(→前回のつづき)
前回の記事では、自宅で受けられるオンラインテストのCASECのメリットとして、
①体調が悪いときは延期できる
②タイムマネジメントがラク
③すきま時間にできる
の3つのうち、②について僕の体験談を交えてお伝えしました。
今回は、最後の③を深掘り解説します。
③すきま時間にできる
英検やTOEICなどの、会場へ行かなければ受けられない英語テストの場合、住んでいる場所によっては、移動にかなりの時間を取られてしまうことが多いです。
たとえば、コロナ禍になる前のTOEICテストは、13時スタートでした。(現在は受験者の席の間隔を空けるために、午前&午後の2回実施になっています)
僕は家が試験会場からそんなに遠くなかったのですが、それでもTOEIC受験の日は半日以上は試験に取られる感覚でした。
#紙のTOEIC試験の場合の1日
当時の僕のTOEIC試験当日は、こんな1日の流れになりました。
↓↓↓
①11:00 家を出発(車)
②11:30 会場付近の駐車場に到着(会場に駐車スペースがないので、けっこう遠くに止めて歩く)
③11:45 会場に到着
④12:00 受け付け終了
⑤12:00 ~ 12:25 お昼ご飯
⑥12:30 自分の席で試験ルール&やり方解説の指示CDを聞く(全員強制)
⑦13:00 試験スタート
⑧15:00 試験終了
(試験官が解答用紙を回収し終わるまで、待ち時間)
⑨15:10 試験部屋を出る
⑩15:30 駐車場に到着
⑪16:00 家に到着
という流れです。
家を出るのが午前11時で、帰ってくるのが16時というのは、前後に用事を入れづらい時間帯です。
特に僕が苦手だったのが、⑥の「自分の席で試験ルール&やり方解説の指示CDを聞く時間」でした。
12時半から30分間、すでに分かっているルール説明を聞く時間は、僕にとってはかなりの苦痛でした。
試験を始めて受ける人達と、ベテラン受験者を別の部屋に分けて、ベテラン受験者はもう少し部屋の外で自由に過ごしていて良い、というルールがあればいいのに・・・と心の底から願っていました。
また、試験が終わった後に、試験官が問題用紙を回収し終わるまでの待ち時間も、けっこう長く感じました。
ふつうは10分以内に終わるのですが、この時間が体感的にとても長く感じるのです。
そんなこんなで家に帰ってくると、どっと疲れが出て他のことが手に付かない状態でした。
紙の試験を受けるには、1日のスケジュールを空けておく必要があります。
CASECはすきま時間でラクラク!
その一方で、CASECはいつでもどこでも受けられるので、日常生活のスキマ時間を活用できます。
・トータル試験時間が短い(40~50分程度)
・受ける時間帯を自分で決められる
・自宅で受けられるので、移動時間がない
・長いルール解説の時間なしで、すぐに試験に入れる。
・受け終わったら、すぐに解放される。
以上の理由から、すきま時間に受験を済ませることができます。
特に子育て中の世代の方の場合は、週末に家を1日空けるのはけっこう大変です。
でもCASECなら、平日の昼間にお子さんが保育園に行っている時間帯にパパッと済ませることができます。
たとえば、お昼12時からご飯を食べて、12時20分に試験をスタートして、13時には終わらせる、なんてことすらできてしまうのです。
この手軽さが、CASECの最大のメリットだと思います。
さらに、オンラインなので試験結果はその場ですぐに出ます。
何日もドキドキしながら、スコア表や合否通知が届くのを待つ必要はありません。
ちゃんと公的な資格になる
CASECは英検やTOEICと同じように、公的な資格としても認められています。
英語力の証明として、企業に提出する書類としても使えます。
CASECのスコア表は、
・TOEIC換算では何点程度
・英検換算では何級合格程度
といったように、分かりやすい換算表が付いています。
さらに、各スキル別の能力分析データが細かく載っています。
自分自身の英語力のチェックに使うには、最適です。
スコア表をA4サイズでプリントアウトできるので、立派な雰囲気の厚紙を買ってきて印刷すれば、額に入れられる賞状としても使えて、モチベーションアップにつながります。
2022年に英検&CASECがオススメな理由
以上、10回に渡って、2022年に英検&CASECがオススメな理由についてお伝えしました。
英検とCASECに共通するメリットは、
・試験問題を自分にレベルに合わせられる
・オンラインなので、受けられる頻度が多い。
ということです。
さらに、CASECならではのメリットとしては、
・自分の都合で受験日や時間を決められる
・試験時間が短いので、すきま時間に受けられる
ということです。
英語テストは、受けること自体のハードルが高いのが理由で、敬遠している人も多いです。
その点、英検やCASECはオンライン対応していることで、気軽に受けられるテストになっています。
初めての英語テストとして、オススメです。
補足:TOEICも実はオンライン版がある
これまでさんざん引き合いに出してきたTOEICですが、実はオンライン版もあります。
TOEICのオンライン版はCASECと同じように、受験者のレベルに合わせて次に出てくる問題が変化する仕組みです。
そのため、試験時間も紙バージョンの約半分の1時間程度で終わるそうです。
ただ、TOEICオンライン版は今のところ、IPテストにしか採用されていません。
IPテストというのは、企業や大学などで実施される、団体受験のことです。
その企業の社員や、大学の生徒しか受けられません。
個人で申し込むTOEIC受験は、今のところまだ紙バージョンしかないので、今回の記事では省きました。
今後もし、TOEICも個人受験でオンライン対応したら、より身近に受けられる試験になりますね!
(完)
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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