From 師範代Shinya(新村真也)
(※僕が英会話スクール講師に転職してからの体験談です)
(→前回のつづき)
TOEICテストへの1年越しのリベンジマッチで、915点を取った僕は、なんとか「スーパーサイヤ人」の領域に入ることができました。
といっても、大手英会話スクール講師になった今の僕の周りには、スーパーサイヤ人がゴロゴロしているので、ぜんぜん珍しくありません。
TOEIC900点どころか、990点満点の同僚もちらほらいます。
僕自身の感覚としては、「やっとこっちの世界に入れた!」という感じでした。
ベジータが厳しい修行の末、やっとスーパーサイヤ人になれた時のような感覚です。
僕の生徒さんにも、ついにTOEIC900点を超えたことを伝えてみましたが、
「あれ?先生もうとっくに900点超えてるもんだと思ってました!」
という感じの反応でした。
なので、同僚も生徒さんも含め、職場の中での僕の周りの人たちの反応は、それほど大きなものではありませんでした。
でも・・・TOEIC900点の持つ「権威」の力は、外の世界で思い知ることになりました。
外国人の友達の反応
僕は、英語学習を始めた最初の年から、外国人の集まるバーによく出入りしていました。
そこでネイティブの人たちを相手に英語を話すのが楽しくて仕方ありませんでした。
英会話スクールの講師の職業になってからは、同僚がネイティブになり、会議も英語で行われるようになりました。
僕の同僚の日本人の先生たちは、職場で英語を使うだけの状況で満足していて、特にプライベートで英語を使う環境に身を置く人は少ないようでした。
でも、僕はいつものバーには通い続けました。そこに友達がいたし、何より仕事とは離れたところで、カジュアルな英会話も楽しみたかったのです。
バー仲間のネイティブの友達にTOEIC900点超えの話しをしたら、すごく喜んでもらえました。
僕のネイティブ友達の多くは、TOEICのことを知っていました。
英語スクールの先生をしている人も多く、中にはTOEICを受けたことのある人もいました。(ちなみに、いくらネイティブでもやはり満点を取るのは難しいと言っていました)
そういう人たちは、900点以上を取るのがいかに難しいか?も分かっていました。
なので、僕の結果を盛大にお祝いしてくれました。
日本人の反応
でも、一番大きな反応があったのは、やはり日本人の英語学習者の人たちでした。
TOEICを一度でも受けたことのある日本の英語学習者の間では、TOEIC900点はひとつの「憧れ」と言ってもいいくらい、魅力的に見えます。
僕も自分がTOEIC300点レベルだった頃には、900点を持ってる友達が遠くうらやましい存在に見えたので、よく分かります。
そのバーには、僕と同じような目的(外国人との英会話を楽しむこと)を持った日本人の英語学習者がよく出入りしていました。
英語レベルは、まったくの初心者から中級者くらいの人が多いです。
また、バーで働くバーテンダーの中にも日本人がいました。
日本人バーテンダーたちは、ふだん昼間の仕事を持ちつつ、英会話の練習も兼ねた夜のバイトとして、このバーで働いていました。
そういう人たちに、僕がTOEIC900点を取ったことを伝えると、ものすごい大きなリアクションが返ってきました!
初対面の人たちのリアクション
初対面の人たちと英語学習トークになるとだいたい
「TOEIC受けたことありますか?」
「ちなみに、自己ベスト何点か聞いてもいいですか?」
というような会話の流れになります。
そこで僕が「915点です。」と答えると・・・
「えー!!スゲー!!俺、TOEIC900点超えてる人に会うのは生まれて初めてです!握手してください!
」
と、まるで芸能人のような扱いを受けたり、
「マジっすか?!ちょっと話しを聞かせてくださいよ!」
「スゴい!本当にいるんだ-!どうやって勉強したんですか?」
と、まるでインタビューを受けるような感じになったりしました。
これはけっこう気持ちの良いものでした。
知り合いの人たちのリアクション
昔からこのバーに出入りしている仲間は、僕が初心者だったころを知っているので、さらにリアクションは大きくなりました。
「えー!!915点?!マジ??いつの間にそんなに英語力を上げたの??」
「たしかに、すごい流ちょうに話せるようになってるなぁとは思ったけど・・・まさか900点を超えるとは!」
「最初にここに通い始めた頃は、たしか私よりしゃべれなかったよね?TOEICも300点くらいじゃなかったけ?それなのに・・・私、シンヤ君に完全に追い抜かれちゃった!」
という感じでした。
留学経験者からのリアクション
また、留学経験者からは、こんなリアクションが返ってきました。
「俺は1年も留学して、シンヤ君は3ヶ月しか留学してないのに、900点を超えるなんて!どうやったの?」
「私は3年留学しても、MAXで830点だったのに・・・あれからずっと横ばいで、点数変わらないのよね。何がどうなったら、900点超えるの?」
と、色々と質問されました。
TOEIC900点の持つ「権威のパワー」
そんなリアクションをもらったことで、僕は改めて、TOEICの持つ「権威のパワー」を思い知りました。
僕はただ、TOEICスコアを聞かれたらサラッと
「先月の結果は915点です。」
と答えるだけで、勝手に相手が驚いてくれて、場が盛り上がる・・・という感じでした。
僕は、みんなのリアクションを見て、とても嬉しくなりました。
・・・つづく。
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