From 師範代Shinya(新村真也)
7年間続けたジーンズショップの店長の仕事を辞めると僕が決心した理由。
それは、英語力が急激に伸びるのを感じた「ブレイクスルー体験」がきっかけでした。
僕はそれまで、英語を勉強していることを会社の誰にも言っていませんでした。なぜなら、僕の職場では英語を使う機会がゼロだったからです。
もし、そんな状態で英語を学んでいることが上司に知れたら、
「なんで?まさかおまえ、転職しようとしてるのか?」
なんて突っ込まれそうだったからです。僕の上司は、普段からすごく怖い人でした。なので、ずっと黙っていました。
ついに公表!!
でも留学を決意した今は、言うしかありません!
そこで僕は、おそるおそる上司にすべてを伝えました。
僕:「あの、ちょっとお話しが・・・」
上司:「なんだ?なんか、いやな予感がするな。」
僕:「え?そうですか?でも、当たってると思います。実は、僕は2年半前から英会話スクールに通っていまして・・・」
上司:「え?そうなの?なんで?」
僕:「最初はたいした理由じゃなかったんです。ただ、趣味で始めました。でも、そのうちハマってしまいまして・・・最近、新しい目標ができたんです。」
上司:「なんだ?まさか、会社をやめるのか?」
僕:「はい・・・」
(自分でも心臓がバクバクしているのがわかります)
僕:「実は、カナダに3ヶ月間、留学することにしたんです。」
上司:「え??マジで?!留学??」
僕:「はい。どうしても、自分が今までやってきたことが海外でどこまで通用するのか、試してみたくなりました。」
上司:「そりゃスゲーな!おまえ、そんなに頑張ってたのか・・・」
僕:(あれ?意外に怒られないぞ?しかも、なんか感心されているような・・・)
上司の驚きはすごく伝わってきましたが、意外にもその後、止められることはありませんでした。
むしろ、僕の努力に感心して、「応援する」とまで言ってもらえました。ありがたいことです!!
その後も、同僚や先輩に留学計画を話して回りましたが、みんな同じようにビックリしたリアクションのあと、
「新村おまえスゲーな!ひとりで海外に乗り込んで行くなんて、度胸あるな!」
と感心されました。
「留学」の持つイメージ
このとき僕は、日本文化の中で「留学」の持つイメージがどんなものかを知ることができました。
どうやら、「英語を学んで留学する」とうことは、日本では「勇気あるチャレンジ」、「スゴいこと」だと思われているようです。
危機一髪!!
留学計画をカミングアウトした後、上司から知らされたことがあります。
それは、実は僕には2ヶ月後に異動が決まっていたということです!
ずっと遠くにできる新しいお店の「グランドオープン店長」としての「異動&昇格」が決まっていました。
もちろん、僕にそれが知らされるのは、ギリギリ2週間くらい前になってからの予定でした。
僕が早めに辞めることを伝えたので、その辞令内容が予定より早く明らかになったのです!
僕はそれを聞いたとき、
「あぶなかったぁ~!!危機一髪だった!」
と思いました。
なぜなら、もし留学を決心するのがあと少し遅れていたら、僕は新しい店の店長として、遠い地で働き始めなければなからなかったからです。
新店は、メチャクチャ忙しいです!
その店長ともなれば、労働時間は今よりずっと長くなります。
短期間のうちに引っ越しでバタバタし、落ち着かないうちに長時間の激務が始まります。
時間もエネルギーもほとんどが仕事に取られて、私生活はなくなります。そんな生活が、少なくとも1年間は続くでしょう。
もしそうなっていたら、僕はせっかく上達してきた英語から1年間も離れることになります。
そしたら、そのブランクを取り戻すまでにまた1年以上かかるかもしれません。
組織の中で出世することに対してまったく興味のない僕にとって、この異動は何のプラス要素もありませんでした。
なので、この話を聞いたときには、「本当に危なかった!」と思いました。
上司が僕を高く評価して、新店の店長に推薦してくれたことには感謝しています。でも、僕はその期待に応えられないことが自分でわかっていました。
僕はこのバッチリのタイミングに、「神の意志」を感じました。
どうやら僕は、英語力を伸ばして海外に行く運命にあるようです・・・
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(英語の達人養成ジム 師範代)
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