From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
僕が最近「12年ぶりのリベンジ」として買った音読トレーニング用テキストのお話の続きです。
久しぶりに聞いたブリトニーズ・スピアーズのインタビュー音声は、「全体の半分聞き取れるかどうか?」というレベルでした。
しかも、これは一応、12年前に台本を使って音読したことがあります。
その時の記憶がほんのわずかに残っているようで、理解度を助けてくれました。
その分がなければ、今の理解度はもっと下がっていたと思います。
(それにしても、12年前に中途半端に音読した内容を覚えているとは、音読トレーニングの長期記憶力はスゴいです!)
12年前は、ブリトニーの早口にほとんどついていけませんでしたが、今だったらなんとか食らいついていけるかもしれません。
僕は、まずはオーバーラッピングをするために、台本を開きました。
そして、おそるおそるCDプレーヤーのボタンを押しました。
超早口な会話
実際にオーバーラッピングを始めて、気付いたことがありました。
「え?こんなこと言ってたの?」
というセリフが多いことです。
最初のリスニングで聞こえなかった部分は、まったく聞き取れていないことが分かりました。
台本を見ると、「どう考えてもこうは言っていないように聞こえる」というようなセリフが多いのです!
たとえば、台本にこう書いてあります。
(一部抜粋)~before the performance, “Let’s just feel it out and see what happens.”
このセリフを、ブリトニーは2秒で言い終わります。メチャクチャ速いです!!
僕が読み上げると、単語同士の音をつなげて発音したとしても、4~5秒かかります。
僕の「全力発音マックススピード」よりも、倍ぐらい速いのです!!
こりゃ、12年前の自分では太刀打ちできなかったわけだ・・・
インタビュアーも、ありえない程の超早口!!
しかも、ブリトニーだけではなく、インタビュアーのラリー・キングもめちゃくちゃ早口です!
もしかして、ラリーの方がブリトニーよりも早口かもしれません。
たとえば、
(一部抜粋)Excellent. Do you think he’s gonna win again?
というセリフを、ラリーは1秒半で言い終わります。
僕がマックススピードで読み上げると、3~4秒かかります。
3秒のタイムを1秒半に縮めるのは、ものすごく難しいです。
文字数が少ないセリフほど、ハショれる場所が少なくなるので、ごまかしがききません。
ラリーの場合はスピードが速いのに加えて、「しっかり発音しない」という、僕らノンネイティブにとって最も苦しいしゃべり方をします。
本当にそう言ってるの?
僕は、あまりのスピードの違いに愕然としました。
CDをふつうのスピードで聞いているとまったくついていけません。
何度リピート再生しても、セリフの通りには聞こえないのです。
ここでひとつ疑問が浮かびました。
「本当に台本どおりに言ってるの?」
そこで試しに、ゆっくりスピードで50%まで落として再生してみました。
すると・・・
たしかにそう言っています。
かなり「いい加減発音」の部分が多いものの、ゆっくりスピードでは台本のセリフどおりに聞こえるのです。
ということは、はやり「発音スピードの違い」ということになります。
今の自分の発音マックスピードと、ネイティブのマックススピードとの間には、倍ぐらいの差があることが、よく分かりました。
ネイティブ領域に突入するためには、今の発音スピードの上限をさらに上げていく必要があります。
・・・つづく。
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Shinya先生が挑戦されているレベル6教材を私も購入しました。先ずは現状の自分のレベルチェックをしてみます。
レベル6の教材を買ったんですね!
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