From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
※英語でTVゲームがプレイできる「PCエンジン・ミニ」を最近買った話の続きです。
前回の記事では、PCエンジンミニが英語学習に役立つと思う3つの理由、
理由①英語版の「ロールプレイングゲーム」が入っている
理由②キャラが高音質のネイティブ発音で話す
理由③同じゲームの日本語版と英語版が両方入っている
のうち、1つ目を詳しくお伝えしました。
今日は②と③を深掘りしていきます。
理由②キャラが高音質のネイティブ発音で話す
僕が中学~高校生だった頃に流行ったゲーム機のほとんどは、「音声」がそんなに良くありませんでした。
キャラクターがしゃべる声が「いかにもコンピューターの合成音声」という感じで、ボソボソしていて何を言っているのか聞き取りづらかったのです。
当時の最新機種だったスーパーファミコンでさえも、ストリートファイター2のソフトの中でキャラクターに「波動拳!」「昇龍拳!」と短いセリフを言わせるぐらいが限界でした。
そんな状況を打破したのが、PCエンジンの「CD-ROM」と呼ばれる仕組みでした。
四角い形のカセットを本体に差し込んでプレイするのが普通だった時代に、CDを差し込んでプレイするという先進的なスタイルを確立しました。
CDーROM形式のゲームは、CDの強みを活かした音質の良さが特徴でした。
BGMが美しいのはもちろん、人の声がすごくキレイに収録されていました。
主題歌まで入っているゲームがあったほどです。
そしてこのCD-ROMスタイルでロールプレイングゲームも作られました。
今回僕がゲットしたPCエンジンミニの中にも、このCDーROMのロールプレイングゲームがいくつか入っています。
そして何より、日本語版と英語版の両方が入っているのです。
北米のナレーターの聞き取りやすい発音で、キャラクターがペラペラと英語をしゃべってくれます。
英語テキストについてくる付属CDと同じぐらいのクリアな音質で、しかもすごく感情を込めてアメリカ人の声優さんが話している英語を聞けるのです。
ゲームの中で話されるセリフが聞き取れなければ、謎を解いて先に進むことができません。
そのため、必死で聞き取ろうとします。
「聞き取れなかったら何度も聞き返す」といった作業も必要です。(これは実際の英会話でも必要なことです)
ゲームの中とはいえ、「人々に話しかけて自分の知りたい情報を聞き出す」という、かなりリアルな英会話を「クリアなネイティブ音声」で体験することができます。
これは英語教材的な視点で見たら、画期的だと思います。
ただ、市販の英語教材と違って「日本語訳&解説」がないので、自分の解釈が合っているのか分かりません。
そこで、3つ目の理由が役立つのです。
・・・つづく。
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