From 師範代Shinya(新村真也)
先日、英語の達人養成ジムの五反田スクール生の卒業生のSさんから、こんなメールをいただきました。
(Sさんは外資系企業で働いています。ご本人からブログへの掲載許可をいただいたので、シェアします。)
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先週の金曜日に、職場でイベントの打ち上げパーティーがあり、
パーティーの中頃、各自テーブルの座席の移動があり、なんと、
あとで気づいたのですが、英語学習をはじめてから、
これまでは、
Shinya 先生のおっしゃるとおり、英会話をすると、
インパクトの強い体験でした。
もっと会話を深めたかったと思いました。
トレーニング続けます。
以上がSさんの体験談です。
Sさんの話を聞いて、僕は改めて
「音読トレーニングで作った長期記憶は、しばらく休んだだけでは消えることはない」
ということを実感しました。
長期記憶の力
英語の長期記憶は、「自転車に乗る技術」に似ています。
自転車は最初、乗れるようになるまでが大変です。
フラフラして転びそうで恐いし、実際に転ぶと痛いです。
どんなに頑張っても成果が見えづらく、同じミスを繰り返しているように見えます。
でも、一度乗れるようになると、ものすごい快感です!
それまで補助輪を付けていた時とは比べものにならないほどのスピード感で、スイスイ進めるようになります。
そして何より、一度乗れるようになって身体が運転感覚を記憶すると、その後しばらくブランクが空いても、またすぐ乗りこなすことができます。
これは、英語でも同じです。音読トレーニングで繰り返し身体に刷り込んで「知識をスキルに変える」と、その後はしばらく離れていても、身体が覚えています。
僕は10年ぐらい前に「DUO3.0」という英単語帳を素材にして、瞬間英作文トレーニングですべての例文を身体に刷り込みました。
その結果、今でもDUO3.0に入っている英単語に出会うと、DUO3.0の例文全体が頭に浮かびます。
試合(英会話)は後からでも大丈夫
今回、Sさんは「英語学習を始めてから、生の英会話は初めてだった」と言っています。
これはスゴいことです!
Sさんは通学していた頃から、音読トレーニングを一度もサボッたことがありませんでした。
3ヶ月の集中コースを卒業した後も、たまに単発セミナーに参加してくれてお会いする機会がありましたが、
「音読トレーニングは欠かさず続けています」
との報告をいただいていました。
Sさんはよく、僕に「英語が上達している感覚を味わった体験談」を伝えてくれました。たとえば、
・「バスの中で流れた英語のアナウンスが聞き取れて嬉しかったです!」
・「上司の話す英語が通訳の人を介さずに初めて聞き取れました!」
とか。そういう報告を受けるたびに、僕は嬉しい気持ちになりました。
Sさんの中に音読トレーニングのストックが積み上がるにつれて、だんだん聞き取れる英語が増えてきたことは明らかでした。
そして今回、初めての「生の英会話」をしたということです。
その結果、会話相手のマネージャーの人間性が見えるほど、しっかり会話ができました。
今回のSさんの体験談から感じたことは、「試合(英会話)の経験は、後からでもいい」ということです。
ストックがあれば無敵
Sさんのように、「長期記憶の英語ストック」を積み上げることが、英語力をアップさせる秘訣です。
ストックさえあれば、試合でも無敵です。
もちろん、試合経験がゼロだと最初は慣れないので、緊張したりして余計なエネルギーロスがあるでしょう。
でも、同じ相手と20分ぐらい話しているうちに、だんだん慣れてきます。
そこから先は、「これまで積み上げてきたストックの量」がモノを言います。
自分が話すにしても、相手の言うことを聞き取るにしても、英語の長期記憶ストックが必要量だけ積み上がっていれば安心です。
そこで英会話の試合を楽しめたら、家に帰ってから「もっと音読トレーニングをやろう!続けよう!」という気持ちになります。
Sさんは「積み上げること自体を楽しめる性格タイプ」なので、音読トレーニングとの相性が良いみたいです。
もしあなたが、「コツコツ積み上げるのが苦手な性格タイプ」だった場合は、定期的に試合(英会話)の場に足を運んでみると良いと思います。
試合の中で「できた部分」と「もう少しできるようになりたい部分」を感じることで、音読トレーニングに向かうモチベーションを得られます。
上達過程が一番楽しい!
Sさんの体験談を聞いていると、僕は自分が英語トレーニングを始めて2~3年ぐらいの頃を思い出します。
あの頃は、英語ストックが積み上がるにつれて、自分が強くなっているのが実感できて、とても楽しく感じました。
この本を仕上げたら、このレベルに行ける!というのが見えていたので、英語ストックを積み上げるのが楽しくて仕方有りませんでした。
TOEIC300点(超初級)ぐらいから、800点台後半(上級の入り口)を取るぐらいまでの間は、グングン伸びているを感じられました。
TOEIC900点(上級)を超えると、伸びるペースがゆるやかになっていくのを感じました。
今でも音読トレーニングを続けていますが、最初の頃のような「どこまで伸びるか想像しながらワクワクする感覚」はありません。
今回のSさんの体験談は、僕に昔のワクワク感を思い出させてくれました。
僕が英語を教える仕事をしていて何より楽しいのは、生徒さんの上達をサポートすることで、「上達のワクワク感」を一緒に体験できることです。
自分ひとりだと人生で一度だけしか味わえない「上達のワクワク感」を、生徒さんの目を通してもう一度味わうことができます。
もしあなたが今、初級~中級レベルにいるとしたら、「早く上級レベルに行きたい!」と思っているかも知れません。
でも、実際に自分が上級レベルになってから振り返ると、「あの頃は楽しかったなぁ」と思うかも知れません。
今、この瞬間を楽しみながら、音読トレーニングを積み上げていってください。
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