【英語のスピーキングテスト:VERSANT(バーサント)の体験談⑩】

From  師範代Shinya(新村真也)

(→前回のつづき)

※スマホ1台で、いつでもどこでも20分で英語のスピーキング力を測れるテスト、VERSANT(バーサント)を「試験対策ゼロ」で初めて受けた体験談の続きです。

パートF:自分の意見を言う

いよいよ一番最後のパートFです。このパートでは、AIが日常生活の習慣や個人的な好みなどの質問をしてきます。

質問を聞いた後に、「ピー!」という音が鳴るので、そこから40秒間話し続けます。

このタイプの質問が2つ出されます。

バーサントのすべてのパートの中で、ここだけが完全に自由な回答ができる場所です。

この自由回答の流れは、英検の2次面接試験に似ているので、慣れている人も多いと思います。

ただ、バーサントの相手は面接官(人間)ではなく、AIです。

AIがどこまでこちらの話すことを聞き取れのるか?は未知数です。

一応、バーサントのホームページには、「語彙」「流ちょうさ」「文章構成」をジャッジすると書いてあります。

もし、40秒間もの自由な会話を完全に聞き取って理解できるとしたら、かなり賢いAIです!

 

相手が見えないやりにくさ

僕は今まで自分が受けてきた英検(2級、準1級、1級)の面接と同じノリで話してみましたが、何度もつっかえてしまいました。

理由はおそらく、「相手が見えないから」だと思います。

英検の面接の場合は、面接官がこちらを見ながらうなずいたり笑顔でリアクションしてくれるので、話しやすく感じます。

でも、スマホに向かって1人で40秒間もアドリブで話し続けるのは、かなり難しいと感じました。

何のリアクションもなく、顔すら見えないAIに向かってひたすらしゃべる・・・しかも、自分の英語を機械にジャッジされていると感じながら話すのは、かなりの「無機質感」が漂います。

おそらく、日本語でもアドリブで同じことをやったら、つっかえたり、途中で何を話しているのか分からなくなると思います。

 

パートFの対策法

このパートの対策法は、英検の面接試験とまったく同じ方法が通じます。

①自分の意見よりも、「言いやすさ」を優先させる

②決まった「スピーチの型」で話す

です。①は、「自分はこう思う!」という本当の意見を優先させるよりも、「英語でそれを解説しやすいか?」で自分の意見を変えた方が、テスト的には高得点をゲットしやすくなります。たとえば、

Q:今後、屋外や公共の建物内すべてで、喫煙を禁止すべきだと思いますか?その理由は?

と聞かれた場合。YESかNOかによって、次の意見が浮かんだとします。

【YESの場合(禁止に賛成)】

・受動喫煙による周囲の人たちの健康被害

・タバコの吸い殻ポイ捨てで街の景観が乱れる恐れ

・喫煙の回数が減ることで、喫煙者自身の健康が守られる確率UP

 

【NOの場合(禁止すべきじゃない)】

・タバコ会社がつぶれて、仕事を失う人たちが増える

・屋外で何をするか?は個人の自由で、その自由を奪うのはやり過ぎだ。

・これ以上ルールを厳しくしたら、喫煙者がより大きなストレスを抱えて、もっと不健康になる

という感じです。(あくまで文章の例です)

この場合、あなたが喫煙者ではなく、「禁止すべきだ!」という立場だったとします。

でも、いざ英語で話そうと思うと、「受動喫煙」や「吸い殻のポイ捨て」などの表現が英語で思い浮かばなかったとします。

その一方で、「禁止しない方がいい」という意見の中で使われる、「仕事を失う人たちが増える」「自由」「厳しすぎるルール」などの英語表現は頭に浮かんできたとします。

この場合、優先させるべきは、「浮かんできた英語表現を使って、すぐに文章を作り始めること」です。

バーサントは、あくまで「英語力を測るテスト」です。

あなたの意見そのものがジャッジされることはありません。

AIがあなたの意見を聞いて、

「なにぃ~?欧米では禁煙の動きがこれだけ高まっているというのに、禁止すべきでないだとぉ~!この反逆児めが!!減点!!マイナス10!!」

なんてジャッジをしてくることはありません。

あくまで、「英語での話しやすさ」を優先すべきです。

②決まった「スピーチの型」で話す

これもかなり大事だと思います。いくら自由会話だからといって、まとまりのない話をダラダラしていても、おそらくAIがジャッジできなくなります。

「聞かれたトピックをちゃんと理解できているか?」

も判断基準に入っているため、たとえ話す時の文法が正しくて、英単語もしっかり使えたとしても、途中で話がそれたり、結局何を言いたいのかが伝わらなければ、「そもそも質問を正しくリスニングできてない」と判断される危険があります。

英語圏では、スピーチやプレゼンの型が決まっています。

それは、「結論を先に言う」ということです。

①結論を言う

↓↓↓

②理由を言う(3つぐらい)

↓↓↓

③具体例を言う(証拠の裏付け)

↓↓↓

④もう一度結論を言う

という流れの「型」を、英語圏では学校で叩き込まれます。

この「型」は、日本の学校では教えないので、意識的に練習しないとできるようになりません。

しかも、それを英語でやらなければなりません。

慣れていないことをスムーズにできるようになるには、練習が必要です。

まずは負荷を軽くするために、日本語でこのスピーチの型で話せるように練習します。

日本語でスムーズにできるようになったら、英語で言う練習をします。

以上が、パートFの対策法です。

次回は、僕が「対策ゼロで受けた」結果と、「対策をしてから受けた結果」をお伝えします。

・・・つづく。

(実際に受けた時の動画はこちらです)

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