でも、ストリートダンスのイッサ先生の登場により、実技クラスも毎週の楽しみになりました。
 
 
・ヒゲ先生の演技クラスでは、「なりふり構わず全力で表現する」ことを練習します。
 
 
・イッサ先生のストリートダンスクラスでは、「カッコ良く自分を表現する」ことを練習します。
 
 
この対極にある2つをバランス良く学ぶことができるのは、自分の成長に役立つと感じました。
 
 
僕はヒゲ先生の演技とイッサ先生のダンスの両方のお手本を見て、「見る人を感動させる2つの要素」に気付きました。
 
 
見る人を感動させる2つの要素は、
 
 
①人にどんな風に見られているかなんて気にせずに、とにかく全力でぶつかっている姿勢
 
 
②「自分の魅せ方」を研究し尽くした人がまとう自然体のオーラ
 
 
だと思います。
 
 
この2つが組み合わさった時に、人を感動させるパフォーマンスができる気がするのです。
 
 

①全力を出しながらも冷静な自分

演技クラスのヒゲ先生は、僕らが「全力投球の演技」に慣れてきた頃に、こんなことを言いました。
 
 
「全力を出して自分を表現できるようになったら、次のステップは自分のコントロールだ。
 
 
今のなりふり構わず演技している自分の後ろに、もう一人冷静な自分を置くんだ。
 
 
その冷静な自分が斜め上から、常に自分自身と観客を広い視野で観察している感覚。
 
 
それができるようになれば、自分が演技に飲まれることがなくなる。
 
 
演技に没頭しすぎてセリフが全部飛んだり、台本にはないめちゃくちゃな演技になってしまったりすることもなくなる。」
 
 
 

②冷静な表情で全力を出す自分

一方で、ストリートダンスクラスのイッサ先生は、レッスン中に一度ボソッと小さな声で、こんなことを言っていました。
 
 
「ストリートダンスを踊っている時には、自分の表情も気にしてください。
 
 
激しく動いて身体がしんどくても、それを顔に出さないようにガンバってください。
 
 
せっかく動きがカッコよくても、口を開けてゼーゼー息をしながら苦しそうな顔をしていると、見ている人にはカッコ良く映りません。
 
 
身体は全力を出しながらも、顔は全力を出してないフリをするんです。
 
 
それができるようになるためには、ふだんの練習の時からマックスパワーで踊るクセをつけておくことです。」
 
 
イッサ先生とヒゲ先生はまったくキャラが違うし、レッスンのスタイルも、アプローチの仕方も違います。
 
 
でも、二人とも言っていることは同じような気がしました。
 
 
 

イッサ先生のカッコ良さ

イッサ先生はいつもクールで無口で、若者にありがちな「全力を出すなんてカッコ悪いぜ」的な姿勢のキャラに見えました。
 
 
ひと言で言えば、「スカしたキャラ」です。
 
 
でも、イッサ先生がひとたびダンスを始めると、スゴいキレキレの動きをするのです。
 
 
イッサ先生の動きの素早さと正確さは、
 
 
「鏡の前で自分の姿を見ながら何千回、何万回と同じ動きを練習してきた人」
 
 
にしか到達できないものだと、素人の僕の目にも分かりました。
 
 
ある時、クラスメイトのT君が僕にこんなことを言ってきました。
 
 
T君:「俺、こないだレッスン後にイッサ先生に話しかけてみたんだけどさぁ、あの人やっぱスゲーよ!
 
 
ストリートダンスなら、そこら辺のやつらには絶対負けない自信があるって言ってた。
 
 
先生は俺らと同じ21歳らしいんだけど、14歳でストリートダンスに出会ってから7年間、毎日ずっと練習してるんだって。
 
 
このジャンルに関しては、中途半端にやってるやつらには絶対負けないって言ってた。
 
 
それ言ってる時のイッサ先生の目がさ、なんていうか、すげーカッコ良くて・・・あ、この人は本物だなって思った。」
 
 
それを聞いたとき、僕らがなぜイッサ先生にここまで引きつけられてしまうのかが分かりました。
 
 
顔がイケメンだとか、ファッションが最先端でカッコいいとか、そういう表面的な要素だけであのオーラが出ているんではないんだと気付きました。
 
 
そして、「自分もそんな一芸を身につけてみたい!」と強く思いました。
 
 
・・・つづく。
 
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