【道が開ける感覚】

 From  師範代Shinya(新村真也)
 
(※僕がカナダに3ヶ月間留学してから帰国後の、日本での体験談です)
 
(→前回のつづき)
 
 
どうしても英語を教える仕事をしたかった僕は、もう一度、東京にいるキャリアカウンセラーの佐藤さんに会いに行きました。
 
 
そこで、僕の最近の就活状況と、心の中を打ち明けてみました。
 
 
ひととおり僕の話を聞いた佐藤さんは、笑顔で言いました。
 
 
佐藤さん:「新村さんの気持ちは分かりました。キャリアカウンセラーとしては、就職できる可能性の高いところを勧めるのが普通なんですが、英語を教えることへの新村さんの熱い思いが伝わってきました。
 
 
私としても、できる限りのサポートはするつもりです。ただ、正規の方法で申し込もうとしても、たしかに面接までこぎ着ける前に、学歴で落とされてしまう確率が高いですね。」
 
 
 
僕:「そうなんですよね。そもそも、面接へ進むこともできないという状況なんです。」
 
 
 

裏ワザ

佐藤さん:「そこで、ちょっとした裏ワザを使いましょう。私たちが今いるこの留学会社は、新村さんの通っていた英会話スクールと同じグループ会社です。
 
 
そこで、私が上司に新村さんを推薦します。そして、上司に新村さんの推薦状を書いてもらうように頼みます。」
 
 
僕:「え?ホントですか!!それは嬉しいです!でも、会ったこともないのに推薦状を書いてもらえるんでしょうか?」
 
 
佐藤さん:「大丈夫ですよ。新村さんの人柄は、私がよく分かっていますので、上司にしっかり伝えます。きっと動いてくれるはずです。」
 
 
僕:「ありがとうございます!!」
 
 
佐藤さん:「推薦状と一緒に、新村さんの履歴書などのデータを、英会話スクール会社の人事部に上司から直接送ってもらうように頼みます。」
 
 
僕:「おぉっ!それはスゴい!!」
 
 
佐藤さん:「この方法なら、必ず面接まではこぎ着けるはずです。」
 
 
 
僕は驚きました!!
 
 
まさか、そんな強力なコネを使ってくれるとは!!
 
 
僕が使った留学あっせん会社と、僕が通っていた英会話スクールが同じグループ会社だったのは知っていましたが、そんなに繋がりがあるとは思っていませんでした。
 
 
 

社長からの電話

佐藤さんとの面談から2~3日後、僕の携帯に佐藤さんから電話がかかってきました。
 
 
僕:「はい!新村です。」
 
 
佐藤さん:「新村さん、この間はお疲れ様でした。実は、あの後上司と話しまして、予定通り推薦してもらえることになりましたので、ご連絡しました。」
 
 
僕:「あ、ありがとうございます!!」
 
 
佐藤さん:「その件で、上司から新村さんに一言お伝えしたいことがあるとのことで、今お電話変わってよろしいでしょうか?」
 
 
僕:「もちろんです!僕もぜひ、直接お礼をお伝えしたかったので。」
 
 
佐藤さん:「良かったです。ちなみに、私の上司はこの会社の社長になります。」
 
 
僕:「え?!社長さんですか??」
 
 
僕は驚きました!佐藤さんがこの留学会社の中で、かなり上のポジションだということは薄々感じていたのですが、まさか直属の上司が社長だとは!!
 
 
この留学会社は、全国にオフィスを構える、おそらく業界でも1位の規模を持っていると思われます。
 
 
その会社の、東京本社の社長ということは、事実上一番トップの人のはずです。
 
 
僕は緊張してきました。
 
 
 

前例のない状況

しばらくすると、電話が変わり、別の女性の声が聞こえてきました。
 
 
社長:「お電話変わりました。佐藤の上司の○○と申します。」
 
 
優しい中にも、強さを感じさせる口調です。
 
 
僕:「初めまして。新村です。この度は、僕を推薦していただきまして、本当にありがとうございます!!」
 
 
 
社長:「いえいえ、佐藤から新村さんの人柄は伺っておりますで、間違いないと思っていますよ。」
 
 
僕:「ありがとうございます!」
 
 
社長:「新村さんが必ず面接試験を受けられるようにしますので、そこはご安心ください。
 
 
ただ、私ができるのはそこまでです。実際に面接を受けて、受かるかどうか?は、現時点では何とも言えません。
 
 
特にこれは前例のないことで、英会話スクール会社では過去に高卒の応募者を採用したことがないそうなので。」
 
 
僕:「分かっています。僕も、面接まで進んで、全力を出してダメだったら、英語教育業界は潔くあきらめて、別の職種へ応募するつもりです。」
 
 
社長:「そこまで覚悟が出来ているのなら、安心しました。それじゃあ、ひとつだけ私と約束してください。」
 
 
 

社長との約束

僕:「もちろんです!なんでしょうか?」
 
 
社長:「もし、無事受かって英会話スクール講師になれたら、最低でも3年は続けると約束してくれますか?
 
 
私も、自分が強く推薦した候補者がすぐに辞めてしまったとなると、気まずくなってしまうので・・・」
 
 
僕:「もちろんです!もし受かったら、必ず3年以上は続けます!」
 
 
社長:「ありがとうございます。今、少し話しただけですが、なぜ佐藤が新村さんを推薦したのかが、分かりました。面接、頑張ってくださいね!」
 
 
僕:「はい!!ありがとうございます!!」
 
 
その後、また佐藤さんと少し話して、僕は電話を切りました。
 
 
まさか!こんな展開になるとは!!
 
 
僕は、面接試験にこぎ着けるだけでも、十分に幸せだと思いました。
 
 
それだけでも、前例のないことです。
 
 
 

道が開ける感覚

ここで僕が感じたこと。それは、
 
 
「やりたいことがあるなら、思い切って周りの人たちに話してみると、意外な形で道が開けることがある。」
 
 
ということです。もちろん、中には、
 
 
「そんなの無理だ!できるわけない!」
 
 
と言ってくる人もいます。
 
 
批判されたり、否定されるのが怖くて、自分のやりたいことを周りにしゃべれないこともあります。
 
 
でも、勇気を出して周りに語っているうちに、誰かが手を差し伸べてくれることもあるのです。
 
 
特に、自分が進みたい業界にいる人、近い業界にいる人に話すのは、思わぬコネクションを生み出すきっかけになるかもしれません。
 
 
僕はこのとき、不思議な運命の力を感じました。
 
 
・・・つづく。
 
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