From 師範代Shinya(新村真也)
(※僕がカナダ留学後に英会話スクール講師になってからの体験談です)
(→前回のつづき)
僕は、英会話スクールの講師になる前には、何となくこんなことを考えていました。
「仕事で毎日英語を使う環境に身を置けば、英語力は今まで以上に伸びていくだろう!」
と。
でも、そうはなりませんでした・・・
僕は、音読トレーニングとイメージ英文法のメソッドに出会ってから、その2年半後に英会話スクールの講師になるまでの間は、特にこれと言って「伸び悩みのカベ」にぶち当たることはありませんでした。
僕の英語上達の流れをTOEICの点数で表すと、こんな感じでした。
①超初心者レベルからスタート
↓(ひたすらフリートーク×1年)
②TOEIC300点
↓(音読&イメージ英文法×2年)
③TOEIC650点
↓(多読トレーニング×3ヶ月)
④TOEIC735点
↓(カナダ留学×3ヶ月)
⑤TOEIC870点
こうして時系列で見ると、TOEICのAランクの870点に達するまでに、伸び悩みのカベに当たった時期がないことが分かります。
プラトー
英語学習を続けているのに、なかなか伸びない状態がしばらく続く時期を、英語で、
plateau(プラトー)
と言います。
もとの意味は、「高原」とか「台地」という意味で、平らで変化がない状態を表します。
よく、中級者になると、プラトーにぶつかる人が多いのです。
でも、僕がTOEIC870点まで順調に来れたのは、「英語上達完全マップ」という名の「登山ガイド」があったおかげでした。
↓↓↓
英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法
(↑クリックすると、アマゾンの販売ページに行けます)
この本は、僕が進むべき道筋をハッキリと照らし出してくれました。
「最強の英単語帳:DUO3.0」を始めるタイミングや、TOEICのリーディングの点数アップをするための「多読トレーニング」など、その場その場で必要なスキルをアップさせるトレーニング方法を、僕に示してくれた本でした。
その後も、ちょうど良いタイミングでカナダに留学したりして、英語力アップの波に乗ることができていました。
初めてのプラトー
僕にとっての最初のプラトーは、実は英会話スクールの講師になった後にやってきました。
TOEIC870点を取った1年後に受けたTOEICは、855点だったのです。
これは、僕にとって初めての「TOEICの点数ダウン」の経験でした。
この時は、かなりヘコんだのを覚えています。
それまで負け知らずで快進撃を続けてきた新人ボクサーが、初めて挑んだタイトルマッチで、チャンピオンにボロボロにされて、惨敗した時のような気分になりました・・・
なぜ、プラトーになったのか?
僕は、英会話スクールの講師になってから最初の1年間は、レッスン準備が忙しくて、毎日時間が足りない状態が続きました。
自分の英語トレーニングは、かろうじて毎朝30分間続けていましたが、できるだけ負荷を低くするために、
「これまでやってきた音読トレーニング用教材の復習」
程度にとどめていました。
それでも、僕は自分の英語力が伸びると思っていました。
なぜなら、仕事で毎日英語を使う環境に身を置いていたからです。
毎週2回ある会議は英語だったし、レッスンで初心者クラスを教えながら、自分でも「へぇ~!これは知らなかった!」という体験が毎日ありました。
また、TOEICの点数アップのための戦略コースも受け持つようになりました。
それまで、僕はTOEICの受験テクニックにはまったく興味が無かったのですが、さすがに教える側になると、研究しないわけにはいきません。
英会話スクールのオリジナルテキストを使って教えるうちに、自分自身もどんどんTOEICテストそのものに詳しくなっていきました。
なので、英語力は勝手に伸びていくと思ったのです。
一言で言えば、
「英語講師の仕事をしていれば、自分の英語力は勝手に伸びる」
と思っていたのです。
ところが、そうはなりませんでした。
1年前よりも点数が落ちたTOEICスコアを受け取った時には、
「なぜだ??なぜーーー!!」
と叫びたくなる気分でした。
次回は、僕の英語力(TOEICの点数)がなぜ1年間伸びなかったのか?その理由をお伝えします。
コメントを残す