From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
ソニーの語学学習専用CDプレーヤーのレビューの続きです。(今回が最終回です)
前回までは、主にCDのプレイ機能について細かくレビューしてきました。
最終回の今日は、全体の作りに関するレビューです。
ふつうのCDプレーヤーの本体は、「長方形の箱型」が多いです。机の上に置くと、かなりスペースを取ります。
なので僕は昔CDプレーヤーを使っていた頃は、「ふだんは机の下に置いておいて、使う時だけ机の上に移動させる」というスタイルで使っていました。
いちいち移動させるのが面倒で、だんだん使わなくなってしまいました。
でも、このソニーの語学学習専用CDプレーヤーの本体は、タテ長で薄型です。机の上に置いても、ほとんどスペースを取りません。
上方向にはスペースを取りますが、ふつう、CDプレーヤーの上に何か乗せることはありません。
なので、机の上に置く場合、スペース効率はタテ型の方が圧倒的に良いです。
これなら、机の上に置きっぱなしで使ってもジャマになりません。
乾電池でも動く
このCDプレーヤーは、電源コードをコンセントに差して使うだけではなく、乾電池でも動きます。
これが思った以上に便利です。コードから開放されることで、置く場所を選びません。コードが足に引っかかって、机から落ちることもありません。
コードがないと、机の上もスッキリします。
乾電池は、単3を6本使います。僕は「繰り返し使える充電池」のエネループをたくさん持っているので、コードは使わず電池で動かしています。
電池で動くCDプレーヤーを使うのは初めてですが、コードがなくなるだけでこんなにスッキリするんだと驚きました。
気の利いたリモコン設定
リモコンには電源入切ボタンが付いていますが、本体が乾電池駆動の時には、電源ボタンは作動しない設定になっています。
間違ってリモコンに手が触れて電源ボタンが押されてしまっても、電源は入りません。
この設定があるおかげで、電池がムダに減るのを防いでいます。
とても気の利いた設定です。
改めて気付いたCDプレーヤーの便利さ
僕は自分の英語学習用にCDプレーヤーを使うのは10年ぶりぐらいですが、改めて良さを実感しました。
何と言っても、「手軽さ」が素晴らしいです!
買ってきたテキストのCDをそのまま入れて、ポン!ですぐ再生できます。
MP3プレーヤーのように、一度パソコンに入れる必要がありません。
ふだん再生するCDの種類が2~3種類程度なら、入れ替えの作業もそれほど面倒ではありません。
この手軽さが、CDプレーヤーの何よりのメリットだと、改めて気付きました。
#物理ボタンはやっぱり便利!
僕は「タッチパネルと物理ボタンのどっちが好きか?」と聞かれたら、圧倒的に物理ボタン派です。
「カチッと押した感」があった方が、操作しやすいと感じます。
CDプレーヤーはすべて物理ボタンです。
しかも、基本的には「1つのボタンに1つの機能」が割り振られています。その分、ボタンの数は多くなりますが、操作自体はとてもシンプルです。
たとえば、スピードコントロール機能を使って再生速度を上げようと思ったら、「速度調整 速く」のボタンを1回押すだけです。
一方、MP3プレーヤーの場合は、ボタンの数が少ない分、何かをしようと思ったら、ボタンを何度も押す必要があります。
たとえば、ソニーのウォークマンでスピードコントロール機能を使って再生速度を上げようと思ったら、
①オプションボタンを押して、
②方向キーを何度か押しながら「スピードコントロール」を選び、
③決定ボタンを押してから、
④方向キーで速度を選び、
⑤決定ボタンを押す
という流れが必要です。慣れればたいした手間ではありませんが、それでもCDプレーヤーの「物理ボタン1発押し」のシンプルさに比べると、面倒です。
この機能でこの価格は「買い」
以上、5回に渡ってこのソニーの語学学習専用CDプレーヤー「ZS-E80」をレビューしてきました。
これだけの機能が満載で、価格はアマゾンで7,000円台なかばで新品が買えました。
僕はこの価格なら、このCDプレーヤーは間違いなく「買い」だと思います。
中古のウォークマンSシリーズも同じぐらいの価格で売られています。
もしあなたが、家の中でしか英語トレーニングをしない派なら、ウォークマンのSシリーズを中古で買うよりも、このCDプレーヤーを新品で買った方が良い選択になるかもしれません。
僕自身は、外で使う用にウォークマン、家の中ではこのCDプレーヤー、という風に、これから使い分けていこうと思います。
あとは、このCDプレーヤーがどれだけ耐久性があるか?
落としたりぶつけたりせずに、ふつうの使用で何年ぐらい使えるのか?
これからそれをじっくり見ていきたいと思います。
初めまして。Youtubeも毎回見させていただいております。
今回、小学4年生の娘が英検3級を勉強するにあたり、また母である私も英検2級に挑戦するのでCDを聞く際にコンパクトなプレーヤーを探しております。
このSONYのプレーヤーか、PanasonicのSL-ES1のどちらがいいのかとても迷っております。
Panasonicのプレーヤーは検討したことありますでしょうか?
シャドーイングや発音チェックが簡単に出来る録音機能に惹かれてるのですが、Youtubeでも一般の人で取り上げられてないので気になります。
アドバイスお聞きできればありがたく思います。
よろしくお願いします。
Yukiさん
僕もパナソニックのやつは気になって、電気屋さんで展示品をしばらく触ってみたことがあります。
とても使いやすそうだと感じました。
ソニーとどちらにするか迷いましたが、僕がソニーにした理由はタテ置きができるからです。
横置き型だとけっこう机の上のスペースを取るので、僕の小さな机の上に置くにはキツいと感じました。
性能的にはソニーもパナソニックも、どちらも同じように使いやすいと思います。
毎日使うものなので、デザインや色が好みでワクワクする方を選ぶのが良いのでは?と思います。
お忙しい中お返事頂きありがとうございました。
色々検討し、子供にも扱いやすいパナソニックの方にしました。
ありがとうございました(^^)