From 師範代Shinya(新村真也)
※僕が英検1級に合格した後すぐにTOEICテストを受けたストーリーの続きです。
(→前回のつづき)
リーディングセクションが始まってすぐに、目を閉じて瞑想をしたおかげで、乱れまくった心を沈めることができました。
再びモチベーションを取り戻した僕は、改めて今回のリーディングセクションで全力を出して戦うことに決めました!
パート5の文法問題を眺めると、驚くほどカンタンに見えました。
あれ?さっきと全然違うぞ?
この感覚のままサクサクと進めていくと、パート6まであっという間に終わりました。
自己ベストと言っていいほど素早く解き終わることができたのです!
落ち着いたおかげで、僕の英語力も復活したのか?それとも、今回のリーディングがたまたま解きやすい問題だったのか?
その両方かもしれませんが、とにかく前半の穴埋め問題はとてもサクサクとスムーズに進みました。
おかげで、瞑想に使った時間(10分くらい)は、取り戻してしまいました!
なんてこった!!こんな時に限って、こんなにサクサク解けてしまうとは!!
いや!いかん!いかん!雑念は振り払うのだ!!
目の前の問題に集中しろ!!
長文読解パートも・・・
パート7の長文読解に入りました。いつもはここで一度失速するのですが、まだ集中力は保てたままです。
前半のスピードに乗ったまま、長文を読み進めていきました。
驚くほどスムーズに解けます!なんということだ!!
これまでで一番、スムーズに長文を読み進めることができました。
そして僕はなんと、最後まで集中力を保ったまま、200問目まで到達してしまいました!!
ここまで集中した状態で200問目まで行けたのは、初めてのことでした。
集中できた理由
一度乱れた心を取り戻したことが、今回の集中力を生んだのかもしれません。
今回は、リスニングがボロボロの結果になることは間違いありません。それは確実です。
満点を取れる可能性が、前半でこっぱみじんに打ち砕かれたことで、「満点を取ってやる!」という気負いがなくなりました。
その結果、雑念がなくなったのかもしれません。
今までにTOEICテストを受けていた時も、心のどこかで、「結果を気にしている自分」がいました。
初めて900点を超えたときは、「結果を気にしていない心境」の時でした。
思い返してみると、英検1級の1次試験が2度目で受かった時も、
「絶対受かってやる!!」
なんて意気込みはありませんでした。ただ、自分の力がどこまで通用するのか?それを見てみたい!!
という、純粋な好奇心からやっていました。
でも、今回は違いました。最初から結果にこだわり過ぎていたのです。
周りの人たちに「満点取るぞ宣言」をするという行為自体が、自分が結果にこだわり過ぎてることを象徴していたように思います。
今回は、劇薬のようなショッキングな出来事があったおかげで、逆に「結果を気にしない心境」を後半で取り戻すことができました。
テスト結果が返ってきた!
1ヶ月後、今回のテストの結果が返ってきました。
おそるおそる封筒を開けてみると・・・
720点
と出てきました。
自己ベストより210点ダウンです。
TOEIC900点超えた人で、700点台まで落ちる人もそうそういないと思います。
でも、正直言うと、思ったほど悪くありませんでした。
僕は今回、600点~500点台まで落ちる覚悟をしていました。
でも、700点台でとどまることができました。
原因を探ってみると・・・
なんと!リーディングがほとんど点数ダウンしていなかったのです!
いえ、ダウンするどころか、自己ベストの点数でした!
トータル点数210点ダウンは、すべてリスニングパートのダウンが原因でした。
もし、あの時、リスニングで肩に力が入っていなかったら・・・
集中力を切らさないでいられたら・・・
もしかして、満点でなかったとしても、自己ベストが
出ていたかも知れません。
僕はこの時、貴重な学びを得た気がしました。
・・・つづく。
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