From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
僕が最近ゲットして「これは良い!」と思った中国製激安MP3プレーヤーをご紹介します。
これは、細かく見れば見るほど、明らかにソニーのウォークマンのSシリーズをマネして、さらに乗り越えようとしてきているのを感じます。
もちろん、原価コストを考えると、トータルで見れば音楽プレーヤーとしての完成度はウォークマンには及ばないことは想像がつきます。
でも、ウォークマンのSシリーズの語学学習機能の一部を削って作られたモデルと比べると、この中国製のプレーヤーには、「熱意」を感じます。
そっくりな外見
まず外見は、見事なまでにウォークマンのSシリーズをマネしています。
重ね合わせてみると、まったく同じサイズです。
測りに置いてみると・・・見事なまでに同じ49グラム!!
1グラムの狂いもなくマネしてきています(笑)
まさに、ウォークマンSシリーズの完全コピーと言えるでしょう。
あり余る機能
「無駄な物をそぎ落とす」コンセプトで、洗練されたクールなイメージを狙っている(であろう)最近のウォークマンと比べると、この中国製モデルは対照的です。
できる限りの機能を、てんこ盛りにして、これでもか!と作り込んできている感があります。
音楽プレーヤー以外の機能としては、
①万歩計
②ストップウォッチ
③電子書籍リーダー
④動画再生
⑤写真再生
⑥カレンダー
⑦アラーム
などなど、数え上げたらキリがありません。
でも、そんなことはどうでも良いのです!
肝心なのは、「語学学習モード」です。
スピードコントロール
まず、一番大事な機能、スピードコントロールです。ウォークマンSシリーズの現行モデルでは削られてしまったこの機能。
ここで「使える!」となれば、中国版はかなりのポイントアップです。
僕の見る限り、スピードコントロール機能は、完璧でした。
まず、遅くするモードで8段階あります。
そして、速くするモードで8段階あります。
トータル16段階です。細かすぎるぐらいです(笑)
ちなみに、僕の持っているウォークマンS14は、スピードは遅くするモードで3段階、速くするモードで3段階の、トータル6段階(100%も入れると7段階)です。
スピードを一番遅くすると、さすがに「音質」ではウォークマンに軍配が上がる感じです。
でも、音楽を聴くわけではないので、そこまで気にする必要はないかもしれません。
ウォークマンを超えた!!すごい「一時停止」機能!
そして、この中国版の機能の中で僕が一番スゴい!!と思ったところは、「一時停止機能」です。
ふつう、どんなMP3プレーヤーも、途中で一時停止すると、次の部分の頭が少し切れてしまいます。
たとえば、
I got a new jacket and jeans yesterday.
(私は昨日、新しいジャケットとジーンズを買った)
という文章を読み上げたとして、jacketのすぐ後で一時停止すると、次のandが消えて、jeans から始まります。
それをカバーする機能として、ウォークマンには、「3秒戻る機能」が付いていました。
ワンクリックで3秒戻れるので、切れた部分を聞けるのです。
ただ、ちょっと戻りすぎる感もありました。さっきのように、
I got a new jacket and jeans yesterday.
(私は昨日、新しいジャケットとジーンズを買った)
という文章を読み上げたとして、jacketのすぐ後で一時停止した後に「3秒戻るボタン」を押すと、ちょっと戻りすぎて、new jacket ~から始まります。
ちょっと「間延び感」があったのです。
ところが!!この中国版のプレーヤーは、そんなウォークマンの弱点を見事に解消してきました!!
一時停止するたびに、次の再生ポイントは0.5秒ぐらい戻って再生されるのです!!
この0.5秒というのがまた絶妙なのです!!
僕のこれまでの経験上、英単語の多くは、だいたい0.5秒ぐらいで発音されることが多いです。
なので、ちょうど良い場所から再スタートできるのです。
戻りすぎず、行き過ぎず。
絶妙なポイントから再生してくれます。
これには正直、驚きました!!
ビックリです!!
僕は、この一時停止機能があるだけでも、この中国版を買う価値があると感じます。
僕はサウンドチェックをしたり、リピーティングをしたりする時に、必ず一時停止ボタンを使います。
サウンドチェックでは、1フレーズずつ区切って、丁寧に発音をチェックします。
リピーティングでは、1フレーズずつ区切って、記憶を保持しながら読み上げるトレーニングをします。
どちらにしても、一時停止ボタンは最も使う機能なのです。
これがレベルアップしているのは、僕の中ではかなりのポイントアップです!!
・・・つづく。
今回の内容を動画にしました。
↓↓↓
コメントを残す