from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
※英会話レッスンで上達を感じるための「戦略&目標設定ワークシート(Nowさん作)」の解説の続きです。
※Nowさんのワークシートのダウンロードは、ここをクリック
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前回までの記事で、英会話レッスンで上達を感じられるようになるためのワークシートの作りと使い方を詳しくお伝えしました。
このワークシートには、英会話レッスンで上達を感じるためのポイントが3つ入っています。
英会話レッスンで上達を感じるための3つのポイント
【ポイント①】
記録を付けると、冷静に自分を見ることができる。(うまくいかない日にも、学びがあることに気付く)
【ポイント②】
英語学習には必ずアップ&ダウンがあることを実感する。(ずっとアップの状態ではいられないことを受け入れる)
【ポイント③】
自分のモチベーションの保ち方を発見できる。
以上3つのポイントです。
1つずつ深掘り解説します。
ポイント①記録を付けると、冷静に自分を見ることができる。
人間の気分は、変化が激しいです。まったく同じものを見たとしても、感じ方が日によって違います。
たとえば、「コップに半分の水が入っている」状態を見たときに、
・おっ!まだ半分も残ってる!
と感じる時と、
・あ~、もう半分しかないのか・・・
と感じる時があります。同じ人であっても、その時の気分で感じ方は変わります。
でも、そこで終わりにしないで、記録を付けると、また見方が変わることがあります。
「コップに水が半分入っている。まず、この半分の水でできることを考えてみよう。○○と、○○はできそうだな。
なるほど。思ったより悪くない状況かも。
後は、この水をあと半分満たすには、どうしたらいいだろうか?
一気にはムリだけど、1回につき10分の1ずつ増やすことはできるかもしれない。」
というように、書くことで冷静に状況を分析できるようになります。
英会話レッスンも同じです。
「今日のレッスンで、できた場所はどこだろう?ボロボロだと思ったけど、よく考えたら○○と○○ができたな。
しかも、このキツい状況で25分耐え抜いた経験は、きっと将来の英会話で役立つ気がする。
次はレッスン中に○○にトライしてみよう。」
といったように、冷静になって考えることで、どんなに出来が悪いと感じたレッスンでも、必ず何かしらの学びがあることに気付きます。
うまくいかない日にも、学びがあるのです。
いやむしろ、うまくいかない日にこそ、学びが多いかもしれません。
不満を感じるということは、自分が満足する状態と、現状とのギャップを感じている証拠です。
そのギャップがどこにあるのかが自分の中でハッキリ分かれば、その差を埋める方向が分かります。
その方向で、今後の英語トレーニング内容を決めていくことができます。
また、それまで何も考えずに惰性で英会話レッスンを受け続けていた場合は、記録を付けることで問題が明確になり、張り合いが出てきます。
記録を付けたことは、伸ばせる
英語の世界には、こんな格言があります。
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What gets measured gets improved.
(測定できるものは、改善できる)
これは、ビジネスで世界的に有名なピーター・ドラッカーの言葉です。
記録をつけて測定すると、現状が正しく把握できるようになります。
現状が正しく把握できれば、改善策が見えてくる、というわけです。
ポイント②英語学習には必ずアップ&ダウンがあることを実感する
このワークシートを開発したNowさんは、とてもエネルギッシュな方です。
Nowさんの出演YouTube動画はこちら(アバターで出演)
↓↓↓
おそらく、外から見ると常に突き進んでいるように見えるかもしれません。
そんなNowさんでも、己のふがいなさに打ちのめさつつ、心を燃やしているのです。
誰にでもアップダウンはあります。
良いときも悪いときも、記録をつけることで、冷静になれます。
「あ、自分は今、落ち込んでいるな。具体的に何に対して落ち込んでいるんだろう?
自分は今回の英会話レッスンに、何を期待していたんだろう?
そして、何が満たされなかったんだろう?」
というように、細かく振り返ってみるのが有効です。
これは、元気な時も同じです。
「あ、自分は今、元気だな。いったい何に対して、元気になっているんだろう?
今日の英会話レッスンで、特にうまくできた場所はどこだろう?具体的にどこが一番上手にできたと感じたか?」
ということを、振り返って記録するだけで、色んなことが見えてきます。
そして、後になってからその時の気分や状態を振り返ることができます。
「あ~今週はボロボロだ・・・でも、先週の記録を振り返ってみると、けっこううまくやってるな。
その前は、また調子悪い時期があった。
結局、アップダウンを繰り返しているんだな。
じゃあ、今の調子悪い状態も、長くは続かないだろう。
今はあまり結果に期待し過ぎずに、淡々と英会話レッスンを続ける時期かも。」
というように、冷静に見ることができるようになります。
ポイント③自分のモチベーションの保ち方を発見できる。
短い文章でも良いので、毎回記録をつけ続けていると、だんだん自分のことが分かってきます。
自分はどんな時に落ちこむ傾向があるか?
自分はどんな時に燃える傾向があるか?
その違いが見えてくるようになると、モチベーションの保ち方を発見することができます。
自分のモチベーションの保ち方を発見できると、強いです。
アップダウンの変化自体は避けられなくても、モチベーションの振れ幅を小さくすることはできます。
一度落ち込んでも、すぐに復活する方法がすでに分かっていれば、後は実行するだけです。
英会話レッスンを通じて、自分を深く知ることができるようになります。
以上、3つのポイントを深掘り解説しました。
英会話レッスンの復習は、
「新しい英単語やフレーズを毎回メモること」
よりも、
「自分のモチベーションの変化と、その理由の分析を記録する」
方が、長い目で見て効果があります。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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