From 師範代Shinya(新村真也)
※僕が英検1級に合格した後に、TOEICテストで満点を狙っていた頃のストーリーの続きです。
(→前回のつづき)
夢が叶うと言われている「宝地図」を、最初は半信半疑の状態で作ってみた僕は、「なぜこの宝地図に貼った写真が実現していくのか?」その理由が分かってきました。
「TOEIC満点を取った自分の写真」を合成して作ったものを毎日見ていると、自然と行動がそれに伴うようになってきます。
・TOEICは自分の家の近くで開催されるものはすべて申し込みました。
・すきま時間にはTOEICの問題集を解くのが習慣になりました。
・読みのスピードを上げるための多読トレーニングを続けるようになりました。
こんな風に、日々の行動や時間の使い方が「TOEIC満点」に向けて動き出すのです。行動が変われば、結果が変わります。
何もしない自分に比べて、行動する自分の方が、圧倒的に目標を達成する確率が高くなるのです。
それは決して不思議で神秘的な力ではなく、「必然のパワー」だと思います。宝地図は、人間の脳が初めから持っている「夢実現のパワー」を引き出す道具だということに気付きました。
思わぬハードル
宝地図で次々と自分の欲しいものが実現していったので、僕は「こりゃTOEIC満点を取る日も近いな!」と思っていました。
ところが、新しいハードルが立ちはだかりました。
それは、「英字新聞を使った多読トレーニング」がつまらなくなってきたことです。
この多読トレーニングは、僕の中で唯一「純粋な英語力を上げつつTOEICの点数を上げる」ための切り札でした。
というのも、僕はすでにこの時、ふだんの音読トレーニングではTOEICとは関係のない「ネイティブ用の本」を音読教材として使うようになっていました。
音読トレーニング用の教材としてTOEICの問題集を使うには、負荷が軽すぎます。また、内容がつまらなさ過ぎます。
でも、ネイティブ用の本に出てくる英単語や言い回しは、TOEICには出ません。点数アップには直結しないのです。
僕がTOEIC満点を取るために必要なのは、2つ。
①リーディングのスピードアップ
②ひっかけ問題にひっかからない
ということでした。
このうち①が、脅かされてきたのです!
なぜ、英字新聞を読みたくないのか?
では、なぜ僕がこの頃から英字新聞を読みたくなくなってきたか?というと、あることに気付いてしまったからです。
そのあることとは、「英字新聞を読んだ後は何だかネガティブな気分になる」ということです。
僕は当時、行き帰りの通勤電車の中で英字新聞を読んでいました。朝の出勤前は、できるだけ気分良くいたいものです。
仕事が終わった後も、1日が終わった爽快感を持ったまま帰りたいものです。
でも、なぜか気持ちが落ち込んで疲れがどっと出てくるのです。
最初はなぜだか分かりませんでした。単に仕事で疲れているんだと思っていました。
でも、僕は「英語を教える」という、自分が趣味でもやりたいぐらい好きなことを仕事にしています。
なので、仕事で精神的に疲れている感覚はほとんどありませんでした。なのに、なぜか暗い気分になる・・・
その理由は、英字新聞にあることに気付いたのです!!
新聞で暗い気分になる理由
ニュースというのは、基本的に「事件」「事故」「不祥事」「災害」「社会問題」などをトピックにしています。
それは、英字新聞でも変わりません。ただ、対象が「世界レベル」に広がっただけです。
世界に広がった分、日本のニュースが報道しないような「インド社会が抱える階層の問題」や、「中東のテロリスト問題」などを細かく伝えてきます。
もちろん、たまにスポーツニュースなどでは日本の選手が活躍している記事だったり、明るいニュースもあります。
でも、比率で言うとおそらく8:2ぐらいです。8割は暗いニュースなのです。
これが、徐々にボディーブローのように効いてきて、僕の気持ちを落としていることに気付きました。
・・・つづく。
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