(→前回のつづき)
前回の記事では、英語テストの中でも、英検がオススメな理由をお伝えしました。
最大の理由は、細かくレベル分けされていることです。
5級、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級
といように、7段階もあります。
僕は、大人でも初心者のうちは5級からの受験をオススメしています。
5級なら、英語学習を始めたばかりの方でも、今の知識レベルを測るのにムリなく楽しみながら受けられると思います。
「5級は試験会場にいる受験者が、小さな子供達ばかりで恥ずかしい!」
という方もいます。
そういう場合は、過去問を解いてみるだけでも良いと思います。(英検の公式サイトで過去問を無料ダウンロードできます)
ただ、無料の過去問を家で1人で解いていると、どうしても本番よりも集中力が落ちるので、できればちゃんと本番で受ける方がオススメです。
英検は一度合格したら、一生モノ
レベル分けに加えて、英検のメリットは「資格が一生使える」ということです。
英検協会は、公式サイトで「英検の合格証には有効期限はありません。一度合格したら、半永久的に使えます。」と書いてあります。
(※例外として、もし学生が海外留学する時に英検の資格をむこうの学校に提出する場合は、「合格証は2年以内に取ったもの」というルールがあるそうです)
合格証に有効期限がないのは、受験者には嬉しいことです。
ずっと履歴書に書き続けられて、ずっと人前で「私は英検○○級を持っています」と言えるのです。
これがTOEICだった場合は、「有効期限は2年間」と言われています。
実は、これはTOEIC協会が定めているルールというわけではありません。
英検協会が定めているルールは、
「スコア表をなくしてしまった場合、再発行を依頼できるのが2年以内」
というものです。これは、個人データの保管期限が2年まで、という意味です。
つまり、TOEIC運営側のデータ保管の都合上、2年ルールができたのです。
ところが、そのルールが一人歩きして拡大解釈されて、「TOEICのスコアは期限が2年間」という通説が広まってしまいました。
その結果、一部の企業でも「TOEICスコアを提出する場合は、取得後2年以内のもの」というルールを設けるケースが出てきました。
そうなると、もうルールを覆すことはできません。
でも、TOEIC協会の公式ページを見ると、Q&Aコーナーに、
Q:スコアレポートに提出期限はあるのか?
A:有効期限はありません。
とハッキリ書かれています。
ただ、事実とは関係なく、「TOEICは有効期限2年」という認識が広まってしまっているので、スコアを提出する先の企業によっては、「2年以内限定」と言われる可能性はあります。
その点、英検にはそのような通説もないので、「合格は一生モノ」と堂々と言えます。
英検は受かった時に賞状が送られてくる
英検のもう一つのメリットは、受かった時に賞状が送られてくることです。
これがけっこう嬉しいです。
しかも、賞状は3種類も送られてきます。
①日本語版の賞状
②英語版の賞状
③合格カード(クレジットカードサイズの紙)
①と②は、額を買ってきて入れると、すごく立派に見えるので、達成感があります。
③は、ラミネートしてサイフに入れておくと、サイフを開く度に自分の合格証が見えて、ニヤニヤしてしまいます。
TOEICのスコア表はペラペラ
これがTOEICの場合(何度も比較して申し訳ないのですが)、薄いペラペラの紙のスコア表が送られてくるだけです。
そもそもTOEICには合格 or 不合格という概念がないので、スコア表に豪華な演出はありません。
僕は初めてTOEICの本番テストを受けて自分のスコア表が送られてきたとき、紙の薄さと安っぽさに、ちょっとガッカリしたのを今でも覚えています。
英検の合格証も、そんなに質感の良い紙というわけではないのですが、ふつうの画用紙ぐらいの厚みがあります。
このあたりの細かい部分も、モチベーションに影響すると思います。
(僕は子供の頃から紙工作が好きで、NHKの「できるかな」で、のっぽさんとゴン太くんを見て育った世代なので、他の人より紙の質感が気になるのかもしれません)
次回は、英検のオンライン受験について詳しく解説します。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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