【自動翻訳マシン「新型ポケトークW」のレビュー⑦最大の欠点?!】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
※自動翻訳マシンの新型ポケトークWのレビューの続きです。
 
 
前回までは、「ポケトークWが海外旅行でどれだけ使えるか?」を、翻訳内容の視点からレビューしてきました。
 
 
その結果、総評としては「けっこう使える!」という結論に達しました。
 
 
ただ、ひとつだけ、これは旅行で使うには「致命的」と言えるかもしれない欠点を見つけてしまいました!
 
 
それを今回、お伝えします。
 
 

旅行先で使えない?!

僕の周りで、2人の人がポケトークを海外旅行に持って行きました。
 
 
1人は、英語の達人養成ジムの五反田スクールの会員メンバーの方です。
 
 
モロッコに旅行に行った時に、自分で買ったポケトークを持参していきました。
 
 
もう1人は、僕の妻です。バリに1人で旅行した時に、ポケットWi-Fiをレンタルした業者からのオプションでポケトークを勧められて、レンタルしました。
 
 
2人が海外から帰ってきた時の言葉は、同じでした。
 
 
「レスポンスが遅すぎて使えない!!」
 
 
どうやら、ポケトークはモロッコとバリで使おうとすると、日本国内で使う時とは比べものにならないぐらい動きが遅くなってしまうようです。
 
 
妻の方は英語力に自信がなかったので、念のためポケトーク以外に「旅の指さし会話帳」と、「海外旅行ひとこと英会話CDーBOOK」を持参していました。
 
 
その本2冊とジェスチャーを駆使して乗り切ったそうです。
 
 
ただ、最初の頃はポケトークが海外での「頼みの綱」だと思っていたので、使えないと分かった時には、焦ったそうです。
 
 
 

「海外で使える」がウリなのに??

モロッコで使われたポケトークは、「海外SIMモデル」でした。
 
 
海外でも通信ができるSIMカードが入っているので、世界中いつでもどこでも使える、というのがウリです。
 
一方、バリで使われたポケトークは、「Wi-Fiモデル」でした。
 
 
Wi-Fiがつながる環境でなければ使えないタイプですが、価格が安めです。
 
 
こちらは、ポケットWi-Fiを持って行った妻が使っていたので、常にWi-Fi環境は整っていました。
 
 
なのに、どちらも使えなかった、ということです。
 
 
これは、通信環境の問題ではなさそうです。
 
 
実際、妻が行ったバリでポケトークが固まった時にも、スマホは普通に使えたそうです。
 
 
そして、ポケトークがメインで活躍すると思っていた「現地のホテル内」では、ちゃんとWi-Fiが飛んでいたそうです。
 
 
それなのに、ポケトークの翻訳ボタンを押すと「通信中」を表す丸いマークがクルクル回り続けて、何十秒も待たされたそうです。
 
 
待ち時間があまりに長いので、ホテルのスタッフも苦笑いしていて、面倒なので、ジェスチャーで乗り切ったそうです。
 
 
そして、スタッフが帰った頃に、やっと通信が終わって翻訳フレーズが流れていて、「今さら遅いよ!」と叫びたくなった・・・ということが何度かあったそうです。
 
 
 

なぜ、海外で使えなかったのか?

では、なぜポケトークはバリとモロッコでのレスポンスが悪かったのでしょうか?
 
 
答えは、どうやらポケトークの翻訳の仕組みにあるようです。
 
 
これは、英語の達人養成ジムの五反田スクールの他のメンバー(ITに強い人)が教えてくれたのですが、ポケトークのような翻訳マシンというのは、2つの仕組みを使って動くそうです。
 
 
1つ目は、インターネットです。本体に翻訳データが入っているわけではないので、ネットにつながらないと何もできません。
 
 
2つ目は、「翻訳エンジン」です。翻訳エンジンは、インターネット上にある「翻訳作業をするための装置」だそうです。
 
 
ポケトークのような翻訳マシンは、インターネットにアクセスして、ネット上にある「翻訳エンジン」の力を借りて翻訳結果を表示しています。
 
 
この「翻訳エンジン」は、世界にたった1つというわけではなく、色んな種類があります。
 
 
国や地域によって違うそうなのです。
 
 
当然、翻訳エンジンの種類によって翻訳内容の質や、サーバーの処理スピードは違います。
 
 
いくらインターネットがつながっていても、翻訳エンジンのサーバーのスピードが遅ければ、つながりは悪くなります。
 
 
#ポケトークが翻訳エンジンを選ぶ基準
 
ポケトークは、旅行先で使った場合、この何種類もアル翻訳エンジンの中から「最も良い翻訳」をしてくれそうなものを選んでつながろうとします。
 
 
ここがポイントです。
 
 
「最も良い翻訳内容かどうか?」
 
 
が判断基準なのです。
 
 
「最もつながるスピードが速いか?」
 
 
が基準ではありません。
 
 
その結果、「翻訳内容は良いけど、スピードが遅くてちっとも翻訳されない」という状況が、国や地域によって出てきてしまうそうです。
 
 
以上が、僕が聞いた「ポケトークのスピードが遅くなる理由」です。
 
 
もちろん、旅行先の国によっては、翻訳エンジンのサーバーのスピードが速くて使いやすい、ということもあると思います。
 
 
でも今回、少なくとも「バリとモロッコ」では遅すぎて使えないことが分かりました。
 
 
海外旅行先で使えるかどうか?は、ぶっちゃけ、「行って使ってみるまで分からない」というのが正直なところです。
 
 
この「不安定さ」を許容できるかどうか?が、ポケトークを買う(or レンタルする)かどうかの基準になりそうです。
 
 
「これだったら、スマホのグーグル翻訳でいいんじゃない?」
 
 
という声が聞こえてきそうです。
 
 
そこで次回は最終回として、「ポケトークとグーグル翻訳との違い」をレビューしていきたいと思います。
 
 
・・・つづく。
 
 
 
ポケトークW
 
 

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