From  師範代Shinya(新村真也)
 
僕がカナダで最も大きなカルチャーショックを受けたもののひとつ、それは、「残業のないライフスタイル」でした。
 
初日に終業の5時から10分以内に誰もいなくなった衝撃の体験をしてからも、僕は心のどこからで少し疑っていました。
 
「たまたま今日はみんな用事があって早く帰っただけじゃないのか?」
 
しかし、その後僕がそのオフィスで働いた1ヶ月間で、残業している人を見かけたことは一度もありませんでした。
 
僕の隣にいる金髪美女のメリッサは特に早くて、毎日5時きっかりに席を立ち上がり、出て行きました。
 
一度だけ、仕事の区切りが悪くてどうしてもこれを終わらせたい!と言っていたときがあり、5分だけ遅くなった時がありました。
 
そのとき僕は、なんとなく「受付のボス」であるメリッサより自分の方が早く帰るのが気が引けて、様子を見ていました。(まだ日本文化が抜け切れていないよですね)
 
 

社長も定時!

また、別の日には、4時55分くらいに初老の紳士っぽい人が僕らの前を通り、メリッサに向かって、
 
「今日は疲れたから早めに仕事を終わらせた。もう帰るよ。」
 
と言って出て行きました。
 
僕は今まであまり見たことのない人だったので、メリッサに聞きました。
 
「今の人は誰ですか?」
 
「あぁ、この会社の社長よ。」
 
「えぇ!!あの人が社長ですか!!」
 
その後も僕は、社長の動向をチェックしていましたが、週の半分くらいはオフィスにいませんでした。でも、オフィスにいる日は、5時きっかりに帰るか、たまに5時より早く帰っていました。
 
 

中小企業のイメージ

日本の中小企業の社長さんは、スーパーマンのような体力で「バリバリ長時間労働タイプ」が多いイメージでしたが、ここカナダでは真逆のイメージです。
 
僕が働いているこの会社は、まだできて1年ちょっとのスタートアップ企業だと聞きました。
 
きっと、会社を立ち上げて最初の2~3年までは一番忙しい時期だと思いますが、カナダの社長さんはさすがに違うなぁー!定時より早く帰るとは!!と驚きました。
 
 

ホストファミリーも!

僕がホームステイをしていたホストファミリーも、共働きでしたが、ふたりとも毎日同じ時間になると帰ってきました。
 
スーパーへの食材の買い出しは、週末にまとめてやっていたので、仕事帰りに寄り道をすることもなく、平日は本当に正確な時間帯に帰ってきました。
 
旦那さんのジョンが夕方5時、奥さんのフローレンスが5時半までには帰ってきていました。
 
ジョンは4時半に仕事が終わるらしく、歩きとバスで30分以内に帰ってこれるので、5時には家について、夕飯の支度を始めていました。
 
僕が自分の職場で誰も残業しないことを伝えると、
 
「そんなのカナダでは当たり前だよ。残業しないと自分の仕事が終わらないようなやつは、デキないやつってレッテルを貼られるからね。」
 
と言いました。
 
 

仕事量が多すぎたら?

でも、日本では個人に割り当てられた仕事の量が多すぎて残業しないと終わらない仕組みになっている気がします。
 
そこで僕は、それをジョンとフローレンスに伝えてみました。
 
すると、ふたりから、こんな返事が返ってきました。
 
「もし、自分の仕事が多すぎると感じたら、それを上司に相談するのがふつうだよ。業務時間内に終わらないから、減らしてくれって。そういう交渉術も含めて、仕事がデキる、デキないが決まるんだ。」
 
僕「え?そうなの?じゃあ、上司に相談したら何とかしてくれるってこと?」
 
ジョン「部下への仕事の割り当て&管理が上司の仕事だからね。残業をなくすことができないなら、管理職失格だね。」
 
僕「へぇ~!!じゃあ、もし面接のときに残業なしって言われて、入ってみたら実は人手不足で、定時に仕事が終わらない時は?」
 
フローレンス「そんな職場だったら、私はすぐに辞めるわね。きっと多くのカナダ人も同じはずよ。人員の補充が適切にできない会社には、将来性はないわ。」
 
僕「えー!!そんな状況ですぐに辞められるの?」
 
フローレンス「カナダ人は気が短いのよ。イヤだと思った職場なら、1日で辞めるわ。誰も残業なんてしたくないし、社員に残業させないと生き残れないような会社は、どっちみちすぐに潰れる運命よ。」
 
僕「それで自分のキャリアに傷がついたりしないの?」
 
 

すべてが自己責任

ジョン「それはないね。だって、面接では残業がないって言いながら、実際はあった場合は、会社がウソをついていたわけだから、働く人に責任はないよ。次の会社でそれをちゃんと伝えれば、何のマイナスにもならない。」
 
フローレンス「まあ、でも強いて言えば、そのウソを見抜けなかったのは自己責任だから、『これは違う!』と思ったら、辞める決断も早くした方がいいの。
 
文句を言いながら働き続けるのは、カナダではイケてない働き方よ。イヤならさっさと辞めて、自分に合う場所を探す。それができないのは、自己管理能力がないだけ。ここでは全部が自己責任なの。」
 
僕「おぉ~!厳しいっすねぇ~!」
 
フローレンス&ジョン「シンヤはどっちがいい?」
 
僕「断然!カナダの考え方っす!!」
 
 

逆カルチャーショック!!

こんな会話が繰り広げられるうちに、僕は次第に日本に帰りたくない気分になってきました。
 
「カルチャーショック」と聞くと、なんとなく現地の文化に馴染めずに、ストレスを感じることがイメージされます。
 
でも、僕はカナダの文化を知ることで、日本の文化がキラいになってしまいました。
 
これは後から知ったのですが、この心理状態を「リエントリーショック」、または「逆カルチャーショック」と呼ぶそうです。
 
・・・つづく。
 
 
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