【スピードラーニングが2021年に終了!時代の変化⑦】

 
from 師範代Shinya
 
(→前回のつづき)
 
 
前回の記事では、「聞き流し英語はスポーツ中継を見るのと似ている効果」ということをお伝えしました。
 
 
サッカー中継を見続けることで、初心者がルールを覚えるのには役立ちます。
 
 
でも、ある日突然、ボールが上手に蹴れる日が来ることはありません。
 
 
ボールが蹴れるようになりたければ、ボールを毎日蹴って、正しいフォームを身体に染みこませる必要があります。
 
 
英語も同じです。
 
 
初心者が英語を聞き流すだけでは、「何となく分かった気になった状態」から上に行くことはできません。
 
 
口から突然英語が出てくることはないのです。
 
 
なぜなら、舌の筋肉が、英語の発音に慣れていないからです。
 
 
英語を話すトレーニングを経験したことがないのに、ある日突然舌が新しい動きをして、英語のネイティブ発音ができるようになる、というのは、あまり現実的ではありません。
 
 
でも、スポーツ観戦するだけでも、見た技を盗める人がいます。
 
 
それは、上級者です。
 
 

上級者は、見るだけで技を再現できる

 
たとえば、サッカーのワールドカップに出場するようなレベルの選手であれば、他のチームの試合中継を見ただけで、同じような戦略を再現することができるようになるでしょう。
 
 
すでに身体の中に大量の技のストックがあり、それを実行するだけの体力も備わっています。
 
 
見ただけですぐ実行できる人は、すでに相当なレベルにある人です。
 
 
英語も同じです。
 
 
僕はTOEIC900点を超えてからリスニングを始めました。
 
 
すると、リスニングの理解度が高いので、聞いた内容が耳に残るようになりました。
 
 
さらに、文法力の下地があるので、聞き取れた内容を正確にリピーティングしたり、初見の英文をシャドーイングしたりもできるようになりました。(自分のレベルを越えた英文はムリですが)
 
 
ここ1年ぐらいは、YouTubeの好きなジャンルの動画を聞き流しています。
 
 
僕はカメラやパソコンなどのガジェット(電子機器)が好きなので、ガジェットをレビューする海外ユーチューバーの動画をスマホにオフライン保存して、散歩中や家事の最中によく聞き流しています。
 
 
最初は、ある程度の業界用語(カメラ用語)を発音できるようになるために、音読で新しい発音を自分の舌に仕込んでおきました。
 
 
(20分前後の動画を30回音読&シャドーイング×8本分)
 
 
そして、その後はリスニングだけに切り替えてみました。
 
 
すると、聞き流しの英語がよく耳に残るようになり、一度聞いたフレーズが脳裏に焼き付いて、英会話の中でポン!と出てくるようになりました。
 
 
オンライン英会話の先生で、元カメラマン、現役カメラマンの人達との会話を楽しめるようになったのです。
 
今になってやっと、聞き流し英語が効果を発揮するレベルになれたと感じています。
 
 
 

聞き流した英語が突然口から出てくる感覚

 
僕が初心者の頃に抱いていた幻想、
 
 
「ふだん聞き流している英語が、英会話の中で口からポン!と出てくるようになる」
 
 
という状況は、今になってやっと実現しました。
 
 
でも、今は魔法には感じません。
 
 
「まあ、これだけストックを積み上げれば、そうなるよな。」
 
 
という感覚です。
 
 
ここまで来るのに、16年かかりました。
 
 
 

英語の聞き流しが効果を発揮する3つの条件

 
英語の聞き流しが効果を発揮する条件は3つあります。
 
①ほぼ100%聞き取れる素材を使い、同じトピックで話されている英文を何種類も聞き流す。
 
 
②発音したことがない英単語があれば、音読を繰り返して舌に動きを覚えさせておく。
 
 
③聞き流したトピックで試合(英会話)をする機会を定期的に持つ。
 
 
この3つの条件が揃った時に、初めて聞き流しが効果を発揮します。
 
 
僕はそれを、最近になって身をもって実感しました。
 
 
そして、スピードラーニングのCMに出演していた石川遼選手は、もしかしてこの状態だったのでは?ということが分かりました。
 
 
・・・つづく。
 
 
 
 
 

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