From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
※英語でTVゲームがプレイできる「PCエンジン・ミニ」を最近買った話の続きです。
僕はPCエンジンを見ると、中学時代によく遊んでいたT君を思い出します。
以前、ネオジオミニを買った時の話の中で登場した、あの「ホラ吹きT君」です。
実はT君の話はけっこう反響があって、「T君の話が面白かったです!」という声をたくさんいただきました。
ホラ吹きT君の要点まとめ
けっこう前の記事なので、ウソつきT君のお話の要点をサラッとまとめてお伝えすると、
①僕が中学時代にTVゲームにハマったのは、T君とK君という2人のゲーム好きのクラスメイトの影響でした。
②僕ら3人は毎日、学校が終わると部活をサボってK君の家でファミコンをプレイして遊びました。
③ある日、T君が僕とK君に小さなウソをつきました。
④そのウソというのは、「俺のオヤジが海外出張のおみやげで、日本にはないスゴいゲーム機を買ってきてくれた。」というものでした。
⑤T君によるとそのスゴいゲーム機は「小さな手のひらサイズで、カラー液晶画面が付いていて、本体に小さなボタンとジョイスティックが付いていて、まるでゲームセンターの筐体をそのまま小さくしたような作り」ということでした。
⑥当時の最新のゲーム機は「白黒画面のゲームボーイ」でした。なので僕とK君は驚いて、T君の話に夢中になりました。
⑦僕とK君は、そのミニゲーム機をプレイさせてもらうのを楽しみにしていました。でも、T君はいつまでたっても僕らを家に呼んでくれませんでした。何かと理由を付けてごまかすのです。
⑧ある日、僕とK君の2人でT君の家にアポ無しで突撃して、真実を確かめに行きました。
⑨T君は開き直って「そんなゲーム機あるわけねーじゃん!全部ウソだよ!バーカ!」と言いました。
⑩僕とK君は怒りMAXで、その後T君と絶交しました。
⑪その後、「やっぱり3人いないとつまらないな」と気付いたK君と僕は、T君を許して仲直りしました。
というのが、ざっくりしたまとめです。
このお話を何本かの続きの記事にして書きました。
(ホラ吹きT君との詳しいストーリーに興味のある場合は、こちらをクリックしてください)
後日談
あの「ホラ吹きT君」のストーリーには、実は続きがあります。
仲直りしてまた3人でゲームをするようになった僕らは、T君の家に集まるようになりました。
そしてT君が「ウソではなく本当に持っているゲーム機」をプレイするようになりました。
その本当のゲーム機が、PCエンジンだったのです。
T君は僕らにウソをつくぐらいの見栄っ張りだったので、K君の持っているファミコンよりも上のグレードに位置するゲーム機のPCエンジンを持っていました。
当時のゲーム機を性能(ソフトの出来は無視して本体の性能)でランク付けすると、こんな感じでした。
3位:ファミコン(安くて持っている人が多い:K君所有)
2位:PCエンジン(高くて持っている人が少ない:T君所有)
1位:メガドライブ(高くてマニアックで持っている人が少ない)
これはまだ、王者「スーパーファミコン」が発売される前の話です。(僕らが中学を卒業する直前ぐらいにスーパーファミコンが登場して、美しい画面で当時のキッズ達の度肝を抜きました)
当時中2だった僕らは、T君の持っている「PCエンジン」をプレイさせてもらいに、T君の家に集合しました。
T君はPCエンジンをとても大事にしていて、本体にカード(ソフト)を抜き差しする作業は必ず自分でやっていました。
また、ふだんは本体を出しっぱなしにしないで、コードを全部抜いて押し入れにしまっていました。
僕とK君が触らせてもらえるのはコントローラーだけでした。
僕ら3人の中では、おそらくK君の家が最もお金持ちのようで、K君はファミコンのソフトを驚くほどたくさん持っていました。
そして、誕生日以外にも何かあるたびに新作ソフトを買ってもらっていました。
ゲーム機を一台も持っていなかった僕にとってはK君の環境はうらやましくて、毎日K君の家に行って遊んでいました。
一方、T君の家はおそらくそんなにお金持ちではありませんでした。でもT君はなんとか親に頼み込んでPCエンジンを買ってもらったようでした。
そんな状況だったので、T君の手持ちのソフトの種類は多くありませんでした。
そのため、ひとつのゲームをとことんやり込みました。
僕ら3人でやり込んだゲームは、「スーパー桃太郎電鉄2」です。
そのソフトが今年2020年に発売された「PCエンジンミニ」にも入っているのです。
それが、僕がPCエンジンミニを買った最大の理由でした。
・・・つづく。
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