英会話スクールで出会った仲間、「ケイタ」とコンビを組むようになって、しばらくした時のこと。
「そろそろ、英会話スクールの先生以外のネイティブとも話してみるか!」
というノリになりました。
実は以前から、僕らが通っていた英会話スクールの近くに、
「外人バー」
があるという噂を聞いていたのです。
「外人バー」という言葉が適切なのか?
一般的かどうか?
は置いておいて、意味は、
「外国人がたくさん集まるバー」
と言う意味です。
その話は以前から知っていたのですが、初めて聞いたときには、僕はロビーでネイティブの先生と10分間話すだけでも、いっぱいっぱいの状態でした。
なので、僕はとてもひとりでは行く勇気はありませんでした。
でも、ケイタとコンビを組んだ今なら・・・行けるかも?!という自信が出てきました。
そのバーは、英会話スクールから歩いて10分くらいのところにありました。
お酒を飲めない僕は、それまで「バー」と呼ばれる場所に行ったのは、ネイティブの先生と行ったビリヤード場が初めてでした。
今回、僕らが行こうとしている「外人バー」は、
「外国人が経営していて、バーテンもお客さんも外国人」
という噂を聞いていました。
ケイタも僕も、「バー」と呼ばれる場所の雰囲気に慣れていないし、しかも、言葉も通じない確率が高い・・・行くには、かなりの勇気がいります。
その時点では、「外人バー」という響きから、
「身体がデカくて腕に入れ墨の入った、ムキムキの男たちが、大声で話しながら酒をガブガブ飲んで大騒ぎしている」
姿をイメージしていました。
「かなり危険な場所なのでは?」
「男だけで行っても、安全とは限らないのでは?」
と思い、ここは、丸腰で乗り込むのは危険か?
と考え、ケイタとファミレスに集合して、ふたりで「作戦会議」を開きました。
いつものように英会話で助け合うのはもちろん、もし、
「ボッタクリ」
だった時に備えて、いざという時のための
「戦闘プラン」
「緊急脱出プラン」
も練りました。
「北斗の拳」のケンシロウとレイがふたりで、キバ一族のアジトに乗り込んでいった時のように、背中合わせで立って、死角をなくして戦うプランを練りました。
そして、
「まあ、男ふたりなら、囲まれても全力で戦えば、なんとか逃げきれるっしょ!」
という結論に達しました。
僕の「対ネイティブ用秘密兵器」
僕はこのとき、ネイティブとのコミュニケーション手段として、ある「秘密兵器」を用意していました。
それは、「マジック」です。
マジックは、子供の頃から大好きでした。
小学生の頃、よく弟とふたりで、
「ナポレオンズ」
のマジックレクチャー番組を見て、練習していました。
小学生~中学生の頃は、習ったマジックをたまにクラスメイトや先生に披露していました。
大人になってからは、マジックからはしばらく離れていましたが、英会話を始めてから、
「ネイティブと英会話するきっかけに使えるのでは?」
と気づきました。
マジックは、誰が見ても不思議さが伝わるので、文化の違いを越えるような気がしていました。
そこで、英会話スクールに通い始めてからしばらくして、マジックの練習もまた始めました。
弟は社会人になってもずっとマジックを続けていたので、僕よりも知識と経験値がありました。
そこで、弟から、
「カンタンにできてウケのいいマジック」
をいくつか教えてもらいました。
そして次の3つのステップで練習しました。
① マジックで使う日本語のセリフを紙に書き出し、それを英語に書き換える。
② できた英語のセリフの紙を、英会話スクールのネイティブの先生に見せて、文法や単語のミスをチェックしてもらう。
③ できたセリフを何度も声に出して丸暗記する。
覚えやすくするために、セリフは一文をできるだけシンプルに、短くしました。
そして、トータル10個以下のセリフにしました。
こんな感じです。
↓
難しい文法や、凝った言い回しは使わないようにしたので、何度か声に出せば、覚えられました。
「マジック」という、
「コミュニケーションの秘密兵器」
を手に入れた僕は、ケイタと一緒に勇気をふり絞って、外人バーに向かいました・・・
・・・つづく
P.S.
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From Shinya
(英語の達人養成ジム 師範代)
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