From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
「エバンス愛さん」という先生の書いた、瞬間英作文に関する記事の感想&僕の体験談の続きです。
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「瞬間英作文は英語が不自然だからダメとか言ってる人、ちょっと来なさい」
(↑文字をクリックすると、記事に行けます)
僕が「自然なネイティブ表現」に対するこだわりを手放して、「構文を自由に組み立てらる力」を身につけるために瞬間英作文トレーニングを始めてから、1年半ぐらい経った頃のこと。
平日の夕方、いつものように英会話スクールのロビーでレッスンが始まるのを待っていました。
当時僕はジーンズショップの店長として長時間労働をしていたので、会社の外の人たちとの接触がほとんどありませんでした。
そんな僕にとって英会話スクールは、日常の外側にいる人たちと交流する「癒やしの場」でした。
夕方の時間帯には、女子高生、大学教授、エンジニアなど、まったく違う職業の老若男女が集まっていて、その人たちとロビーで雑談するのが僕の週1回の楽しみでした。
いつものようにロビーに行くと、まだ誰も来ていませんでした。
僕はひとりでソファーに座りました。
すると、クラスルームからネイティブの先生が出てきました。先生は背の高いヒゲモジャの30代カナダ人男性です。
先生は僕がひとりでいるのを見つけると、横に座って「How are you?」と話しかけてきました。
このあいさつのくだりは今まで何度も経験しているので、スムーズに受け答えができます。
でも、問題はその後です。自分で文章を組み立てて話そうとすると、いつもつっかえてしまいました。
瞬間英作文トレーニングの成果は確実に感じていたものの、スピードは決して速くはありませんでした。
練習ではいつも素早く英作文できるのですが、文型をミックスして瞬間的に出すのがまだ苦手でした。
(この頃、第2ステージのシャッフル英作文はまだやっていませんでした)
いつもとちょっと違う感覚
ところが、この日はいつもとちょっと違っていました。
ネイティブの先生がこんなことを聞いてきました。
先生:「What are you going to do this weekend?」
(今週末は何する予定?)
(おっ!来たな!be going to の型!よし!)
僕:「I’m going to work because I’m a store manager.」(仕事だよ。僕は店長だから)
※注:ここで「ネイティブの自然な表現」だったら、「Just work.」みたいに、文型を崩して単語だけで答えるのが普通です。でも、それでは構文力は身に付きません。
先生:「Oh, yeah, I remember. Then, what are you going to do on your next day off?」
(そうだったね。思い出した。じゃあ、次の休みの日は何する予定?)
僕:「I’m going to stay home and relax.」(家にいてのんびりするよ)
ここまでのやりとりは、今までにも経験したことがあるので、割とスムーズに出てきました。
でも、文章が出てくるまでのスピードが速くなっていることに自分で気付きました。
先生が話し終わったと同時に自分が話し始めることができたのです!
「あれ?なんかいつもと違う感覚だな・・・」
とうっすらと感じました。
でも、ここまではある意味、フレーズ丸暗記でも切り抜けられる程度の会話です。
問題はこの先です。
想定外の質問
先生:「Have you been abroad?」(海外に行ったことある?)
(おっ!急に現在完了形で来たか!これは想定外!)
でもこの日は、なぜか構文がスッと口から出てきました。
僕:「No, I’ve never been abroad but I’m interested.」(海外は一度も行ったことないよ。でも、興味はあるけど)
先生:「Which country do you want to go to?」(どの国に行ってみたいの?)
僕:「I want to go to Canada.」(カナダに行きたいな)
先生:「Why Canada?」(なんでカナダ?)
僕:「Because you are from Canada, right? And you are always friendly.」(だってあなたはカナダ出身でしょ?あなたはいつもフレンドリーだから)
先生:「Oh!(笑)」
ここまでのやりとりは、すべてスムーズに口から出てきました。先生が話している間に、自分の返しの構文が頭の中に浮かんできたのです!
しかも、これまで学んできた構文をミックスしながら、シャッフル英作文ができました。
僕は自分の反応スピードに驚きました!
なんだ?これは??
急に言葉が出てくるような感覚だぞ!
こんなことってあるのか?
いや、でも今回はたまたま会話がかみ合っただけで、次回またフリートークをしたらボロボロ・・・なんてことになるだろうな。
今までも外国人バーでそんな経験何度もしてきたし。
ぬか喜びは禁物だ!
そんなことを思いながらも、僕は初めて「その場に応じて自分で言葉を組み立てながら自由に話す感覚」を味わいました。
とても不思議な気分でした。
気持ちの良い余韻
その日はとても気分が良く過ごすことができました。
自分の中で「トレーニングの成果」をフリートークの中で初めて強く実感できた瞬間でした。
ただこの時にはまだ「今回はまぐれだろう」だと思う気持ちが50%ぐらいでした。
この時の僕はまだ、「この日を境に自分のアウトプット力が変わったこと」には気付いていませんでした。
この後も驚く経験の連続になるとは、まったく予想していませんでした・・・
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(英語の達人養成ジム 師範代)
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私も、その体験が出来るよう頑張ります。
いつも、ありがとうございます。
井上さん
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