From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
※スマホ1台で、いつでもどこでも20分で英語のスピーキング力を測れるテスト、VERSANT(バーサント)を「試験対策ゼロ」で初めて受けた体験談の続きです。
ここまで、数回にわたってバーサントの各パートの流れと対策法をお伝えしてきました。
僕は、自分が1回目を受ける時には、あえてまったく対策ナシで受けました。
今までお伝えした対策法は、後から調べたものです。
対策ゼロでのテスト結果は、80点満点中49点でした。
本当は、ここで終わりにするつもりだったのですが、その後、公開したYouTube動画を見た方々から「対策をした後の点数変化を知りたいです!」という声をいただきました。
僕も、バーサントに試験対策は通用するのか?を実験してみることに興味がわいたので、もう1回受けてみることにしました。
そこで、1回目の受験から間をあけずに、1ヶ月以内に申し込んで受けてみました。
対策後のバーサント点数結果
結果は、56点でした。
試験対策の Before & After の効果は、7点アップでした。
やはり、いくら会話力を測ると言っても、バーサントもTOEICや英検などと同じ「テスト」の一種です。
それなりに対策は有効だということが分かりました。
2回目は1回目に比べると試験慣れしているので、スムーズに進みました。
また、各パートごとの対策法が分かっているだけでも、受けている時の感覚が全然違いました。
「やるべきこと」に集中できる感じです。
余計なことに意思の力を浪費しないで済みました。
とはいえ、2回目も自分の声を録音してから「あ~!間違えた!」と気付く場面や、「ここはこうしておけば、さらに点数が上がっただろうなぁ・・・」と反省する点がいくつかありました。
おそらく、もう1回受けたら、もう数点ぐらいはアップするような気がします。
テスト対策の沼
ただ、ここから先は「テスト対策の沼」にハマってしまう危険があるので、3回目は受けないことにしました。
「テスト対策の沼」とは、「英語力を変えずに、テスト対策だけで点数をアップしようと何度もトライすること」です。
テストの点数=英語力
という図式が出来上がってしまうと、毎日テスト勉強することが、英語上達への道だと感じてしまうようになります。
そうなると、1日の勉強時間の大半を、「テストの練習問題を解くこと」に費やすようになります。
英語の勉強時間を1日1時間しか取れない場合、その1時間のうち50分をテスト問題を解くことに使い、残りの10分を音読トレーニングや英単語トレーニングに使う、みたいになってしまうと、明らかにバランスが悪くなります。
英語テストの点数=英語力の土台+受験力
英語テストの点数をアップするには、英語力の土台+受験力の両方が必要です。
大学受験の頃のように、「一時的な丸暗記や、受験力を磨く方だけ」にかたよると、なかなか点数は出ません。
もちろん、中には天才がいて、受験力だけを磨いて高い点数を取る人もいます。
でも、そういう人たちが口を揃えて言うのは、
「高得点を取ったら、周りの人たちからの期待値が上がってしまい、本当の英語の実力とのギャップに悩んでいます・・・」
というセリフです。
テスト対策の沼にハマった場合、欲しい結果が手に入っても入らなくても、土台の英語力に大きな変化がないので、結局は悩むことになります。
反対に、英語力を先に上げてしまえば、後の試験対策は少ない時間でポンポン!と点数を上げられます。
土台の英語力をガッツリ高めれば、テスト対策なしで目標点数を突破することもあります。
もし仮に、TOEICの点数目標が600点だったとして、英語力の土台を800点レベルまで高めた場合、何の試験対策もナシで受けても、600点は超えると思います。
でも、土台の力が600点の人が、テスト対策だけで800点を取ろうと思ったら、かなり背伸びしなければなりません。
1日の大半を試験対策に費やさなければならないでしょう。
そして、800点を取ったとしても、それにふさわしい会話力はないことに、自分自身が気付いている・・・という状態になるのです。
英語テストは、モチベーションの維持に役立ちますが、やり過ぎて「沼」にハマると、逆効果になってしまいます。
・・・つづく。
(実際に受けた時の動画はこちらです)
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